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2006年10月30日

一騎打ち

 今週末、境港が熱く燃えそうだ。5日に境港市で開かれる県高校駅伝。男子は鳥取育英が昨年まで7連覇しているが、今年に限っては日本海駅伝、きたろうカップ駅伝に米子松蔭が連勝した。
 しかし、過去2レースは、ともにベストの布陣ではなく、前哨戦の結果を単純に当てはめるわけにはいかない。しかも、県外の強豪チームや一般が一緒だった前2レースと違い、今回は鳥取育英と米子松蔭が文字通りの一騎打ち、マッチレースを繰り広げる。
 そうなれば、選手の体調やオーダー、駆け引きなどでレース展開が大きく変わる。全国切符が懸かるとなれば、日本海駅伝などとは比べものにならない大きなプレッシャーがかかる。ピーンと張った糸ほど切れやすいように、プレッシャーが大きいレースほど不安定で、何が起こっても不思議ではない。
 やはり、勝負はやってみないとわからない。選手たちには申し訳ないが、今週末が待ち遠しい。 (吉)

2006年10月27日

タイトルカットに注目

 27日から毎月第4金曜日の文化面に「現代美術のABC」を連載します。鳥取県立博物館美術振興課長の尾崎信一郎さんに執筆していただきます。
 難解でとっつきにくいイメージがある現代美術の魅力を、誰にも分かりやすく解説するというのが趣旨です。一人でも多くの人に、現代美術のファンになってもらいたい。そんな思いで始めました。ちなみに尾崎さんは、鳥取を代表する画家・尾崎悌之助の孫に当たります。
 内容だけでなく、凝ったタイトルカットにも注目!

2006年10月24日

SLファン必見

 廃止論議が再燃している第三セクター若桜鉄道。そんな過疎の町で昭和の初めに走っていたSL「C12」を若桜駅に残っている貴重な転車台に設置する計画が進められています。きょう24日付の25面の記事を参照してください。
 住民の有志が「大切にしたいものを残したい」と活動を始め、町もタイアップしてきょう、プロジェクトを立ち上げる予定です。合併に加わらず、単独生き残りを決めた若桜町。氷ノ山という素晴らしい自然の素材はありますが、生かしきれていないのが実情です。
 終着駅に昭和を思い起こさせるレトロなSLがお目見えすれば、観光資源としても有望ではないかと思います。SL設置をきっかけにさまざまな観光のアイデアが生まれるかもしれません。JR境線は鬼太郎ブームで全国的に有名になりました。時代に取り残された感のある若桜鉄道が再び、脚光を浴びる日を望んでいます。(M)

2006年10月23日

成長

 兵庫国体を最後に引退した飛び込みの宮本基一郎選手のご家族から、担当のS記者に手紙が届いた。記事に対するお礼状で、最初は夫人から、その後、お父さんとお母さんからも丁寧な手紙を頂いた。もちろん、S記者は大感激。2度、3度と読み返し、にこにこしながら「うれしいな」と「ありがたいな」を繰り返していた。
 駆け出しのころ、先輩記者に「評論家になるな。選手を応援するつもりで記事を書け」と教えられたが、宮本選手の記事には、S記者の温かなまなざしが感じられた。おそらく、家族の方もそう思われたのだろう。
 S記者が運動班に加わって、もうすぐ2年。これまで以上に、いい記事を書いてくれそう、と楽しみにしている。  (吉)

2006年10月19日

茗人賞、最後の「決め手」は?

 本紙主催の第30回茗人賞が決まりました。川柳の賞としては鳥取県内最高の賞で、大賞に選ばれた作品は県内最優秀作といえます。それだけに選者の間で激論が戦わされました。選考会にも立ち会ったのですが、決まらないのではないかと冷や汗ものでした。
 大賞は「母さんの笛静かなり夏終わる」。夏が終わった寂しさが伝わってくる秀作です。「声」でなく「笛」と表現した中七が秀逸で、これがあるために上五と下五が生きます。選考会では「夏終わる」でなく「秋きたる」でもいいのでは、との意見も出たのですが、これでは秋に向けて何かを期待するような前向きの感じになります。一つの季節が終わった、という実感を出すには、「夏終わる」の方がふさわしいでしょう。
 準賞の「勇気から逃げるでないと影が言う」。やるべきか、やらざるべきかと迷う一瞬の葛藤を表現して見事。「第三の男」のようなモノクロ映画の1シーンを思わせる作品です。
 同じく準賞の「老夫婦見るとじいちゃん思い出す」。この作者は90歳の女性です。亡くなったご主人を思い出したのでしょうか。川柳ならではの、ほのぼのとした作品ですが、長年付き添った伴侶を失った悲しさも感じられます。選考会では、「じいちゃん」ではなく「ばあちゃん」でもいいのでは、という意見もありました。主体を誰にするかで、句の印象がガラッと変わります。
 一つの句でも、十人十色の解釈ができるものです。こういう複雑さや広がりがないと秀句にはなりません。この広がりゆえに評価がさまざまに分かれるのでしょう。最後の決め手は「好み」でしょうか。(学)

2006年10月17日

因幡の縁結び

 鳥取市民にはなじみ深い白兎海岸で、神話のロマンスにあやかってユニークな縁結び企画が始まりました(17日付25面参照)。白兎海岸は観光客によく知られ、県内の大学生のデートの地としても人気が高いということです。地元にとっては山陰の海岸の一つですが、意外とその素晴らしさを認識していないのかもしれません。筆者にはキス釣りやサーフィンの海岸というイメージしかありません。
 地元観光協会などが取り組んでいる白兎起請文がきっかけとなり、さらに知名度が上がり、若い人たちが集まるスポットになってほしいですね。
 以前、鳴き砂の研究者の取材で、白兎海岸の西側で実際に鳴き砂を経験したことがあります。青谷の井手ケ浜が有名ですが、条件がそろえば白兎でも砂が鳴きます。皆さんも挑戦してみてください。(M)

2006年10月16日

注目!

 気持ちのいい選手を見つけた。大阪で開かれた世界相撲選手権大会の新相撲(女子)に日本代表として出場した東伯中2年の上田幸佳選手。団体戦の先鋒(せんぽう)として3回土俵に上がり、2勝して日本の3位に貢献した。
 170センチ、120キロの堂々たる体格。中学生といえば、周囲より少し体が大きいだけで、ひどく恥ずかしがったりするものだが、上田選手にはそういうところがまったくない。むしろ、大きな体が自分の持ち味、と思い定めている感じがする。
 スポーツに限らないが、物事を前向きにとらえ、ひたむきに努力する者が強くなる。「世界に通用する選手になりたい」という上田選手に今後も注目だ。 (吉)

2006年10月13日

映画「こほろぎ嬢」が完成

 鳥取県岩美町出身の鬼才・尾崎翠原作の映画「こほろぎ嬢」が完成しました。尾崎原作の映画としては「第七官界彷徨―尾崎翠を探して」以上の出来栄えで、しかも全編、鳥取県内でロケした作品です。
 先日、鳥取市で試写会があり早速鑑賞しましたが、会場からは「翠の世界を美しい映像詩で表現している」との意見が出されました。私も同感です。
 今後、鳥取県内はもとより全国各地や海外でも上映されます。鳥取市の映画館フェイドインが閉館するという映画ファンにとっては暗いニュースもありましたが、「こほろぎ嬢」はそんな沈滞ムードを吹き飛ばすような快作です。(学)

2006年10月12日

昼ごはん

 いつもの喫茶店の定食に飽きたというわけではないのですが、天気もよく、ちょっとドライブ。鳥取市の北中近くのうどん屋さんへ行ってきました。一緒に行った後輩のお勧めで生醤油うどんの麺大盛りとおにぎり。もうおなかいっぱいです。スダチのさわやかな香りと生醤油のさっぱいした味わいが抜群で、シンプルなだけに麺のうまさを感じます。
 店構えも店内の雰囲気もよく、評判どおりでした。どうせなら、おにぎりも本格的な手にぎりが欲しいところですね。
 それにしても昔はざるうどんの大盛りとカツ丼を食べても足りなかったくらいだったのですが、最近はやや少食気味。後輩の「量が足りなかったですねえ」の一言にあ然としてしまいました。(仁)

2006年10月10日

北朝鮮の核実験

 きのうの昼、北朝鮮核実験の一報が入りました。今朝の新聞が休刊だったため、このビッグニュースを報道することができませんでした。明日の新聞でしっかりとフォローしますので、読者の皆さまにはご了解いただきたいと思います。
 日中、日韓首脳会談、北朝鮮の核実験と北東アジア情勢は大きく動いています。特に核実験は北東アジアの政治・軍事情勢を一変するもので、山陰にも影響を及ぼすものとみられます。境港の水産物はどうなるのか、山陰の拉致被害者はどうなるのかなど目が離せません。北朝鮮関連を力を入れて報道します。(M)

2006年10月06日

竹島問題における江戸時代

 竹島の領有権をめぐって揺れる日韓関係。双方の主張は素人には分かりにくく、何が真実なのか理解しがたい面があります。
 文化面に6日付から「竹島問題における江戸時代」(7回)を連載しています。筆者は名古屋大学教授の池内敏さん。最近まで鳥大に在籍され、鳥取ともなじみの深い方です。
 連載では、中立的な立場から日韓双方の言い分や、マスコミ(日本海新聞も含めて)で紹介された説を検証していただきます。
 複雑な竹島問題を整理するために、少しでもお役に立てば、と思います。(学)

2006年10月05日

久しぶりの雨で

 びしょぬれになってしまいました。今日は朝一番から何となくついていないというか…本日付の本紙は特ダネや話題モノも多い紙面展開で、読みごたえ十分だと胸を張っていたのですが、地名で誤った表記があったのです。とてもいい記事で読者からの反応もよかっただけに残念な気持ちでいっぱいです。
 午後からは鳥取市役所で会議。とても重要な会議なのですが、あまりにも資料が多く、説明を聞くだけで終わってしまったという印象です。おまけに、横殴りの雨の中での移動。駐車場から市役所玄関まで行くのにびしょぬれになってしまいました。あー、今日はついていない。気持ちを切り替えてがんばります。(仁)

2006年10月03日

法律を身近に

 10月がスタートし、きのうは鳥取市に法テラスがオープンしました。国民に縁遠かった司法を身近に感じてもらおうと、法律について気軽に相談できる事務所です。法律にまつわるトラブル、紛争のうち、弁護士に相談するのは約2割といわれています。かつては地域社会や会社の上役が調停役を買って出て、問題解決していたそうですが、時代が変わり、地域での解決は難しくなっているということです。
 初日のきのうは、49件の利用がありました。多重債務や不動産などのトラブルに悩んでいる人が多いことを裏付ける数字です。悩んでいないで、法律相談。市民には便利な施設が開設されました。今後も法テラスの利用状況などを報道していきたいと思います。
 次は2009年度に導入される裁判員制度。司法制度改革について、皆さんの意見をお聞かせください。(M)

2006年10月02日

盗難

 油断のならない時代になったものだ。国体取材に出掛けた記者のデジカメが盗難に遭った。カメラバッグに入れ、報道用のテントに置いて取材をしている間にやられたらしい。
 実はこのカメラ、以前にも盗難に遭ったいわく付きの代物。犯人が捕まり、ようやく戻ってきたと思ったら、また、誰かに持っていかれてしまった。
 どうやら、報道関係者を狙って盗難を繰り返している輩がいるようだ。よく考えれば、報道用のテントも、誰かがずっと見張っているわけではない。仮に見張っていたとして、国体などには全国から大勢の記者やカメラマンが集まるから、同じような格好をして、堂々とやって来られたら、見破ることはできないだろう。
 昔はこんなことはなかった、と嘆いてみても仕方がない。被害に遭わぬよう、気をつけるしかない。そういう時代になった、ということだ。  (吉)