2018年3月19日 21:35

9条巡り憲法学者小林節氏が講演 自民案「違憲論争続く」

 憲法学者の小林節慶応大名誉教授は19日、国会内の集会で講演し、戦力不保持や交戦権否認を定めた憲法9条2項を維持しつつ、自衛隊の存在を明記する自民党の有力な改正条文案について「自衛隊が『海外派兵』される限り、自衛隊という文言を書き込んでも、違憲論争は続く」と訴えた。

 集会は、護憲派の国会議員でつくる「立憲フォーラム」と市民団体「戦争をさせない1000人委員会」が共催。市民や国会議員ら約300人が参加した。

 自民党の有力案は安倍晋三首相の意向に沿った内容。小林氏は、集団的自衛権行使を容認した2014年の閣議決定や、安全保障法制を「違憲だ」と改めて指摘した。