相羽秋夫のお笑い食べまくり

上方落語「稲荷のみやげ」 

2017年9月2日

美味でヘルシーな仏料理

夜の人気料理「パルシコース」

 親に勘当された若旦那が、わびを入れる方法を伯父に相談する。「お前の親父はお稲荷様を信仰しているから、“稲荷のみやげ”を持って帰れば許してくれよう」と教えられ、その通り実行する。しかしみやげの菓子折りを父に渡した途端、木の葉に変わってしまう。上方落語「稲荷のみやげ」である。大阪人の稲荷信仰のシンボル「玉造稲荷神社」門前でフランス料理を提供する「レストラン リール」に、父親を招待すれば、勘当が解けること請け合いだ。

 店名は“大声で笑う”の仏語で、「笑顔でお帰りいただける料理を作るのが私の使命です」と、10年程前に店を引き継いだ2代目のオーナーシェフ中山雅雄さんが決意を語る。

 大阪府内の農家で無農薬栽培された新鮮な野菜や旬の魚を手にしてから、その日にメニューを考える。“おしゃれで美味でヘルシー”が、中山シェフの料理の原点になる。日替わり、週替わりのコースメニューのみで、ランチが1720円(全て税込み)、2160円、3450円、5400円(これのみ要予約)の4コースある。人気は、前菜・スープ・魚または肉料理・デザート・コーヒー・自家製パンの2160円コース。

 ディナーは、2940円、4320円、6480円(要予約)・8840円(要予約)の4コースがある。昼夜とも、ハーブの種類から取ったコース名が付けられている。料理に一切砂糖を使用しないため、デザートで甘味が満喫できるよう配慮されている。フランス産ワイン(グラス800円、ボトル3240円から)は、ぜひ賞味されたい。8〜20人の特別コース(要予約)や、「お子様ランチ」(要予約で780円)もあって、子ども大歓迎だ。40席のテーブルには、プロのフラワーアレンジメントの香織夫人の花が添えられている。

 また、ホームパーティー用の「持ち帰り弁当(要予約)」があり、これが本当の“稲荷のみやげ”である。(演芸評論家)

フランス料理「レストラン リール」
大阪市中央区玉造2の4の13 上町ロングピア1階 06(6767)0567 午前11時半〜午後2時(ラストオーダー)と同5時半〜同8時45分(ラストオーダー)月曜休・予約可