岡力の「のぞき見雑記帳」

「樂八」庄内駅前店

2017年5月15日

居酒屋でこども食堂実施

プレートに盛り付けられた栄養満点の料理

 北摂のベッドタウンで「食」を通じて社会貢献活動に取り組むお店がある。昭和62年創業の「樂八」は、豊中市を中心に展開する居酒屋チェーンである。日頃より「びっくりする事」をモットーにさまざまな取り組みをしている。

 標高が高く「大阪のチベット」と称される能勢町に自社農園を保有。地元にある大阪国際空港の刈り草で製造した有機肥料で新鮮な野菜を栽培し店舗で地産地消している。それらを具材にした「大阪空港カリー」は、商品名のとおり世界の玄関口や府内の物産コーナーで陳列されている。他にも「ビール10円」や「他店でのサービス券が利用可能」など、さまざまなキャンペーンを仕掛け注目を集めている。

 昨年5月より、地域住民に対して新たな取り組みが始動し話題を呼んでいる。経済的な理由や諸事情により十分な食事がとれない子どもたちに対し安価で料理を提供する「子ども食堂」を毎月第4日曜に庄内駅前店で開催している。事前予約すればシニアや独り暮らしの方も利用できる。食後には、すし握り体験や豆腐づくりなどの食育イベントを実施。また学生アルバイトによる学習支援もあり、領域にとらわれない奉仕活動を行っている。

 社長の北森勝司さんにお話を伺った。「栄養バランスや本当の味をきちんと理解できる大人になってほしいと願いを込め料理を提供しています。昨年末には近隣で毎日サービスを実施する店舗も開業しました。子どもだけでも気軽に行くことができるお店ですのでお越しください」。食堂で立派な大人に育ち、お客やバイトとして帰ってくる日も近い。

  (コラムニスト)

 ■樂八庄内駅前店
大阪府豊中市庄内東町2の2の2イーグル1F、電話06(6331)7645
http://rakuhachi.co.jp