相羽秋夫のお笑い食べまくり

東京落語 「空景気」

自家製生パスタのお店
「BRABONO」
神戸市灘区高徳町6の1の8
078(843)1012
午前11時半〜午後2時と、同5時半〜同9時半
木曜休み 予約可(コースは要予約)
2017年3月4日

心込めた生パスタ

魚介たっぷりブイヤベース鍋プラン

 憂鬱(ゆううつ)な顔をしている男に友達が心配して理由をたずねると、「芋(いも)の早食い競争に勝ったので、褒美にざる蕎麦(そば)17枚を奢(おご)ってもらった上に、水をコップで30杯飲まされたため、腹の具合が悪い」と言う。友達は「それでも、もっと景気いい顔をせよ」と発破を掛けるので、男は無理して明るく振る舞う。東京落語の珍品「空(から)景気」である。

 勤勉なあなたにも、ご褒美に、同じ麺でも蕎麦ならぬパスタのおいしい店をご紹介しよう。黒田昇平オーナーシェフが、毎日心を込めて打つ生パスタを使った50種近いメニューが壮観な「B(ブ)RA(ラ)BO(ボー)NO(ノ)」は、阪急六甲駅より南側に下りた山手幹線沿いにある。

 “素敵(すてき)だ”の意の「ブラボー」と、“おいしい”というイタリア語の「ボーノ」を合わせた黒田シェフ苦心の造語である店名通り、パスタに劣らず、これまた50種近いアラカルトが大絶賛を博している。

 これらの中から黒田シェフは、「アラビアータ」(680円、全て税込み)、「あめ色玉葱(たまねぎ)とベーコンのクリームソース」(880円)、「カキとベーコンのペペロンチーノ」(1100円)のパスタと、「カキとピクルスのサラダ」(880円)、「タラと貝類のブイヤベース」(1200円)、「カボチャとベーコンのキッシュ」(680円)のアラカルトを推奨してくれた。

 こうした逸品を組み合わせたコース料理にも力を入れている。こちらは、2800円(5品)と3500円(6品)のコースの他に、2人以上12人までの、さまざまな会合用プラン(2200円、2700円、3千円)が用意されている。飲み放題(1800円)やケーキのオプションがある。

 グラスワイン(500円から)や生ビール(550円)、ランチ(880円、980円)も見逃せない。

 「イタめしはパスだ」と言わず、パスタを食べよう。

(演芸評論家)