月刊オリックス・バファローズ通信

今季のドラフト1位 山岡泰輔投手

2017年5月28日

まだ壁を感じていない 常に打者に向かっていく

4年前の夏に出場した甲子園も「狭く感じた」という山岡投手
172センチの体を目いっぱい使って投げ込む山岡投手。即戦力として、先発ローテーションの一角を担う

 今季のドラフト1位ルーキー、山岡泰輔投手が早くもこのコーナーに登場。“社会人ナンバーワン”投手として注目を集め、球団やファンの並々ならぬ期待を背負う。クールで大物感漂う21歳にペナント序盤戦の手応えを聞いた。

■緊張しない

 −プロ入りから数カ月。感じた壁は。

 甘い球は見逃さないし、ストライク、ボールはきっちり見分けてくる。それでもまだ壁は感じていないですね。毎週投げる日がある程度決まっているし、社会人に比べても合わせやすい。社会人時代から寮に入って野球漬けだったので、そんなに生活は変わらないです。

 −ここまでで納得している部分は。

 1試合トータルで納得できた日はないです。でも一、二回が駄目で、三回からうまく立ち直れた試合もあるし、ゲームをつくるという意味ではできた部分もあります。自分の投球ができたら勝ちは付いてくると思う。ここまでは点の取られ方が良くなかった。

 −4月13日の千葉ロッテ戦で初登板。マウンドの印象は。

 その日に投げるのは分かっていたので、緊張もなくいつも通り入っていけた。あまり緊張するタイプではないですね(笑)。

■抑えたい

 −172センチの体をいっぱいに生かした最速152キロの直球と鋭く曲がるスライダーが武器。

 スピードを追い求めてきたわけではないですし、とにかく打者を抑えたいという気持ちから球速が増した。投げることに対して必要な筋肉を全体的に付けてきた結果。変化球は経験値だと思います。

 −同期入団では、ドラフト2位の黒木優太投手が先に1勝を挙げた。同級生では他球団に松井裕樹(楽天)や森友哉(西武)ら粒ぞろいだ。

 ライバルとはあまり思っていない。投げ合ったら確かに負けたくないと思うかもしれないですけど、自分が投げるとき以外は客観的に見ているので。投げる相手(打者)も違いますし、まったく違う話になるのかなと。

■必要な投手に

 −初めての大阪での生活。土地とファンの印象は。

 大阪は楽しいですね。東京での3年間と比べても寮生活にもまったく不便はない。お気に入りは「アラビヤ珈琲店」のフレンチトースト。イベントで交流するファンは気さくに話しかけてくれるし、元気をくれます。

 −広島県出身。地元ではやはりカープファンだった?

 実は「このチームが好き」というのはなく、テレビ中継も祖父が見ているから一緒に見るぐらいだったので、今が一番野球の試合を見ているかもしれないですね(笑)。もともと水泳やサッカー、バドミントンをやってきた中で、小学2年で友達から誘われて始めたソフトボールが一番できて、楽しかったスポーツだったので続けてきた。

 −6人組のダンスボーカルユニット、AAA(トリプルエー)をテーマ曲に採用している。

 好きですね。普段テレビを見ないので、オフの日じゃなくてもずっと曲を聞いてますね。メンバー全員が歌って踊れる男女のグループってなかなかないし、自然体で飾らないところが良いですね。

 −プロとしての将来像を教えてください。

 試合をつくりたいという思いが大きいし、常に打者にも向かっていく。将来的にはチームを勝たせることができる、チームが勝っていくために必要な投手になりたい。ファンからも必要とされる選手になりたいですね。

 山岡泰輔(やまおか・たいすけ) 1995年9月22日生まれ。172センチ、68キロ。右投左打。投手。広島県出身、瀬戸内高−東京ガス。2016年ドラフト1位でオリックスに入団、背番号13。登板6試合で34回2/3を投げ、0勝4敗、防御率3.38(26日現在)。