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2006年06月30日

朝日座に注目

 文化面に「朝日座 その興行と経営」を連載しています。米子市にあった朝日座は1888年にオープンしてから焼失する1976年まで、戦前は芝居小屋として、戦後は映画館として米子の文化・娯楽の大きな拠点でした。
 今回の連載は、最近見つかった1911年から22年にかけての朝日座の資料を、郷土史家の杉本良巳さんが分析したものです。戦前の芝居小屋について、これだけ大量の一次資料が見つかるのは、鳥取県内ではちょっと例がありません。
 なぜ、資料が残らないのか。保存する価値がないからと無造作に廃棄するからです。かつての芝居小屋や映画館が果たしていた役割の大きさを考えると、これら演劇や映画の資料に対する認識度はあまりにも低すぎます。この連載が、このような偏見を少しでも解消するきっかけになればと思います。
 連載の3回目(最終回)は2日に掲載します。(学)

2006年06月29日

県議会中継

 今議会から県議会の質問戦が県内各地のCATVで中継されるようになりました。編集制作局のテレビは流しっぱなしで、紙面づくりを進める上でも随分と助かります。それにしてもよどみない片山知事の答弁は相変わらずで、憎らしいくらいですね。原稿を棒読みすることしかできなかったり、要領を得ない追及をする県議が多い中では秀でた存在です。
 これまではインターネット中継をたまにつないでいたのですが、ほかの仕事ができなかったり、断線したりとストレスのたまる環境だったのですが、テレビ中継はそんな心配は要りません。片山知事の言うようにまさに「究極の情報公開」です。県議会で何が話し合われているのか、県民がダイレクトに接することができるのは画期的です。欲をいえば、論戦中の他議員の様子や休憩室で密談をする県議がいるかどうかなど、たまには議場全体を撮ってほしいですね。(仁)

2006年06月27日

最後?の一服に行って来ます

7月1日からたばこが値上げされます。3年前の増税時、禁煙に挑戦したのですがイライラ続きで2日と持ちませんでした。喫煙によるわが家のコストは、どれくらいなのでしょうか。1日2箱、1年間たばこを吸うと(私の場合、日にマイルドセブン2箱なので)270円×2箱×365日=19万円)10年で約200万円か。うーん、車が買える、旅行にも行ける。自信はないのですが、本日から再挑戦して見たいと思います。では、最後? の一服に行って来ます。(西)

イージス艦入港を考える

 本紙3面に「米最新鋭イージス艦、日本周辺に早期派遣検討」の共同記事を掲載しました。25面では、鳥取県内の平和団体が来月2日に予定されている境港へのイージス艦入港反対の動きを紹介しました。
 境港といえば、日本有数の漁港のイメージが強いのですが、あらためて防衛上の重要な港湾であるこを認識させられます。弓浜半島と島根半島には航空自衛隊美保基地、陸上自衛隊米子駐屯地のほかレーダー基地など防衛施設が集中しています。荒波高い日本海。日朝関係が手詰まりで、日韓関係がぎすぎすする中、先月には海上保安庁の調査船をめぐって境港がクローズアップされ、境港が防衛の最前線に位置することを国民は感じたと思います。
 有事の際の国民保護計画の一環で、11月には鳥取県でサリンなど化学テロを想定した大規模な住民避難訓練が行われます。平和でのどかなイメージが強い鳥取県ですが、重要港湾・境港を抱え、防衛問題を真正面から考える時期に来ているのではないでしょうか。(M)

2006年06月26日

高校野球の詩

 思っていた以上にたくさんの作品を寄せていただき、正直、ちょっと驚いている。やはり、高校球児のひたむきな姿やプレーが、多くの人たちの『詩心』を刺激するのだろう。
 ざっと目を通しただけだが、高校野球に打ち込む球児たちへの共感、母校への思い、甲子園を目指すわが子への応援歌…。それぞれの思いが熱い言葉でつづられている。
 力作ぞろいで、審査に苦労しそうだが、大会までには採用作を選び、皆さんにもお知らせしたい。(吉)

2006年06月23日

ワインで乾杯!

 第2、4金曜日の家庭面に連載している「ワインで乾杯!」。ワインにまつわるさまざまなエピソードを紹介しています。ワインについては今まであまり関心がなかったのですが、この連載を読んで、少しはワインの種類や特性を考えてみようという気になりました。
 今日の「ワインで乾杯!」によると、現在のワイン普及のきっかけになったのが、赤玉ポートワインだったとのこと。鳥取県南部町の「祐生出会いの館」には、日本初のヌードポスターとなった赤玉ポートワインのポスターが保存してあります。1922(大正11年)制作のもので、ヌードの女性が赤ワインの入ったグラスを持つという、今見ても新鮮な構図です。ヌードといっても刺激的なものでなく、実に清らかな感じがします。女性モデルのはにかんだような微笑が印象的です。ワインの人気を高めるのに、このポスターがかなり大きな影響を与えたのではないでしょうか。
 ポスターのモデルとなった女性は、親から勘当されたとか。この程度でそんなことになるなんて、時代を感じます。(学)

2006年06月22日

やっぱり…

 民営化を控えた日本郵政公社。今秋から鳥取県内の50ある「集配局」を26に大幅に削減する計画があるそうです。
 昨年9月の総選挙。多くの問題が山積する中で、ただ一つ「郵政民営化」を争点として選挙戦が繰り広げられました。「民営化になっても郵便局はなくなりません」「サービスが低下することはありません」「安心してください」と叫んで当選した議員も多かったですね。
 民間企業ではコストを削減し収益を上げることこそ至上命題となるはずです。郵便局も例外ではありません。民営化すればまず収益を上げることが大切だということは分かります。しかし、当時、それをきちんと説明した候補はいませんでしたし、政府与党も同様で明らかに説明不足でした。率直に話が違うのではないかと感じてしまいます。削減される地域住民の反発は当然でしょう。今回の大幅削減について、郵政民営化賛成を叫んで当選した議員に聞いてみたいものです。(仁)

2006年06月21日

さあ、片山知事は?

 来年の統一地方選に3選を目指すのかどうかが注目を集めている片山知事。本日付の地域面では昨日の県議会本会議での片山知事の発言をトップにしました。県民の大きな関心事だという判断からです。「意欲示すも明言せず」。われながら(と言っても、自分が付けたのではなく、単なる責任者としてという意味で)、ピッタリの見出しだと感じます。 
 出馬が前提だった2選目と違い、3選目はまだどちらかわからないということでしょうが、私には知事選に出たくないというよりも、自分の思いを実現するために知事以外にやることがあるのかないのか模索しているようにみえます。いつ、どこで、所信を明らかにするのか、当分は目を離せませんね。第一線の記者の苦労は続きます。(仁)

2006年06月20日

舞台化しましょうよ

「夕焼け小焼けの赤とんぼ」の詩人・三木露風の母が、鳥取出身の碧川かたであるのは、すでにご存知と思います。しかし彼女の真価は、日本で最初の「女性参政権」を求め活動したことです。碧川かたの生き方は過去の人ではなく、なお現代に通じるものが多く大きな示唆を与えてくれます。来月二十九日から「資料展」「語る会」が鳥取市で開催されます。作品たる「第七官界彷徨」「こほろぎ嬢」(尾崎翠)だけでなく、碧川かたの生きざまをぜひ舞台化、映画化していただきたいと願っています。(西)

県議会が身近に

 鳥取県議会本会議の論戦がきょう20日から、県内のケーブルテレビ局で生放送されています。お茶の間で気軽に県議と知事のやり取りが楽しめます。ぜひご覧になってください。
 日本海新聞では、論戦のポイントを分かりやすく報道し、解説していきます。県民・読者の皆さんがテレビ中継と日本海新聞で、県政に関心を持ち、県政に参画していただければ、と思います。(M)
 

2006年06月19日

失業?

 選手の写真をメールで送ってきてくれる各競技団体が増えた。最初は自転車と山岳くらいだったが、ホッケーやソフトテニスなどに広がり、今回の中国高校選手権ではボートやアーチェリーからも記録と一緒に入賞者の写真が送られてきた。
 デジカメとパソコンが普及したお陰。特に最近は高機能のデジカメが10万円以内で手に入るようになり、以前ならプロか、ある程度の知識と機材を持った人でないと難しかった写真が、比較的簡単に写せるようになった。しかも、だんだんうまくなっていて、記者顔負けの力作も珍しくない。
 「競技団体が送ってくれるなら、記者はいらないんじゃない」。会社から、そう言われる日が来るかも?  (吉)

2006年06月16日

「やすみりえの川柳レシピ」

 毎週金曜日の家庭面に連載している「やすみりえの川柳レシピ」を愛読しています。創作とは無縁の私ですが、この「川柳レシピ」は、川柳の魅力や創作の秘密を親しみやすい文章で記していて、思わず引き込まれます。
 やすみさんの川柳を読んでいると、映画を思わせる視覚的なイメージの豊かさと、今にも音が聞こえてきそうな音感の鋭さに驚きます。もし私が川柳を作ったとしても、こんな作品、逆立ちしてもできません。
 それに初沢亜利さんの写真もお見事。やすみさんの優しい人柄がそのまま伝わってきて、ソフトな雰囲気が抜群です。こんな写真、私には絶対撮れません。(学)

SC鳥取支援を

 本日付で掲載しましたが、実は昨日Jリーグ参入を目指すSC鳥取の尾形代表が新聞社に来社され、日本海新聞の幹部や販売店の代表と懇談。新聞社あげて全面的に支援することをお約束しました。これまでにもSC鳥取の活躍を積極的に紙面で紹介してきており、別にあらためて言うことではないのですが、これまで以上に物心両面で支援をしていくということです。SC鳥取の活躍がきっかけで、鳥取県が元気になればと願っています。
 この席に同席されたのが鳥取県商工労働部長の山口祥義部長。なんでも、SC鳥取の理念に共鳴され、これまでどちらかといえば県西部での活動が多かったSC鳥取の県東部での応援団を買って出たということです。写真撮影にも入っていただき、一緒にSC鳥取を盛り上げていくことで話が盛り上がりました。(仁)

2006年06月15日

ジーコジャパンも“ど根性”を

 本日付25面の「ど根性サクラ」の話題は読まれましたか。弥生町が好きな記者が、どこからか聞き付け、遊び心で記事に仕上げました。私もきょう昼、早速見てきましたが、強風にも負けず、けなげに生きています。以前に都会で「ど根性ダイコン」が話題になりましたが、袋川のサクラはアスファルトではなく、硬いコンクリートを突き破って成長を続けています。この鳥取発のホットな話題。ローカルのネタにしておくのはもったいないと思います。風雪に耐えて地道に生きる山陰人をダブらせ、テレビ局も乗ってこないかなと期待しています。鳥取市民の皆さんは、ぜひとも「ど根性サクラ」を見ていただきたい。
 土壇場に立たされているジーコジャパンも「ど根性!」で、逆境をはねかえしてほしいですね。(M)

昨夜はすごい風でした

 鳥取市は昨日は最高気温が31・6度。夜になってもムッとして暑かったですね。それにしてもすごい風でした。窓を閉めると暑くて、開けるとヒューヒューと風の音がうるさくて、今朝はやや寝不足気味です。
 本日の1面に鳥取市福部町のタイ網漁の写真を掲載しました。大きなマダイが揚がったようです。今は昔、駆け出しの記者時代にこのタイ網漁の取材に行きました。ズボンをたくし上げ海の中に入って、けっこういい写真が撮れたのですが、一緒に揚がったタコに墨をかけられ、買ったばかりの綿パンを台無しにしてしまったことを思い出します。20代のころ。まだ、若かったなー。(仁)
 

2006年06月14日

今日の「潮流」

 ほぼ毎日、読者の広場面に掲載している「潮流」。県内のさまざまな立場の識者に世相について寄稿いただいているコーナーです。長い歴史を持ち多くのファンに支えられているのですが、執筆者が男性偏重だったり、若い人が少ないなどの声も寄せられていました。
 そこで、登場していただいたのが、今日付の宮永あやみさんです。実は私もお目にかかって間もない方で、経歴や人柄をほとんど存じ上げないままで執筆依頼をしたのですが、想像以上、期待以上の魅力あふれる女性でした。依頼からわずか数日で、これまでの「潮流」にはない軽快なタッチの原稿をいただきました。ちなみに宮永さんは自分のブログを開設されており、こちらの日記の方がもっと面白いかもしれません。
 「潮流」では、さらに新しい女性執筆者を探しています。「この人は」と思う方がいらっしゃったら、ぜひご紹介ください。(仁)

2006年06月13日

ひいきのチームは?

 昨夜の日本戦は残念でした。日曜日のクロアチア戦に期待しましょう。
 ところで、皆さんは今回のW杯で日本以外に応援しているチーム、気になるチームはありますか。私が気になるのが、アフリカの初出場、アンゴラです。テレビでも紹介されていましたが、長い内戦がようやく終結し、疲弊した国の希望の星となっています。初戦は強豪・ポルトガルに破れましたが、エース・アクワのオーバーヘッドをぜひ見てみたいですね。
 もう一カ国が、こちらも初出場のウクライナ。旧ソ連時代にはチェルノブイリ事故があり、一昨年はオレンジ革命で有名になりました。W杯チームはアンゴラと同様に国民統合の象徴となっています。世界的ストライカー・シェフチェンコの豪快なシュートを期待しています。
 最後は、南米エクアドル。4年前の日韓大会で鳥取をキャンプ地に選び、ほとんど知られなかったエクアドルという国が大変身近になりました。今回も鳥取で市民と交流した選手が出場しています。初戦は下馬評をひっくり返して見事に勝利。決勝トーナメントが見えてきました。
 ひいきのチーム、国を見つけるのも、W杯の楽しみ方の一つですね。(M)

ため息、ため息またため息

W杯日本-オーストラリア戦速報のため、本社編集制作局は特別体制で臨みました。26分、中村の先制ゴールが決まり「ウォー、やったー」と局は大興奮。降版時間も迫り、予定稿をもとに作った紙面には「初戦制し勝ち点3」「ニッポン、豪州倒す」の大見出しが躍っています。しかし84分、89分と立て続けにゴールを決められ悪夢のような逆転負け。意気消沈した局内では、一様に言葉もなく淡々と作業が進められました。18日にはクロアチア戦が控えています。まだ望みがついえたわけではありません。今度こそ勝ち点を挙げてもらい、喜びを分かち合いながら紙面制作に取り組みたいものです。しかし、今日は疲れました「あぁ、えら」。(西)

2006年06月12日

なぜ勝てない

 何でこんなに勝てないんだろう。鳥取県内で開催された高校野球の中国大会と山陰大会で、県勢はすべて初戦敗退。県内のファンからは「決勝は、どっか他でやってくれ」とのぼやきも聞かれたという。
 じかに試合を見たわけではないので、えらそうなことはいえないが、結果だけを見ると、山陽勢はもちろん、同じ山陰勢の島根県にも大きく水を開けられた印象だ。同じような練習をしているはずなのに、どこで差がついたのだろう。
 中国大会で優勝した関西(岡山)の小原捕手は倉吉市出身だという。甲子園に出場したいのなら、参加校が少ない鳥取県に残った方が有利なはずだが、彼はそうしなかった。甲子園に出るだけでなく、そこで勝ちたいから、もっとレベルの高いところに行きたいから、関西を選んだのだろう。
 県外に出ることを奨励するつもりはない。ただ、小原君のような意識の高い選手が、行きたいと思えるようなチームがなかったことを、県内の高校野球関係者はもっと重く受け止めていいのではないか、と思う。
 能力と意欲を持った選手が「日本一になりたいから」と県外からやってくる競技が、多くはないが県内にもある。高校野球にも、そんな魅力のあるチームが出てこないものか…。   (吉)

2006年06月09日

砂丘でドラマのロケ

 7日に鳥取砂丘でNHKドラマ「新・人間交差点」のロケがありました。仲代達矢、佐藤江梨子と新旧の大物スターが出演しているだけに、取材に行った新人の I 記者もちょっと緊張気味。事前にドラマについての下調べもきっちりやって取材に臨み、記事を仕上げました。
 実は、私は映画「キューティーハニー」を見て以来、サトエリの大ファン。I 記者にサトエリに会った印象を聞いてみたら、週刊誌に事実無根のことを書かれてご機嫌ナナメだったらしく、「記者って、真実を書くのが仕事ですよね」と言われたとか。そのとおりです。
 仲代達矢は、言わずと知れた日本を代表する名優の一人。「人間の條件」「切腹」「椿三十郎」など代表作は数知れず。これほど男性的な魅力を発散するスターはめったにいません。I 記者に対しては、ソフトで紳士的な態度だったといいます。ハードボイルド小説の主人公が言うように「しっかりしていなければ、生きていけない。やさしくなければ、生きていく資格はない」というところでしょうか。(学)

2006年06月08日

温泉旅館の危機

 三朝温泉の斉木別館。山陰でも随一の風格を誇り、全国でも有数の名門旅館です。その斉木別館が、業績が伸び悩み、別会社を設立して出直すことになったそうです。かなり以前から中部本社が情報をキャッチ。水面下で精力的に取材を続け、本日付の特ダネになりました。
 旅館の経営難といえば、今年に入ってからこれまでに皆生温泉の老舗旅館の松風閣やひさご家で経営危機が表面化しました。温泉旅館にとっては最悪の年になりそうです。ちなみにこの話題も本紙の特ダネでした。特ダネは喜ばしいのですが、ハッピーニュースではないのが残念です。
 鳥取県は観光振興に力を入れているのですが、観光の柱となる温泉では宿泊客の伸び悩みや価格競争の激化に直面し、青息吐息の旅館が多いのが実情だと聞きます。経営は自己責任が原則で個々の旅館経営者にとって厳しい時代といえますが、地元の温泉は地域にとっても大切な財産で地域振興の核といえます。温泉の魅力作りを官民で考えることも必要かもしれません。(仁)

2006年06月07日

季節感ある写真

 秋田の男児殺害事件、村上ファンドのインサイダー取引事件と、暗く悩ましい事件報道が続く中で、地ダネの写真として1面にスイカの査定会、地域面には野花豊後(恥ずかしながらこれを「のきょうぶんご」と読むことを、昨年まで知らなかった)の収穫、生活情報面にはハマヒルガオ満開を出稿しました。季節感のある記事だったと感じています。
 駆け出し時代は別にして、第一線の記者時代は経済や県政などを担当していたため、写真で勝負するという取材をあまりしたことがなく、写真についてはあまりえらそうなことは言えないのですが(立場上、いろいろ注文を付けることは得意です)、色や雰囲気、構図ともまずまずだったのではと評価しています。某大阪紙も同様の写真を県版に掲載したのも偶然とはいえ目を引きました。
 文字で書く以上に、写真で見せることの方が印象的なことが多いのです。自分のことは棚に上げて、「いい写真を撮って来い」と注文を付ける毎日です。(仁)

2006年06月06日

鳥取の魚が美味しい訳

 最近、知人から「日本海固有水」という話を聞きました。日本海は水深300メートル付近から海底までの水温が、ほとんど変化なく0.3℃に保たれているそうです。ちなみに太平洋は9℃、北のベーリング海でも3.5℃。こんな日本海の冷水に鍛えられた魚が、美味しくない訳はありません。カニ、イカ、カレイ等々、鳥取は四季を通じてまさに「お魚天国」です。県外客に鳥取の魅力を聞かれたら「何にもないですだぁが」ではなく、「魚が美味いですけえ」と自信を持って答えましょう。喜んで納得されます。(西)

砂丘に行こう

 6日付23面で鳥取砂丘旧砲台の一里松の保存問題を取り上げました。鳥取市民でもあまり知られていない一里松と有島武郎の歌碑。砂丘といえば旧福部村側の大すりばちや馬の背があまりにも有名で、鳥取市浜坂側はこどもの国を除いてひっそりとしているのが現状です。
 以前に、社会教育団体の一員として子供たちと夜の砂丘を横断したことがあります。旧砲台側から月明かりと懐中電灯を頼りに、左に漁火を見ながら、旧福部村側までナイトハイクを楽しみました。砂丘の新しい魅力を見いだし、子供たちも感動した様子でした。
 鳥取市浜坂側の空き家となった施設を市が撤去して、景観を良くするとのことですが、まずは市民が砂丘に親しまなければ、観光客にもPRできないと思います。最近の小学校では砂丘遠足が減っていると聞いています。砂鉄取りやアリジゴクと遊んだ経験を子供たちにも伝えていこうではありませんか。(M)

2006年06月05日

地元で新聞印刷

 本日付の「秋田の男児殺害事件の容疑者逮捕」の記事、そして「サッカー国際親善試合」の結果。昨日付の「村上氏明日にも逮捕へ」の記事。他紙では見ることのできない日本海ならではの最新ニュースです(残念ながら一部読者には届かず)。
 秋田の事件では他紙はまだ「逮捕状請求段階」の記事、村上ファンド絡みでは「強制捜査へ」という段階の記事にとどまっており、うちがぎりぎりまで原稿を待った成果といえます。サッカーに至っては他紙が全く掲載しない中での掲載で、試合の結果を見届けてから新聞作りを始めるという取り組みの成果なのです。
 事件の推移に大きな変化があったわけではなく、時間差という他力本願の最新ニュースですが、それでも最新ニュースを読者に届けたいという思いがなければできません。日本海新聞は鳥取と米子に輪転機を備え、夜遅いニュースでも輪転機を止めて記事を差し替えして掲載するなど、新鮮なニュースを届けようと深夜まで対応しています。「遅いニュースまで入っているなあ」と感じていただければ幸いです。(仁)

鳥取県高校総体

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 各競技で熱戦が繰り広げられた県高校総体も、11日が決勝のサッカーを除き、すべての日程が5日で終了する。インターハイや中国大会への出場を決めた選手たちには、次の目標に向かって頑張ってほしいが、そのような選手やチームは、ほんの一握り。全体で見れば、敗者の方が圧倒的に多い。この大会を最後に引退する3年生も多いと聞く。
 報道は、どうしても勝者が中心になる。紙面で扱うのも、ほとんどが勝った側だが、だからといって、敗者を忘れているわけではない。敗者にも勝者に負けないドラマがあり、そういう部分に光を当てるのも、記者の仕事だと考えている。
 そういう視点で今回の紙面を見ると、まだまだ課題は多い。が、100点満点がないのも、新聞づくりだと思う。100点に少しでも近づけるよう努力していくつもりだし、目標に向かって頑張る選手たちを応援するのが、地元紙の役目だと考えている。  (吉)

2006年06月03日

村上ファンド聴取

 「村上ファンド」のインサイダー取引疑惑が浮上し、東京地検特捜部が事情を聴取するというニュース。鳥取県では各紙とも本日付の掲載なのですが、東京、大阪などの大都市圏では既に、昨日の朝刊で掲載されていたようです。ライブドアに続く証取法違反の事件に発展しそうで、毎年年末に発表する今年を象徴する漢字は「株」になるのではと思ってしまいます。
 それにしても、最近の東京地検特捜部の動きを見ているとは政治家の汚職などの追及よりも、粉飾決算や談合など、企業の不正や不公平な取引に関心を寄せている印象を受けます。規制緩和やグローバル化という一見望ましい方針が打ち出される一方で、ごく少数の「勝ち組」と大勢の「負け組」が出現し、正直者がばかを見るような社会はどこか間違っています。
 だれかの著書のように「国家の品格」をと、押し付けられるのもどうかと思いますが(どうせ読むなら「武士道」の方がお勧め)、「コツコツとがんばる」とか「基本を大事にする」という風潮が薄れてしまっているのが、今回の事件の推移以上に気になっているのです。(仁)

2006年06月02日

貴重な復刻本相次ぐ

 「田簑の日記」「稲葉佳景 無駄安留記」と、江戸から明治時代にかけての貴重な本が相次いで復刻され、30日、31日の文化面で連続して取り上げました。「田簑の日記」は鳥取藩国学者・衣川長秋が鳥取から出雲大社まで旅したときの日記。衣川は鳥取藩ではトップの学者だったようですが、今ではほとんど忘れられた存在でした。「無駄安留記」は米逸処という人が、当時の鳥取の風景を絵と文章で記録した本です。どちらも現在では知る人も少なく、一部の研究者が注目していたにすぎないものでした。「田簑」は本紙で紹介されて購読の申し込みが殺到し、すでに品切れ状態だとか。「田簑」を復刻した石破洋さんによると、文章のレベルは当時一流の学者の手になる「田簑」の方がはるかに高く、「無駄安留記」は絵が描いてある点が貴重だ、とのことです。確かに「無駄安留記」は、原本の絵をカラー写真で掲載しているので、文章を読まずとも絵を眺めているだけで楽しいし、100年以上も前の鳥取市近辺の風景がどうだったのかという点に興味を引かれます。今と昔の風景の違いなど、興趣が尽きません。鳥取県内の図書館に置いてあると思いますので、見かけたら手に取ってみてください。(学)

2006年06月01日

ホ、ホ、ホタル来い

 今日から6月。なんか、海潮音と同じ出だしになってしまいましたが、6月は昔から衣替えの季節で、一年の中でも節目の月という印象なんです。
 ここ数日いい天気が続いています。出勤前に庭の鉢植えに水まきしてきました。うちの庭ではもう少しでアジサイが咲きそうで、その後はナツツバキ、そしてムクゲと続きます。
 6月といえば、鳥取ではホタルの季節です。樗谿公園でホタルの繁殖、保護活動を続けてきた「樗谿ホタルの会」の方に聞くと、先月末には既に1―3匹程度は飛んでいたそうですが、本格的に飛び始めるのは今日あたりからだそうです。
 40数年前、まだ保育園児だったころ、浜村温泉の近くに住んでいて、近所の温泉に通っていたんです。家族4人で帰る途中の川にホタルが乱舞していたのを思い出します。身近でホタルを見ることのできる素晴らしさを大切にしたいものです。(仁)