きらめきびと

日々勉強し「格好良く」

大阪中学校体育連盟準硬式野球部審判長(大正中学校教諭)
大橋 秀典さん
2017年8月22日

 「プレーボール!」−。12日に東大阪市の花園中央公園野球球場で開かれた、中学生が全国で唯一トップボール(準硬式)を使用して行う大阪中学校優勝野球大会の決勝戦。本年度で定年退職となる大阪中体連準硬式野球部審判長の大橋秀典さん(59)が、力強いコールを響かせた。

 大橋さんは、同部の現部長・藤田幸克さん(守口一中教)の後任として2014年に審判長に就任。「みんな過大評価している」と大役を謙虚に受け止め、審判関連の専門書を時間を見つけては開き、「日々勉強」に努めてきた。

 「審判がだらだらしていれば試合はしまらない。アウト、セーフはもちろん責任は大きい」と大橋さん。スピーディーな試合展開を心掛け、走り、腕を広げ、声を上げる。「誰かに見せたいのではなく、ただ自分の中で格好良くありたい」とはにかむ。

 決勝戦は白熱した投手戦となり、テンポ良く試合が進んだ。7回1時間9分で試合終了。大橋さんは大粒の汗をぬぐいながら、「攻守交代や投球のリズムなど、どちらの選手も動きが良く、決勝にふさわしい良い試合になった」と充実感を漂わせた。

 今夏の花園は、若手教諭らも審判に入る機会が多く、「僕らの時代は先輩がたくさんおられて考えられなかったが、いい経験になる」と頼もしく見詰めてきた。ただ経験を自信に変えるだけでなく、「日々の勉強など、自信を持つだけのことをしないといけない」とも指摘する。

 専門書に出てくるという言葉を引用し、「審判も“ハッスル”してほしい」と、後輩にエールを送る。