きらめきびと

若者に大阪らしさ伝えたい

城東区の下町“がもよん”で食をテーマにした落語会を計画中の落語家
桂 文三さん
2017年8月6日

 「自分の落語は食べるしぐさにこだわりがあり、食をテーマにした落語で陽気になってもらいたい」

 昨年、上方落語の定席、天満天神繁昌亭で活躍した落語家を表彰する第11回繁昌亭大賞で大賞に選ばれた。

 大阪府柏原市の長屋で育ち、1991年、故・五代目桂文枝に入門。大阪・玉出の下町で修行時代を過ごした。「変わったことが嫌い」で、師匠譲りの古典落語を地道に演じてきた。

 現在、長屋風情が残る城東区の下町“がもよん”で食をテーマにした落語会を計画中。同地区は古民家を改装したおしゃれな飲食店の出店が続き、若い人も多く訪れる注目スポット。

 「がもよんは5、6年前に日本舞踊の稽古でよく来ていました。人と人のつながりが希薄になっている中で、自身が培った大阪らしい空気を若い人に伝えていきたい」と抱負を語る。