きらめきびと

人間関係の構築こそ力

輸入食材のヴィスタジャパン社長
藤田 憲一さん
2016年10月26日

 「相手の生きざまや信念に共鳴し、分かり合おうとすれば深い人間関係が築ける。人間に始まって、人間に終わる。これまでも人間関係に助けられてきた」。輸入食材の販売や新商品開発などを行うヴィスタジャパン(中央区大手前1丁目)の社長、藤田憲一さんはしみじみと語る。

 丸正産業(現ソマール)の食品部で食品業界を担当し、インスタントラーメン用の乾燥野菜の輸入に携わる。その後森下仁丹などで輸出入業務の経験を経て、ギャバンスパイス(現ギャバン)の神戸支店長などを務め、1993年にギャバンの一次代理店として会社を設立した。

 紆余(うよ)曲折、これまでさまざまなことがあったというが「雨降って地固まる、人生万事塞翁が馬。基本的に楽観主義だから、崖っぷちに立った時にも深刻さはなかった。深刻に考えることと真剣に考えることは、次元が違うから」。真剣に、誠意と熱意で仕事に向かってきた。

 昨年4月からは大手前一丁目振興町会、大阪大手前一丁目商店会の会長も務め、地域活動にも従事。自宅の城東区のマンション住民らと生活環境の整備を目的に発足した花と緑を育てるボランティアグループ「大阪城公園スカイハイツグリーンクラブ」の活動も約20年続けている。

 「言い訳するのは潔しとしない、という思いから(会長職など)頼まれたら避けないで取り組もうと。仕事をしている現役の今だからこそ地域活動も続けられるし、新たな活力が生まれている」と充実感に満ちた表情を浮かべた。

 北区生まれ、69歳。ヴィスタジャパンのホームページはhttp://vista-japan.co.jp/