トレンド特急便

思い出をフィギュアに 南港・赤レンガ倉庫のステーキレストラン

2018年9月19日

リアルな3D作成機を導入

妊娠中や愛犬、大切な時を形に残す3Dフィギュア
54台のカメラを設置し、全方位から一瞬で全身をスキャンできる「ドゥーブ リケーター」 

 「思い出をカタチに」−。大阪市港区の赤レンガ倉庫にあるレストラン「アカレンガ ステーキハウス」は、細微な表情まで再現するリアルな3Dフィギュア作成機「doob licator(ドゥーブ リケーター)」を8月から導入した。担当者は「大切な記念日の思い出を時を超えて残してほしい」とPRしている。

 赤レンガ倉庫は、1923(大正12)年に住友倉庫として建設。99年に大阪市に移管された後、自動車販売のGLION(ジーライオン、神戸市)グループが本格的なクラシックカーミュージアムとして活用を始めた。

 館内には、自動車創世期からのビンテージ車をはじめ、国内外の名車約200台が展示されている。優雅な異空間を求めて、誕生日や結婚記念日、またはプロポーズといった人生の節目の場所に選ぶ人も多いという。

 倉庫内のステーキハウスも「アニバーサリーレストラン」をうたい、料理とともに別途スカイクルーズサービスも行っている。そして、「思い出を残す新しい形を提案したい」(GLION江村正規ブランディング広報室長)と、3Dフィギュア作成機を導入した。

 「ドゥーブ リケーター」はドイツの企業が開発。内部は360度54台のカメラが設置され、撮影時間はわずか0・01秒と一瞬。顔の表情や服のしわまで瞬間でスキャンでき、動き回る子どもやペットもストレスなく撮影できる。データはドイツに送られ、現地で製造して約2カ月で完成する。

 家族集合や愛犬を抱いたフィギュアのほか、結婚式のウエルカムボードの横に置くために注文するカップルがいたりと好評だ。「デートやプロポーズの記念日の思い出を写真ではなく、フィギュアという特別な形で残して」と江村室長。大切な思い出や人やモノを一瞬で“未来”へとつなぐ。

 サイズは10センチから35センチまで6サイズ展開。料金は10センチ1万2千円から。フィギュア作成のみも予約可能。