大阪ロマン紀行

 大阪のDNAを感じさせる場所や企業、人を、独自の嗅覚を持つコラムニストの岡力氏が、関西に点在するオカルトスポットを、妖怪講座が人気の亀井澄夫・妖怪研究所所長が、代わる代わる紹介していきます。二人の案内人がお薦めする“ディープ大阪”を存分にお楽しみください。

高槻バーガー

今回の案内人
岡  力
(コラムニスト)
2013年8月23日

特産品が丸くひとつに

高槻の夢が詰まったハンバーガー

 大阪と京都のちょうど中間に位置し北摂のベッドタウンとして発展を遂げる「高槻市」。

 最近では、日本でも有数の古墳地帯としてメディアでも頻繁に紹介され、歴史深い街として注目を集めている。自然に囲まれたこの地の特産物に、テングサを煮出して凍結・乾燥させた「寒天」がある。古く天明の頃より山間部の気候や炭などの資源が豊富で製造に適していたことから100年前までは、国内屈指の生産量を誇っていた。

 この寒天を使用して誕生した料理が話題を呼んでいる。高槻産のトマト、服部しろうり(ピクルス)、赤鶏たまごを使用して調理される「高槻バーガー」。「ティーズスターダイナー」オーナーの寺川裕之さんが生まれ故郷である高槻の地元食材にこだわり、考案された絶品のハンバーガーである。そして寒天は、独特のとろみを持つ特製BBQ(バーベキュー)ソースに使用されている。

 「サラリーマン時代、勤務先の名古屋で名物が多いことに驚いた。地元に戻り飲食店を開業した際、農家の方や商工会議所の方にいろいろ教えていただき高槻には、美味(おい)しい食材がたくさんある事を知った」

 直径約15センチあるアメリカンサイズのバンズに厳選された赤身ビーフ100%のパティ、そして高槻食材がガッツリ挟まった地域活性化バーガー。現在では、高槻を飛び出しさまざまな催事にも出展している。

 「ハンバーガーを通じて多くの人に高槻の魅力を知ってほしい。今後の展望としては、47都道府県全てで高槻バーガーを食べることができる店を展開したいです」とハンバーガー同様に夢はでっかい。

 昨年は、高槻の本店に続き福島区に2店舗目がオープン。大阪市内でも本場高槻の味が堪能できる。アメリカンドリームならぬ高槻ドリームで世界の飲食業界に旋風を巻き起こしてほしい。

 ■ティーズスターダイナー公式ホームページhttp://www.ts-star-diner.com/


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