岡力の「のぞき見雑記帳」

作家・映画監督 山田誠二さん

2017年5月1日

こうすればプロの映画監督になれる

監督デビューできる方法をわかりやすく教えます

 文筆業を営むようになり10年の月日が流れた。それまでは、総合芸能プロダクションでテレビ・ラジオ番組の制作や出版物の編集をしていた。比較的、クリエーティブな仕事に携われ、やりがいを感じていた。しかし同じ現場 の対岸にいる作家や文化人に対しひそかな憧れを持っていた。

 そんな一人に作家の山田誠二さんがいる。山田さんは、大阪府岸和田市で育ち高校時代に必殺シリーズのファンクラブを創設。以後、映画やサブカルチャー雑誌の執筆にはじまり、「仕掛人 藤枝梅安」「ゴルゴ13」といったさいとう・たかを作品のシナリオ、ドラマ「部長刑事」「京極夏彦・怪」の脚本を担当するなどマルチに活躍されている。

 現在も関西を拠点としているが、執筆の傍ら取り組むのが映画製作。自ら脚本・監督を担当し多くの作品を手掛けている。特記すべき点は「化け猫魔界少女拳」「妖怪怪談全集恐怖に叫ぶ6人の女」「怪談死人の手ざわり」といった鑑賞前から想像力をかき立てる長めのタイトル。実際にはホラー映画でありながら「クスッ」と笑ってしまう演出が多く、ハマるとヤミツキになる。近年では、世界一のホラー映画祭と称される「シッチェス映画祭」やフランスの「ジャパンエキスポ」に招待上演されるなど海外でも高く評価されている。

 そんな山田さんが新たなテーマでイベントを開催する。気になるタイトルは「100万円で映画監督になる方法」である。小説家や漫画家と違い、就くための明確な方法がない「映画監督」という職業。デビューするにはどうすれば良いのか? 自身の体験談を交えトークショー形式で解説していく。低予算かつ短時間で世界を恐怖と笑いの渦に巻き込んだプロの手法を、この機会にぜひご覧あれ。

  (コラムニスト)

 ■シアターセブン エンタメゴールデンウィーク2017
 山田誠二の「100万円で映画監督になる方法」
 5月1日(月)午後7時半開場、同8時開演、淀川文化創造館シアターセブン