月刊オリックス・バファローズ通信

セットアッパーとして活躍 塚原頌平投手

2016年5月29日

スライダー「良い感じ」 50―60試合登板が目標

「スライダーが良い感じに決まっている」と話す塚原投手
マウンド上の塚原投手

 入団6年目の塚原頌平投手(23)が今季、セットアッパーとして充実している。ここまで中継ぎで22試合(27日現在)に登板。既に3勝を挙げ、防御率も1点台とその片りんを見せている。売り出し中の右腕に好調の要因を聞いた。

■縦振りに修正

 −今季の手応えは。

 正直に言って、キャンプでは「全然あかんわ、今年」と(笑)。オープン戦も駄目で、何が良くないのかも分からない状態で進んでいった。でも、一度下(ファーム)へ落ちて、自分の中ではもう一回“ミニキャンプ”みたいな感じでしっかりやり直そうと。タイミングが良かったですね。

 −昨年のキャンプは下半身の強化と使い方を意識していた。

 基本は変えてないです。ただ、ちょっと体が横振りになっていた。体が回っているのに、腕は縦に振ろうとしているので下と上が合っていなかった。ファームの吉田篤史投手コーチに相談して、左手を上げて縦振りにしたり、修正することで良くなった。昨年もファームで教えてもらったが、吉田コーチとは意見が合う。相談すれば、ちゃんとした答えを返してくれる。

 −球速の変化は。

 スピード自体は変わらないが、昨年よりは真っすぐで空振りを取れている。しっかり縦で腕が振れている結果だと思います。

 −登板数が増えたが負担感は。

 意外とまだ疲れていないです。昨年は交流戦に入ってからがきつかった。今年は序盤に全然投げていなかったが、チャンスをもらった。まだ20試合ほどなので、まだまだです。

■ゼロでつなぐ

 −既に入団以来最多の3勝を挙げている。

 (勝利投手)泥棒ですね(笑)。2勝は同点でいったが、あとの1勝は追い付かれた後、打線に追い越してもらった。勝ちを付けてもらったのはありがたいですね。

 −持ち味であるフォークの精度は。

 今年はスライダーの球数を増やしていて、それが良い感じに決まっている。それも調子が良い要因だと思います。球種が二つと三つでは相手打者の対応も違う。

 −以前から、直球で空振りを取るという課題がある。

 それに越したことはないですけど、やっぱり難しいですよね。今は八回を任されてますけど、真っすぐ張り張り(連投)で行かなきゃいけない場面で空振りを取るというのは難しい。今は内容よりも結果が求められているので、とりあえず失点がゼロだったら良いと思って投げています。

 −現在のモットーは。

 とりあえずゼロに抑えて、平野(佳寿)さんにつなぐこと。点を取られると流れが悪くなるので。どんな良い当たりが飛んでもゼロなら良いし、それだけですね。

 −最後にあらためて6年目の抱負を。

 今年は登板する試合数を意識したい。昨年の41試合というのは微妙な数字。やっぱり50〜60試合は投げたいですね。それだけ投げれば、1年間通してよく投げられたということだと思います。

 塚原頌平(つかはら・しょうへい) 1992年7月8日生まれ。184センチ、87キロ。右投左打、投手。茨城県出身、つくば秀英高。2010年ドラフト4位指名でオリックスに入団、背番号59。今季ここまで22試合に登板して3勝1敗、防御率は1.69(27日現在)。