連載・特集

街を奏でる人

女性による女性のための債務整理相談

YSパートナーズ代表司法書士
山口 良里子さん
2009年8月16日
街を奏でり人 YSパートナーズ

 「大好きな大阪で多くの方に喜ばれる仕事がしたい」と、1年間の猛勉強の末、独立系資格である司法書士の資格取得に挑戦。1999年、合格率3%の難関試験に一発合格した。

 大阪市内での司法書士事務所勤務などを経験した後の2006年3月、「出会いを生み出す力に変える」という願いを込めてYSパートナーズをオープンした。

 現在は「女性による女性のための債務整理相談」をテーマに活動。国内の消費者金融利用者は少なくとも1400万人、多重債務者は200万人以上といわれているが、女性の多重債務者の場合は法的な相談窓口への接触は少ないのが現状だ。

 女性が借金を抱えるイメージはブランド品や高級衣装などの衝動買いによる浪費のイメージが強い。しかし、現実はと言えば、「長引く景気の低迷で夫がリストラに遭い、家庭を守る妻が生活費、子どもの教育費のため、夫に内緒で借金を背負うケースがほとんど。にもかかわらず女性は、私の家計管理が悪いからと思い込み、夫にも言えずに長年悩みを一人で抱え込む傾向が強い」と山口氏はいう。

 また、「セクハラにより退職を余儀なくされできた借金や予定外の妊娠、男にだまされてつくった借金など女性の多重債務問題には、女性特有の悩みが併存していることが多い」。

 同事務所のスタッフは全員が女性。法律事務に精通するだけでなく、カウンセリングの研修も受け、依頼者と同じ目線で依頼者の心に沿った真の問題解決を目指す。

 「借金問題は必ず解決できます。一人で悩まないで」とアドバイスを送る。

 座右の銘は「やってみなくちゃ分からない」。好きな食べ物は「たこ焼き」。

 大阪市北区中崎2、36歳。