2018年5月20日

コレクションをめぐり 尾形さん逸話紹介 ミュシャ展

 「アールヌーボーの華 ミュシャ展」(米子市、新日本海新聞社など主催、山陰酸素グループ特別協賛)を開催中の米子市美術館で19日、ギャラリートークがあった。展示作品の大半を所有するコレクター尾形寿行さん(68)が見どころを解説した。

 会場には、チェコ出身の画家アルフォンス・ミュシャ(1860~1939年)のポスターからポストカードまでさまざまなジャンルの約400点を展示している。

 尾形さんは、各展示室を案内。出世作となったパリの舞台女優サラ・ベルナールの演劇ポスターについて「デザイナーらがクリスマス休暇中のため当時無名のミュシャが起用された。年明けに街中に張られたポスターを見て人々が絶賛した」と興味深いエピソードを紹介した。

 「ミュシャはパリ時代に油絵を勉強し、チェコに帰国後は『スラブ叙事詩』をはじめ油絵ばかり描いていた」とも話した。来場者約50人が聴き入った。同展は6月3日まで。(酒井建治)