連載・特集

街を奏でる人

元気いっぱい全国で披露

日本舞踊藤間流
藤間昭良こと
毛見  孝さん
2012年2月5日

 日本舞踊の藤間流の藤間昭良として、日本各地の老人ホームなどをボランティアで回り踊りを披露している毛見孝さん。ことし3月には90歳の誕生日を迎えるが、「喜んでもらえるのが最高の報酬」と、元気いっぱいの笑顔を見せる。

 小学6年生の時に亡くなった父親が仕舞をやっていたため、幼くして踊りを父親から学んだ毛見さん。戦時中は軍隊にも行った。終戦後は日本に戻りガス会社勤務やミシン会社の販売などさまざま仕事を経験したが、あくまでも踊りが最優先だった。

 過去には毎日放送のテレビ番組「素人名人会」に出演し、名人賞受賞の経歴を持つ。このほか焼き肉、ホルモン、洋食レストランなどを全国展開する五苑マルシングループが、社会貢献活動の一環として運営する「なにわ一芸一座」のメンバーにも、名を連ねる。

 老人ホームへのボランティア公演は、甥(おい)の運転する車に乗り、全国各地を回ってきた。2人で時にはユーモラスに笑いを交えながら、ステージを務める。

 健康の秘訣(ひけつ)は水泳。毎日のように区民プールに通い、体力づくりは欠かさない。「今、やりたい」その思いで次の舞台に備える。

 東成区在住。89歳。