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快挙

 正直、耳を疑った。インターハイの柔道男子個人90キロ級で境の杉川選手が準優勝。鳥取県勢19年ぶりの入賞で、担当者から電話連絡を受けた時もすぐには信じられず、二度、三度と聞きなおした。
 柔道や相撲、レスリングなどの格闘技は身近に競争相手がいないと強くなれない。いわゆる強豪校と言われる学校は全国から有望な選手が集まり、互いに競い合って強くなる。それに対して鳥取は競技人口が少なく、有望な選手がいても、競い合う相手がいないため伸び悩んでしまうことが多い。県内では敵なしなのに、全国ではまったく歯が立たない、というのがこれまでの県勢だった。
 聞けば杉川選手は社会人ナンバーワンの山岡選手のもとに通い、腕を磨いたとか。男子団体で鳥取工が県勢初のベスト16入りを果たしたバドミントンは、数年前から年代の枠を取り払い、小学生が中学生、中学生が高校生、高校生が一般と日常的に試合や練習をすることで県全体のレベルを上げてきた。
 インターハイでの杉川選手と鳥取工の活躍は、他の競技にも参考になるのではないか。  (吉)

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