トレンド特急便

講談の魅力、CDに収録へ

2018年4月18日

寄席「動楽亭」でのライブ 5月6日、6月10日

 今夏に発売する講談ライブCDの収録会が、5月6日と6月10日に大阪市西成区の寄席「動楽亭」で開かれる。企画したのは出版・音楽・映像・デザイン・イベントなど「文化的ものづくり」を手掛ける出版社「レベル」(大阪市中央区、亀井澄夫社長)。講談のCDが「ほんの少ししか発売されていない」ことに疑問を抱いた亀井社長が、「なみはや講談協会」の協力を得て、実現へと動きだした。講談ブームの火付け役となるか−。


出演する(左から)旭堂南鱗さん、旭堂南華さん、旭堂南海さん、旭堂南湖さん、旭堂鱗林さん

 出演は両日ともに、同協会メンバーの旭堂南鱗(なんりん)さん、南華(なんか)さん、南海(なんかい)さん、南湖(なんこ)さん、鱗林(りんりん)さんの5人。5人がそれぞれ2席を収録、5枚のCDを同時発売する予定だ。

 「右の大袖は赤糸、左の大袖は白糸、源平おどしわけの大鎧(よろい)を一着なし…小牧(こまき)の鹿毛(かげ)と名付けられた名馬にうちまたがり、朱塗りの槍(やり)を小脇にかいこみ馬を飛ばして参りましたのは」

 独特の抑揚と畳みかけるようなリズムで、色鮮やかに武将のイメージが頭の中に浮かび上がる。南湖さんが語る「難波戦記」の一場面だ。主人公は真田幸村。江戸時代から語り継がれる「大坂の陣」のもう一つの結末を語る講談で、「映画 講談 難波戦記−真田幸村 紅蓮(ぐれん)の猛将」というタイトルでDVDとして発売されている。

 「近年、CDは少し出しやすくなったが、数は少ない」のが現状。南湖さんは今回のCD発売について「講談は見に行くものではなく、聞きに行くもの。現時点でのベストを残そうと思うので、物語の面白さを感じてもらいたい。講談を知ってもらう機会になれば」と意欲を見せる。

 亀井社長は「講談は史実に基づいている部分が多く、勉強にもなる。涙が出る人情噺(ばなし)、テンポのいい修羅場読みなどが講談の魅力。みなさんの拍手や笑い声などもCDになります」と収録会への参加を呼び掛ける。

 第1回収録は5月6日午後6時半開演、第2回収録は6月10日午後6時半開演。料金は前売り1500円、当日2千円で、定員になり次第締め切る。問い合わせは電話06(6634)0251、レベル併設の日本妖怪研究所。



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