きらめきびと

公庫のDNAを継承

日本政策金融公庫の中小企業事業本部近畿地区統轄
古川 孝治さん
2017年5月23日

 「先輩たちが長年築いた公庫のDNAをしっかり継承していきたい」と古川統轄(57)。日本公庫が培った中小企業との信頼と目利き力の大切さを肝に銘じる。

 前任は中小企業事業本部の事業企画部長。福岡の出身で子どもの頃から転勤族だったが「勤務も関西に住むのも初めて」と話し、関西は「人情味の厚い人が多い」と感じる。

 同本部は、融資、信用保険などの多様な機能で地域経済を支える中小企業・小規模事業者を金融面から支援し、その近畿2府4県を管轄する。

 緩やかな回復基調の見通しが続く近畿地方は、訪日外国人客の増大、工場や物流関係でも設備投資の声が聞こえ、「企業の皆さんに元気が出てきているのかなという印象」。

 日本公庫では新規事業ベンチャー、海外展開、企業再生にも力を入れ、特別貸し付けメニューも充実し、「攻め」の経営のサポートに努める。

 また「政策金融機関としてどれだけリスクを取っていけるか」と将来の発展性を見極め、企業再生に導いた時にはやりがいを実感。最終的に「中小企業は人」との思いがある。

 趣味は読書で「『任地を愛す』のように、土地を知るため休日はまち歩き」を楽しみ、「よそ者なりに感じたことを発信できれば」と語る。