岡力の「のぞき見雑記帳」

アイドルフェス「タカハマシュライン」

2018年11月5日

地域資源とサブカルチャー融合催し

会場は多くの来場者でにぎわった

 かつて地元は、娯楽であふれていた。私は、JR吹田駅の南側に位置する「旭通商店街」かいわいで生まれ育った。

 大正13年、「新道通り商店街」の名称で50余店舗が軒を連ねる北摂一の繁華街が誕生した。翌年、旭日昇天にちなんで改名。東洋一の規模を誇った国鉄吹田操車場やアサヒビール創業地のお膝元に位置し、多くの人でにぎわった。

 昭和初期、大阪府内では天神橋筋、福島聖天通りに次いで3番目となる鈴蘭灯を設置。映画館や「山口席」等の芝居小屋も多数あり風情ある街並みだった。昭和49年には「日本一」と言われた片側アーケードも完成し、遠方からも見学者が絶えなかった。

 しかし近年、同じ沿線上にある高槻や茨木、さらには隣駅の岸辺にも席巻され少し元気がない。また、多くの外国人観光客が滞在する新大阪に隣接していながらも誘致に伸び悩んでいる。

 そんな中、商店街周辺の寺院仏閣とクールジャパンに代表されるサブカルチャーを融合させたイベントを共同で制作する事になった。企画の第一弾として選んだ場所は、由緒正しき地域の鎮守「高浜神社」。この場所で10月28日にアイドルフェス「タカハマシュライン」を開催した。

 当日は、各ユニットが和装やゲームを絡めた演出でステージを盛り上げた。終演後には、メンバー全員によるフォトセッションタイムを実施。SNSで吹田の魅力を発信した。

 主催する旭通商店街協同組合の池内かおりさんにお話しを伺った。「地域にある伝統と近年の日本を代表する新しい文化を融合させました。これからもイベントを介して訪日外国人や地元の方に街の魅力をPRしていきます」。同商店街では、継続してコスプレイベントや忍者教室を実施。「吹田」を「SUITA」にしていく。

(コラムニスト)
 ■公式ホームページ http://suita-asahidori.com/


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