岡力の「のぞき見雑記帳」

「戎橋筋商店街 秋の体験博2018」開催中

2018年10月22日

大阪商人の創意工夫を学ぶ

観客体感型エンターテインメントFood Musical 「GOTTA」

 大阪ミナミのど真ん中で一風変わった博覧会が始まった。今年で17回目を迎える「戎橋筋商店街 秋の体験博2018」。ファッションから老舗まで南北370メートルにわたり軒を連ねる店舗が会場となり、今月28日まで開催される。今回は「学び」をコンセプトに、なんば流の食学、まち学、芸術学、美学などカテゴリー分けされた全26プログラムを用意。事前に応募のあった900人の参加者が招待されている。

 先日行われた「美味(おい)しく健康的な出汁(だし)ライフ」講座では、「をぐら屋」八代目・池上時治郎さんが昆布の魅力や効果効能を解剖。その後、道頓堀の名店「今井」三代目・今井徹さんが出汁の取り方や料理レシピを伝授するなど、店主自ら講師となり大阪文化をアピールした。

 この日は、「道頓堀で最新のエンターテインメントを学ぶ」をテーマに6月から始まったFood Musical 「GOTTA」の親子観劇会が行われた。語源は「ゴッタ煮」に由来。最新プロジェクションマッピングを駆使し、大阪を代表するフードスターが歌舞伎、レビュー、タップダンス、太鼓、三味線といった伝統芸能で観客を魅了。終演後には、観客と出演者による記念撮影会も行われた。

 事務局の企画担当者にお話を伺った。「商店の魅力やミナミ・なんばエリアの魅力を、体験を通じて皆さまに知っていただこうと商人たちが手作りで企画した、都心の商店街ならではのお祭りです。ここでしかできない、エリア魅力満載のプログラムをぜひ体験してください」。

 大阪商人の英知を見事にコンテンツ化した本企画。イベントに限らず、商店街をさまざまな媒体に見立てる事で面白い仕掛けができそうだ。

(コラムニスト)
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