トレンド特急便

「ねこふん」好評開催

2018年5月16日

23のギャラリー連携 絵画や写真、個性豊かに

バーが併設された「ルンチェルンバ」に展示された作品
クニオギャラリーに展示されている作品
クニオギャラリーに展示されている作品

 大阪市内の23のギャラリーがネコをモチーフに次々と開催していく「猫ふんじゃたなギャラリーたち」(愛称・ねこふん)が好評だ。絵画や写真、陶芸、雑貨など、開催期間中は市内各地で個性豊かなネコたちに出会えるとあって、府内外から来場者が集まっている。同展の開催期間は4月18日から6月17日までだが、ギャラリーごとに開催期間が異なる。

 現在、大阪市北区の「Kunio Gallery(クニオギャラリー)」(天満3丁目)では「3人の猫展」と題して、佐藤邦雄さん、寺田順三さん、玉村ヘビオさんのイラストレーター3人によるTシャツの発売記念展を催している。佐藤さんの擬人化されたネコ、寺田さんのデザイン性の高い作品、玉村さんのシンプルな線が持つ雰囲気など全く異なる作品を楽しめる。

 6月3日午後2時から同4時まで、保護猫の譲渡会を開催予定で、里親になれる人の来館も呼び掛けている。

 同市北区の「Gallery&Bar ルンチェルンバ」(西天満4丁目)は、さまざまな舞台で活躍する俳優の大竹修造さんと梅田千絵さんが運営し、バーを併設。芝居や朗読会、ライブなども催す異色のギャラリーだ。「ねこふん」への出展は2回目で、写真や絵画、陶器に毛糸や鉄などを用いた造形作品など、多彩なネコのアートが並び、喫茶やアルコールを楽しむこともできる。

 佐藤さんのマネジャーでクニオギャラリーを運営している川端樹里子さんは「一つのギャラリーだけでやれることは限られているので、ギャラリー同士で何かやりたかった」と話し、梅田さんも「ネコ好きの人は多く、これまでとは違う人が来てくれる」と喜ぶ。

 クニオギャラリーを訪れていた会社員の女性(40)=神戸市=は「ネコとカエルが好き。小さなギャラリーは落ち着いて見られるので他も見たい」と満足した様子だった。

 今回で10回目となる「ねこふん」を企画したのは同市中央区で「10Wgallery(テンワットギャラリー)」(平野町1丁目)を営む酒井章子さん。同ギャラリーにネコが迷い込んできたことがきっかけで始まった「ねこふん」は2009年の4店舗から23店舗まで拡大。ガイド冊子「ねこふん」も好評で、春の大阪のネコ祭として全国的にファンを持つイベントに成長した。酒井さんは「ギャラリーごとに個性があるので新しいネコと出会ってほしい」と話す。