相羽秋夫のお笑い食べまくり

東京落語 「鉄拐仙人」

2017年6月10日

本物の広東料理 手軽に

中国ムードの漂う店内で中田オーナーシェフ

 唐(中国)のとある町に貿易商“上海屋”がある。創立記念祝賀会に鉄拐(てっかい)仙人を招待する。この仙人は、本人と同体の仙人を吐き出す技が得意で人気を呼ぶ。それを威張(いば)り始めたので、別の技を持つ張果郎(ちょうかろう)仙人を連れて来て競わせる。故立川談志が得意とした珍しい噺(はなし)「鉄拐仙人」だ。

 中国料理のシェフ一筋に30年。石川県で生まれ、金沢市内の有名ホテル3店で腕を磨く。そこで知り合った香港出身の中国人シェフから広東料理の極意を学び、神戸の有名中国料理店「昌園」や「東天閣」で中心的存在だった中田満さんは、3年前にJR神戸線六甲道駅近くに、念願の店「翔龍(しょうりゅう)」を開店した。プロ野球日本ハムファイターズの4番打者中田翔と同姓同名の、中田さんの長男の名前を店名に入れて、熱い家族の絆を込めた。

 中田さんは金沢時代、タレント清水ミチコのテレビ番組にレギュラー出演したことのある有名人で、作り出す広東料理の数々は、「本格の味だ」と、早くも大評判なのだ。

 定番とその日のおすすめ料理は、常時40品(450〜2千円、全て税別)ほど用意してある。中でも、「ピータン・エキストラ・バージンオイル」(550円)、「スペアリブの香り揚げ」、「麻婆(マーボー)豆腐」(共に千円)、「海鮮おこげ」(1480円)などは「ぜひ食べてみて下さい」と、シェフが太鼓判を押す。

 ランチの「酸辣麺(サンラーメン)セット」(平日のみ、千円)、「限定中華粥(がゆ)ランチ」(土日祝のみ、1200円)も超人気である。コース料理は「スぺシャルランチ」(昼のみ、1500円)と、前日までの予約で昼1500円から、夜3千円から相談に乗ってくれる。「甕(かめ)出し紹興酒」は、550円(グラス)、1100円(300ミリリットル)、1900円(500ミリリットル)だ。六甲の峰高く飛翔(ひしょう)する龍の勇姿に重なった。

 (演芸評論家)

広東料理 「翔龍」
神戸市灘区深田町2の3の5
清水ビル1階 078(858)1750
午前11時半〜午後2時半(ランチ)と同5時半〜同10時
水曜休 予約可。