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貴重な復刻本相次ぐ

 「田簑の日記」「稲葉佳景 無駄安留記」と、江戸から明治時代にかけての貴重な本が相次いで復刻され、30日、31日の文化面で連続して取り上げました。「田簑の日記」は鳥取藩国学者・衣川長秋が鳥取から出雲大社まで旅したときの日記。衣川は鳥取藩ではトップの学者だったようですが、今ではほとんど忘れられた存在でした。「無駄安留記」は米逸処という人が、当時の鳥取の風景を絵と文章で記録した本です。どちらも現在では知る人も少なく、一部の研究者が注目していたにすぎないものでした。「田簑」は本紙で紹介されて購読の申し込みが殺到し、すでに品切れ状態だとか。「田簑」を復刻した石破洋さんによると、文章のレベルは当時一流の学者の手になる「田簑」の方がはるかに高く、「無駄安留記」は絵が描いてある点が貴重だ、とのことです。確かに「無駄安留記」は、原本の絵をカラー写真で掲載しているので、文章を読まずとも絵を眺めているだけで楽しいし、100年以上も前の鳥取市近辺の風景がどうだったのかという点に興味を引かれます。今と昔の風景の違いなど、興趣が尽きません。鳥取県内の図書館に置いてあると思いますので、見かけたら手に取ってみてください。(学)

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