月刊オリックス・バファローズ通信

球団期待の2年目右腕 近藤大亮投手

2017年3月26日
昨季終盤は2軍復帰2戦目に左脇腹を肉離れ。故障明けで「まあ、とことんですね。うみが出たんだと思います」と話す近藤選手
大阪市消防出初式に参加する近藤投手=1月6日、大阪市住之江区

 球団期待の2年目、近藤大亮投手。ドラフト2位で入団した昨年は、開幕1軍入りを果たしたもののけがで1年を棒に振った。心機一転、浮上を誓う社会人野球出身の25歳に今季の抱負を聞いた。

■またあの場に

 −昨シーズンは右肩の腱板(けんばん)炎に泣いた。克服するため、どんな意識で取り組んだのか。

 どうトレーニングしたらいいかを考えた。インナーはもちろん、僕の場合は懸垂だったり、アウターのトレーニングもやった方が良いと気付いたので、基礎的なことを続けてきました。

 −大商大時代も登板過多でけがが絶えなかった。今回は。

 ルーズショルダーなので、関節が緩いんです。投げ続けて筋肉が弱っていったのかなと。結局2、3カ月たって、アウターもトレーニングしていこうという話になり、試したところとんとん拍子に回復していった。

 −昨年は開幕第2戦で先発登板。印象に残ったシーンは。

 打者はほぼ全員なんですが、初三振を取れたのが中村(剛也)さんだったので一番印象に残ってますね。昨年はキャンプからずっとフルスロットルで開幕ローテを目指し、手放したくないという思いで無理をしてしまった。でも、今年はちゃんと自分の体と相談してやっていきたい。あれだけの大観衆の中、超一流の打者と対戦できる素晴らしい環境で投げさせてもらい、またあの場に立ちたいと強く思いました。

■目標でありたい

 −大商大OBには、岡田明丈(広島)や金子丈(中日)ら年齢の近いプロも多い。

 後輩が活躍しているのはうれしいですけど、それとともに悔しさもあって。自分は大学では目標にされる立場だったので、今後も目標であり続けたいと思っている。

 −プロ入り後の交流は。

 金子とはこの前、飲みに行きましたし、福山さん(博之=楽天)とは1月に一緒に練習しました。そのときは岡田も金子も吉持(亮汰=楽天)も来てました。監督さんにあいさつに行こうと。商大のおかげで今の自分があると思っています。

 −球団の“顔”としての期待も懸かる。今年1月にはユニホーム姿で大阪市の消防出初式に出席した。

 (放水など)今まで目の前で見たことがなかったので、感動しました。めまぐるしくシーンも変わって、消防士の方が日頃すごいトレーニングをしてるんだなと。安心やなと思いました(笑)。球団の代表として出られて光栄に思う半面、活躍しないといけないなと。

■全力投球を

 −2年目の目標は。

 すぐにけがをして退いてしまったので、開幕1軍はもちろん、ずっと1軍にいられること。それで、シーズンを通して投げ切れるように。投げ切ったら数字も出ると思うので。先発でもリリーフでも、どちらでもいけるように調整していきたいですね。

 −「投げ切る」ために必要なのは。

 体力や肩周りのトレーニング、体幹だったり、すべて連動してくるので、全体的に鍛え続けていかないといけない。

 −ファンに向けて今季の抱負を。

 昨年はあまりお見せする機会がなかったので、今季は全力投球とストレートの切れを見てほしい。ストレートで三振を取るところを見せられたらと思いますね。

 近藤大亮(こんどう・たいすけ) 1991年5月29日生まれ。177センチ、75キロ。右投右打。投手。大阪府出身、浪速高−大阪商業大−パナソニック。2015年ドラフト2位でオリックスに入団、背番号20。1軍出場1試合で3回1失点、防御率0.00。直球の最速は151キロ。