月刊オリックス・バファローズ通信

甘いマスクで人気 山崎颯一郎投手

2017年10月29日

投げてどんどん成長 2軍で成績残し1軍へ

長身を生かし、「バレーボールのスパイクのように上からたたくイメージで投げている」と話す山崎投手

 持ち味である角度のある直球が武器の山崎颯一郎投手(19)。189センチの大型ルーキーは、実力もさることながら、その甘いマスクも手伝い、ファームでトップクラスの人気を誇る。ファンの注目を集める右腕に1年目の手応えと将来像を聞いた。

■刺激し合って

 −プロ1年目のシーズンを終えた印象は。

 制球がばらついて試合をつくれないときが多く、2勝しかできなかったのでまだまだですね。同期入団の(山本)由伸や榊原(翼)が勝っていたので、皆より出遅れた分、焦りもありました。これから投げていく中でどんどん成長していきたい。

 −同期の存在は。

 良いライバルで、いい感じで刺激し合っている。プライベートではくだらない話ばかりしていますが(笑)。甲子園の大会があったときは高校野球の話題で盛り上がる。あの選手がいいなとか。それ以外はだいたいくだらない話(笑)。

 −甲子園に3度出場している。

 自分の代では負けてしまったんですけど、自分なりにまとまった良い球を投げられていた。マウンドが合っているのかなと思いましたね。1学年上の平沼さん(翔太・現日本ハム)のときに選抜で優勝していたので、主将に一人で優勝旗を返しに行かせるのはあかんなと、必死でした。

■縦のイメージ

 −現状の課題は。

 投球フォームのバランスですね。長いイニングを投げて疲れてくると腰が横回転になってきて、腕の位置が下がってくる。それで結構ばらついたり、抜けてしまう。体がまだしっかりできていないので、バランスと9回を投げ切るスタミナが課題です。

 −フォームで意識している部分は。

 縦のイメージですね。身長を生かして、捕手に上からボールを突き刺すイメージで投げている。感覚としてはバレーボールのスパイク。プロ入りして、球速も出るようになった。高校時代は着地する左足が外側に流れて球が浮いてしまっていたが、その割れがなくなり、球も良くなった。

 −元ソフトバンクの斉藤和巳さん(現解説者)をお手本にしているとか。

 すごく好きな投手で、投げっぷりも良い。こういう投手になりたいと思っています。身長も合っているし、動画で見て参考にしていて、すごく格好良いなと。

■勝てる投手に

 −初めての大阪での生活。

 ずいぶん慣れてきました。スイーツが大好きなんで、梅田に食べに行っている。おいしいと思ったのがパンケーキなんですけど、そこにクリームが乗っていて…、それを食うのが最高ですね。女性客しかいないので、店に入るのがちょっと気まずいですけど(笑)。

 −行くのは一人。

 先輩とか同期のメンバーと。この前は(佐藤)世那さんと梅田にあるパンケーキの店に行きましたね。榊原とかとも出掛けるし、青山(大紀)さんには実家の鉄板焼きの店へ連れて行ってもらった。あとはきまぐれに寮近くのスーパー銭湯に行くんですが、背が高いのでちょっと目立ってるかもしれないですね。

 −仲間とも刺激し合いながら成長している。2年目に向けての抱負は。

 今季は2勝1敗なので、来年はもっと投げて、勝てる投手を目指したい。上で投げるためにも、ファームでしっかり成績を残せるよう頑張りたいです。

 山崎颯一郎(やまざき・そういちろう) 1998年6月15日生まれ。189センチ、80キロ。右投右打。投手。石川県出身、敦賀気比高。2016年ドラフト6位でオリックスに入団、背番号63。1軍登板なし。