新区長 横顔拝見

 新年度を迎え大阪市24区では14人の新区長が誕生した。区の魅力や課題をどう捉え、自身の力をいかに生かして区政を運営していくのか思いを聞いた。

東成区 麻野 篤区長

2017年5月3日

キーワードは多様性

区の将来のキーワードに「多様性」を掲げる麻野区長

 −区の魅力をどう伸ばすか。

 東成区は、文化と歴史が豊かで区民が承継活動に熱心。前職の国際協力機構(JICA)では、アフリカで住民参加型の地域開発の仕事をしており、力を生かしたい。一方で区内はものづくり企業が多い。技術力の高い会社が海外展開を目指せる枠組みを構築できれば。関係機関との調整役を担っていく。

 −区の課題への対策は。

 地域コミュニティーの結び付きは強く地元愛は強い。ただ新しく転入してきた方々の関わりが薄い面もある。関心のあるテーマを設定して参加のきっかけにできないか。JICAの仕事もそうだったが、誰かの役に立つのはやりがいになる。老若男女や障害者、外国人を含めた「ダイバーシティ(多様性)」がキーワードになるのでは。

 −区の将来像をどう描くか。

 区の運営方針に基づきつつ多様性をテーマに活性化を図りたい。住民には、地域参加で支え合う楽しさや喜びを感じられるようにし、他府県から訪ねてきた人たちが住みたいと思うまちを目指す。

 −週末の過ごし方は。

 働くことが楽しくて特に趣味を持ってこなかったが、仕事が入っていない時は町歩きをしており、いい町並みを体感している。

 【プロフィル】あさの・あつし 国際基督教大卒。邦銀や外銀に勤務後、1997年に国際協力機構入構。セネガル事務所、マダガスカル事務所などの勤務をへて2013年5月からチュニジア事務所長。大阪市天王寺区在住。51歳。