連載・特集

亀井澄夫の妖怪不思議千一夜


吹田市南吹田および西の庄町

 吹田の西の庄に力持ちの太左衛門という男がいて、飯がたらふく食えるというので、新田まで行って草刈りを引き受けた。両手に鎌を持ちザクザク草を刈っていく様は、まるで現代の草刈り機のよう...
2019年1月14日

寝屋川市

 昔、寝屋川に西坂という坂があって、その登り口に、せんだんの木があった。いつしかたちの悪い妖怪が出るようになり、道端にいい温泉が湧いていると思って漬かっていると肥だめだったり、歩い...
2018年12月11日

高石市取石

 昔、取石村(とろしむら)に太助という男が、寝たきりの母親と暮らしていた。母の看病をしながらの毎日なので働くのもむずかしく、生活は苦しく貧しかった。ある夜、戸をたたく者がいて、開け...
2018年11月26日

豊中市服部緑地

 大阪の妖怪の話は、たいてい狐(キツネ)か狸(タヌキ)か河童(カッパ)である。他にもあるにはあるが、妖怪話が他府県ほど豊富ではない。今回はその中でもオーソドックスな河童の話。よく言...
2018年12月24日

富田林市廿山

 富田林の錦部村に惣太という5歳の子がいて、両親はいつも「惣太、引谷池にはぜったい行くな」と口をすっぱくして言っていた。というのは池に凶悪な河童(カッパ)がすんでいて、子どもを引き...
2018年11月13日

河内長野市天見

 伊勢神宮の造替(ぞうたい)工事を行った大工の棟梁(とうりょう)の話。
2018年10月29日

大阪市西区新町

「無鬼論」を書きそこねた学者
 阿積桐石(あさかとうせき)という学者が白髪町、今で言う西区新町にいた。昔は儒医として名高い人物であったが、昨今の鬼神を信じ地獄や極楽など、ありもしない世界を恐れる風潮に嫌気がさし...
2018年10月15日

高石市

 高石に正直者で仲の良い夫婦がいた。いっしょになって10年になるが子どもができない。どうしたものかと思っていると、家の近くの橋のたもとに地蔵が立っているのを思い出し、願掛けをしたら...
2018年10月1日

富田林市甘南備

 富田林市甘南備(かんなび)の峠に鬼が出るといううわさが流れ、たいていの人は怖がって遠回りするところを、一人の男が「鬼が出るって。そりゃおもしろい、いっぺん見たかったんや」と、のん...
2018年9月17日

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