トレンド特急便

訪日客、働く女性を狙う

高島屋大阪店の「なんばダイニングメゾン」
2018年6月20日

新店加えリニューアル

15日にオープンした店が並ぶ9階フロア
関西初上陸の「ミゲルフアニ」のパエリア
職人が自信の鶏を丹精込めて焼き上げる「難波 鳥幸」

 高島屋大阪店(大阪市中央区)の7、8、9階のレストランフロア「なんばダイニングメゾン」が、新店を加え今月でリニューアルが完了した。訪日外国人や30、40代の働く女性層などを意識。“エキウエ”の好立地でランチはもとより、気軽に楽しめる幅広い店舗構成でディナー需要の取り込みを図る。

 ダイニングメゾンは2010年に開業し、訪日外国人の増加などを要因に2017年は開業以来2番目の売り上げだったという。

 今回の改装は3月から始まり、新業態2店、初出店6店の計8店が新規。このうち5店が今春に開店し、今月15日には3店が新たにオープンした。従来の人気店など計35店舗がそろった。

 リニューアルを手掛けた高島屋100%出資子会社・東神開発の担当者は「カジュアルな店舗で入りやすく、30、40代の働く女性など立ち寄っていただけたら」と狙いを説く。

 最近のなんばエリアは訪日外国人の増加のほか、「ウラなんば」「座ウラ」などが人気となり、夜の街としてのにぎわいもみせている。こういった周辺の変化を踏まえ、ダイニングメゾンでは「なんばのおいしいエキウエ、お値打ちぞろい35店舗」をコンセプトにラインアップした。

 今春は、ウラなんばの人気店「洋食あじと」(8階)、黒門市場でマグロ丼などが評判の「まぐろのエン時」(7階)が初出店。新業態では、和風創作スパゲティなどの「一凜堂」(同)、体に優しいメニューのビアキッチン「オンザスクエア」(8階)の2店が開店した。

 リニューアルの中心となった9階は、開放感とにぎわいのある空間に。京都鴨川床ビストロの「イカリヤ食堂オオサカ」が4月に大阪初進出したほか、今月15日には、スペイン料理店「ミゲルフアニ」が関西初出店し、国際コンクールで優勝した自慢のパエリアなど本場の味が楽しめる。

 さらに高島屋のレストランフロアでは珍しい店舗で、ランチの提供とともに、夜の立ち寄り地を印象付ける。こだわりの焼き鳥とソムリエ厳選のワインを提供する「難波 鳥幸」、海鮮や牛肉などの炉端料理と各地から取り寄せた日本酒が味わえる「炉端の佐藤」がオープンし、大人の夜需要を見込む。

 ダイニングメゾンは、午前11時から午後11時まで営業(一部店舗で異なる)。