2017年10月4日 09:31

対クルド、ドル供給停止 イラク、独立投票への制裁拡大

 【カイロ共同】イラクの中央銀行は3日、北部クルド人自治区内の主要銀行へのドル供給を停止し、自治区への外貨送金も禁止した。ロイター通信が報じた。自治政府が9月にイラクからの独立の是非を問う住民投票を強行したことへの制裁が、金融部門にも拡大した。

 自治区は食品を含む幅広い物品を輸入に依存しており、ドル供給の停止は経済に深刻な打撃を与える可能性がある。

 住民投票を「憲法違反で無効」と主張する中央政府は、既に自治区内にある空港への国際便の着陸を禁止し、自治区の封鎖を進めている。制裁拡大にはクルド側への圧力を強め、独立の機運を抑制する狙いがある。