きらめきびと

ものづくりの現場に女性を

佐多 はつみさん
「溶接女子プロジェクト」を立ちあげたカネタ代表
2017年12月19日

 「近い将来、ものづくりの現場で活躍できる女性の人材を育てたい」。DIY女子というワードが一般化され、女性のものづくりに対する関心は深まっている。そんな中、これまで男性の職種と思われていた「溶接」というものづくりの現場で活躍できる女性の人材を育成しようと、「溶接女子プロジェクト」を立ちあげた。

 佐多はつみさん(64)は“ものづくりの町”摂津市の町工場の女性経営者。レーザー加工・曲げ加工から職人がつくる製缶加工品まで幅広く手掛け、ものづくりにこだわっている。しかし、日本のものづくりは世界でも信頼性が高いが、その仕事に関わる高い技術を持った職人は減少しているのが現状だ。

 11月からは溶接女子プロジェクト体験講座を自社工場内で開講。体験した手作り作家の松本倫代さんや、パステルアート「ゆびまるこ」を主宰する高雄良子さんは「技術を磨き、いろんなものを作りたい」。摂津市商工会経営指導員の島内嘉紀さんも「女性のものづくりの参加で摂津市がもっと元気になるように応援したい」と好評だ。

 佐多さんは「機材やエプロン、ヘルメットなどの保護具を用意し、溶接工芸家の講師をお招きしています。最初は趣味から始め、将来的には現場で働ける溶接女子を育成したい」と将来を見据える。