相羽秋夫のお笑い食べまくり

上方落語「御札」

海鮮居酒屋「とと海月」
大阪市港区波除3の2の7 親栄産業ビル1階 06(6583)3338
午後5時〜同11時半(土は同10時半まで) 日祝日休み、予約可。
2017年1月28日

全て海鮮の「おすすめ」メニュー

店一番のおすすめ「造り桶盛り」

 信心深い魚屋が、たくさんの神社に参拝に行くので時間が掛かって、商売があがったりだ。ある日、天神様が現れ「この御(お)札を拝めばよい」と渡してくれる。それから商売が順調になる。これを知った隣家の男が、その御札を借りるが、仏壇に祀(まつ)ったために御利益がなかった。故桂枝雀が演じた新作「御札」。

 魚介を神のように信ずる人がいる。JR大阪環状線弁天町駅南口から徒歩1分の便利な場所で、2年前から海鮮居酒屋「とと海月(くらげ)」を取り仕切る林義政オーナーシェフがその人だ。

 150種近い1品(280〜3千円・全て税別)の中で、半分以上は魚介を使ったメニューである。しかも、日替わりの「本日のおすすめ」が、なんと80種ほどもあり、その全てが海鮮料理であるから驚きである。

 1番人気は、なんといっても3種の「造り盛り」(780円)。3〜4人のお客には、6種の「造り桶(おけ)盛り」(1600円)を勧めている。年中提供できる「グランドメニュー」の中で評判は、「海鮮あんかけ揚げそば」(750円)と「鯛(たい)あら煮」(550円)である。

 酒類は、「生ビール中ジョッキ」が460円。麦や芋以外に胡麻(ごま)・蕎麦(そば)・紫蘇(しそ)などの珍種も揃(そろ)った焼酎は25種ほど用意されている(1グラス380〜600円)。地酒で人気銘柄は、秋田県産の「雪の茅舎(ぼうしゃ)」(180ミリリットル580円)だ。また女性向けに、季節の果物入りの「生フルーツ酢ハイ」(480円)も完備している。104席の広い店内は宴会に適し、「ご宴会コース」(1500〜2500円で5コース・これのみ税込み)は、幹事に耳よりの情報である。

 「お客さまにとって、ここ一番の場であることを考え、誠心誠意、接待に当たっています」と藤原苗穂(なほ)店長は、鯛や鮃(ひらめ)に傅(かしづ)かれて輝く乙姫のように微笑(ほほえ)む。

(演芸評論家)