連載・特集

亀井澄夫の妖怪不思議千一夜


大東市

 大阪市鶴見区ではなく大東市の茨田(まんだ)郷に伝わる話。父が早くに亡くなった小兵衛は、母との2人暮らし。母子は仲良く暮らしていたが、小兵衛が嫁をもらってから家の中が険悪ムードにな...
2017年9月12日

大阪市中央区千日前

 これは明治14年、千日前(元の南区南阪町)での出来事。武藤平三郎という男が妻と7歳になる娘を連れて2階建ての借家に引っ越してきた。家族にとって2階建ての家はあこがれで、ウキウキし...
2017年8月14日

大阪市東成区

 摂津国東生(ひがしなり)(現在の東成区)撫凹(なでくぼ)村に裕福な長者がいた。ある頃から重い病にかかったが、そのとき異国の神が現れ「毎年牛を1頭ずつ生け贄(にえ)に捧(ささ)げよ...
2017年7月31日

泉大津市

 和泉国和泉郷下痛脚(あなし)村(現在の泉大津市)に一人の若者がいた。悪い男で人のいやがることをし、いつも野山を歩いては鳥の卵を見つけて煮て食べていた。754(天平勝宝(てんぴょう...
2017年8月28日

柏原市

 天正5年10月、小石伊兵衛は松永久秀の部下として、河内(柏原市)の城にこもり織田信長の軍と戦っていた。しかし落城は時間の問題。ついに小石は城を抜け、弓削(ゆげ)という所にいた妻を...
2017年7月17日

阪南市黒田「幼なじみに化けた黒猫」

 その昔、阪南市黒田から新町への道はとても寂しく、男でも夜は通らない一本道。そんな所だから怪談のタネは尽きない。しかもえたいの知れない化け物に実際に襲われる事件まで起きた。若者が集...
2017年7月3日

豊能郡能勢町

 秀吉の朝鮮出兵の際、後藤又兵衛が大虎を生け捕りにして日本に持ち帰った。それを見た秀吉はたいそう喜び、虎の世話を家来の薄田隼人(すすきだはやと)にまかせた。しかし、虎は生きた獲物し...
2017年6月19日

阪南市尾崎町えびのの浜

 古今東西、ほとんどの魔物は一番鶏が鳴けば退散し、朝日に当たれば消滅する。悪魔やその手先は闇の住人である。この話は阪南市のえびのの浜に伝わる。今とは景観がちがい、まだ松林が並んでい...
2017年6月5日

八尾市

 この頃は妖怪が好きな人が増えたせいか、昔とちがって「火車(かしゃ)」などはポピュラーな部類に入る気がする。火車とは罪人を地獄に送る車のことで、火をボーボー燃やしながら走って行く。...
2017年5月22日