きらめきびと

まだまだ支援必要

東日本大震災被災地の岩手県に派遣された大阪府災害対策課課長補佐
石地 浩二さん
2017年5月15日

 東日本大震災で被災した岩手県に2014年から今年3月末までの3年間、派遣されていた。同県大船渡市にある県の出先機関「大船渡土木センター」に所属し、津波で被災した護岸の復旧と防潮堤や水門施設の整備に当たった。

 現地への着任は震災発生から3年が経過したころだった。当時の街の印象を「復興が進んでいないと感じた。防潮堤も一部しかできていなかった」と振り返る。

 土木職の経験を生かし、「自分のできる仕事で復興に貢献しようと与えられた仕事に取り組んだ」と話す。しかし現地ではさまざまな課題にぶつかった。

 岩手県が建設業者と工事の契約を結んだものの、各地で多くの工事が行われていたため、人手や資材、建設機械が不足し、予定通りに工事が進まないことがあった。「もどかしい気持ちだった」と語る。

 懸命に業務に取り組み、「住民が新しい生活に踏み出す姿を見るのがうれしかった。しかし、まだまだ支援が必要」と感じている。

 現在も岩手県には府職員18人が派遣されている。「一日も早く復興するよう力を合わせてほしい」と話す。一方、南海トラフ巨大地震が発生した場合、府内で大きな被害が想定されている。「岩手県での経験を生かして、役に立ちたい」と語った。



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