相羽秋夫のお笑い食べまくり

東京落語 「宝来」

2017年8月12日

絶品の広東料理一筋

他店がまねできない味の「鯛の姿蒸し」

 商家の旦那、「初夢を見たい」と、宝船の絵を買ってきて眠る。すると夢の中に七福神が現れ、旦那が悦に入っている所で目が醒(さ)める。番頭に夢の説明をする。「宝来という宝物を私が海に放り込むと、七福神が宝船に乗って登場する」と話すと番頭が「その宝来とはどんなものです」と尋ねるので旦那「破れた蚊帳だ。吊(つ)る(鶴)と蚊め(亀)が舞い込む」。「宝来」と題する東京落語である。

 中国では“健康”と“繁栄”の宝石とされる翡翠(ひすい)を英語で表現した「Jade(ジェイド) G(ガ)ard(ーデ)en(ン)」(翡翠園)が、JR京都線茨木駅前で大評判を呼んでいる。

 「横文字の店名の中国料理店を作りたかった」との若林三雄オーナーの狙いがピタリと当たった。それを実現させたのが、広東料理一筋に20年近いキャリアの貴島(きじま)伸幸料理長だ。中国料理の命である火力に最大の力点を置き、強力な温度の炉を設置した。さらに新鮮な食材をそろえる、下ごしらえをしっかりする、うま味調味料や合わせ調味料を一切使用しない、この4点を忠実に守っている。

 料理長が絶対の自信を持つ「特製チャーハン」(1260円・ランチとコースを除き全て税込み)と「ねぎとチャーシューの細切り汁そば」(1100円)、「変わり餅揚げギョーザ」(660円)がお勧めである。

 「本日の鮮魚の姿むし」(2千円から)や、「旬魚の丸揚げ」(要予約で2千円から)、あるいは「仔(こ)豚の丸焼き」(10人以上の要予約で3万円から)、珍しい尾の部分の「気仙沼産ふかひれ姿煮込み」(2人前で6200円)などは、他店にはないユニーク絶品料理だ。「平日限定ランチセット」(1080円・税込み)や、昼夜4種のコース料理がお得である。本場の「紹興酒10年物甕(かめ)出し」は、グラスで600円と安い。

 翡翠色のグリーンそのままに、透明感と安らぎを与え、“微酔(びすい)”に浸れる店である。

(演芸評論家)
中国海新「Jade Garden」
大阪府茨木市西駅前町6の22 072(645)3000
午前11時半〜午後2時半(平日のみランチも)、同5時〜同10時、水曜休、予約可。