きらめきびと

工芸教室の魅力発信

大阪市立クラフトパークの運営課長
河田 和美さん
2017年9月19日

 1999年にオープンした公共施設の工芸教室だが、競争力が不可欠な時代にあって2015年度から独立採算の運営を始めた。現場責任者としてのミッションは認知度の向上。咲くやこの花館、大阪歴史博物館、市立科学館などの市内公共施設を引き合いに「知られていないコンプレックスがある」とPR活動に余念がない。

 地下鉄駅構内の掲示板にポスターを貼ったり、グランフロント大阪の集客イベントに参加したり…。職員・講師陣が走り回り、知恵を出し合った結果、16年度の受講者数は13教室で延べ4310人を数え、過去最高を記録した。

 「芽が出てきた」とPR効果を感じ、新たに動画の発信も試みるが、一方で、工芸品を作る喜びをもっと広く伝えたいと考えている。受講生の中には孫のためにベビーベッド、子供服の整理ダンス、勉強机を順々に作りたいと木工教室に通う女性の姿もあり、「真心を込めて作ることが贈る喜びにつながっている」と話す。

 現在は木工をはじめ金工、陶芸、ステンドグラス、キルンワークなどの教室を備え、10月22日には体験イベント「クラフトパークフェスタ」を地元の平野区役所共催で開く。「ものづくりの心を培い、子どもたちに伝えてもらえれば」と来場を呼び掛けている。