2010年08月13日

 大東亜戦争で祖父は高齢で徴兵を免れ、父は幼くて徴兵を免れました。昭和40年代、子どものころに夏になると2人が徴兵の話をしていたのを思い出します。少年飛行隊へ入りたかった父は祖父の許しを得ますが、当時の家長であった曽祖父が首を縦に振らなかったそうです。当時の父は飛行隊に行けなかったことにかばんを地面にたたきつけて悔しがったそうですが、今では曽祖父の判断で命を永らえたと振り返ります。そして、必ず幼い私に言いました。「お前の時代は戦争が起きて徴兵されることはないだろう。しかし、お前の息子の時代はわからないよ」
 その当時は重みが分からなかった「予言」ですが、最近、そのことをよく思い出します。戦後65回目の夏がやってきました。(理)

2010年07月30日

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 「国の形を国民にとって自分たちの意思が政治に反映しやすい国にしていきたい」。菅直人首相は都道府県議会議長と懇談した30日の昼食会でこう呼び掛けました。国民の意思が政治に届く。当たり前のことが現政権にあるか、どうか。
 「勢いが無かった」とは小谷茂鳥取県議会議長が見た菅首相に対する感想。臆することなく消費税の10%議論を、との議長側の提言に対して首相の返答はなかったそうです。
 参院選大敗を総括した民主党の両院議員総会で責任論が続出したのは前日のこと。「ねじれ国会」は週明けの衆院予算委員会で本格化します。続投を表明した菅首相に「国の形」をつくる勢いがあるのかでしょうか。
掲載した写真は昼食会後の衆院本会議に臨む菅首相と主要閣僚の面々―。「しっかりしてもらわければいけない」(小谷議長)とは誰もが抱く政治への注文。(風)

2010年07月17日

 参院選は、自民党の圧勝に終わりました。接戦が伝えられましたが、終盤に引き離し、終わってみれば約2万5000票の大差でした。選挙のたびに思うのですが、やはり自民は選挙をよく知っています。勝つためにはいま何をしないといけないのかを考え、的確に指示を出し、それに応えられる人材や組織を持っています。民主とはプロとアマぐらいの差があり、この壁を突き崩すのは大変なことです。
 民主は、毎回総括したことが次に生かされないのが問題。引責で代表と幹事長が辞意を表明しましたが、それだけでは根本的な解決になりません。いつまでも連合頼みではなく、県連としてのリーダーシップを発揮しないと、結局は同じことの繰り返しです。
 この結果を受けて、気になることがあります。平井知事の「出方」です。たぶん来春の県知事選には再選を目指して出馬されるでしょう。表明は県議に任せますが、一体どんな形で選挙に向かうのか。知事は初めての選挙でこの点で苦労しています。半面、非常にバランス感覚のある人です。県民から人気が高いのですが、前知事のように「政党の推薦はいらない」とは言えない人。悩ましいところです。
 次も「無所属で自民推薦」が基本線になると思いますが、政権与党の民主はどうするのか。相乗りすれば楽ですが、ますます選挙対応が「弱体化」します。さりとて、平井知事に勝てるだけの人材があるか、見つけられるか。民主の悩みも尽きません。(鵜)

2010年07月15日

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でドイツ代表などの試合結果を100%的中させたタコの「パウル」にW杯トロフィーのレプリカが贈られたそうです。タコは赤色を好むだけに、一説には赤色を多く使った国旗を指しただけ、それがたまたま当たったとの指摘が多数上がっています。
 そういえば、思い当たることがあります。子どものころに近所の海へ泳ぎに行った時です。タコ捕獲用の竹ざおを持ったおじさんがいました。さおの先には赤色の板状のゴムをカニの形に切り抜いたものがくくりつけてあります。その海岸は岩浜でしたが、このさおで岩と岩の間のタコが潜んでいそうな場所をつつくと、タコがさおに吸い付いてくるのだそうです。
 何でそんなことが起きるのでしょうか。おじさんは幼いわたしに丁寧に教えてくれました。タコはカニが好きであること、赤い色を好むこと。疑似餌のカニは薄い板ゴムで作っていましたが、これを海中で揺らすと、ひらひらとカニが歩いているように見えるそうです。さおで捕獲するのはタコが岩間にいることや万が一顔に吸い付かれたら呼吸ができなくなり落命の危険があるからだそうです。
 夏休みの海はいろんなことが学べたのです。タコの予知能力の話で昔の夏の海を思い出しました。(理)

2010年07月13日

 850.jpg「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか」
 事業仕分けで名をはせた民主党の蓮舫さんの発言です。当時も話題を呼びましたが、参院選で民主党が<2位>になってしまい、再びブームです。なにせ、ライバルの自民党のキャッチフレーズが「いちばん」なのですから。
 昨夏の劇的な政権交代からほぼ1年。今回の参院選を勝って政権の安定感を増幅し、来春の統一地方選で懸案である地方勢力を地固め。自民党にとどめをさして次期総選挙への礎を築き、長期政権を樹立する。これが、民主党の長期戦略だったはずですが、中間テストでもろくも崩れました。
 与党が衆院の3分の2を持たない今回こそ正真正銘のねじれ現象です。<真性ねじれ>などと呼ばれ始めました。
 ところで、皆さんのパソコンは「さんいんせん」と打ち込めば山陰線と変換する確率が高くありませんか。山陰地方独特の現象でしょう。参院選は終わりましたが、山陰線はこれからビッグイベントがあります。余部鉄橋のフィナーレです。全国の鉄道ファン注目のイベントであり、16日の最終列車では多くのファンが名残を惜しむことでしょう。本紙でも14日からの連載企画などを交えながら、誰もに愛された橋のフィナーレを追っていきます。ご期待ください。(理)