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2007年01月30日

給食の信頼回復を

 鳥取市の学校給食が原因とみられる集団感染は患者が800人近くにのぼり、ことの重大さと深刻さから本紙はきょう(30日)付の1面などで大きく取り上げました。
 社内にも子どもや配偶者が嘔吐や腹痛で苦しんだ社員が多く、他人事ではありません。二次感染の心配もあり、家族が感染して具合が悪くなった社員もいます。
 原因究明が待たれますが、問題の給食センターのずさんな対応にはあきれてしまいます。子どもたちの健康にも直結する給食センターへの信頼が一気に崩れてしまいました。責任の所在を明確にするとともに、再発防止と信頼回復に向けて関係者一丸となって対策を急いでほしい。
 ノロウイルスや鳥インフルエンザなどウイルスが猛威を振るっています。うがいと手洗い。あらためて普段のウイルス対策が重要なことを痛感しました。(M)
 

2007年01月29日

電話

 朝一番で職場の電話が鳴るとヒヤッとする。特に、スポーツイベントがたくさんあった日の翌日、つまり日曜日や月曜日が要注意だ。記事への苦情、間違いを指摘する電話…。万全を期したつもりでも、時には間違うことがあり、そういう日は1日中、暗い気持ちになる。
反対に、うれしい電話もある。29日もそう。前日にあった氷ノ山スラロームと鳥取県卓球選手権の写真注文を受け、自分で撮影したわけでもないのに、何となく誇らしい気分になった。
 苦情やおしかりを受けるより、喜んでもらえる方がはるかにいい。29日のような電話が1本でも増えるよう、これからも記者と一緒に頑張りたい。 (吉)

2007年01月26日

日本人は変わるか?

 「日本人は論理的、数理的であるよりも心理的、倫理的であり、科学的であるよりも文学的であり、客観的なものより主観的である」―。本日の文化面(9面)の連載「中間領域」での指摘です。以上に加えて私は「観念的であるよりも情緒的である」を付け加えたいと思います。
 このような傾向は、日本の文化(音楽、絵画、文学、演劇、映画、ドラマなど)はもちろんですが、政治の中にも存在します。これら「日本的なもの」の良さを生かして、さまざまな分野で世界的にも評価される優れた業績(主に芸術分野)が生み出されました。
 「論理的」と「心理的」、「科学的」と「文学的」、「観念的」と「情緒的」―。果たしてこの中間領域は埋まるでしょうか。私は根本的に埋めるのは不可能だと思います。数万年にもわたって培ってきた精神がガラッと変わることなど、ありえないと思うからです。(学)

2007年01月25日

SC鳥取への期待と課題

 混迷する知事選の一方で、Jリーグ入りを目指すSC鳥取に注目しています。社長に就任した塚野真樹さんとは5年ほど前にお目にかかり、それ以来のお付き合いです。その情熱と純粋さは変わっておらず、今後の活躍に大いに期待したいものです。スポーツという視点にとどまらず、鳥取県から全国発信できる切り札としてSC鳥取の躍進が待ち遠しいのですが、多くの課題を抱えていることも事実です。
 本日付のスポーツ面には、Jリーグ関係者がホームスタジアムとなる鳥取市のバードスタジアムを視察している記事とともに、「Jへのキックオフ」と題した連載が始まりました。収入の確保、観客動員、そして何より勝つための強化策など、越えなければならないハードルはまだまだ高いようです。読者とともに地域の夢の実現に向けて精いっぱいのエールを送りましょう。県民が後押しすることがJ参入の第一条件なのです。(仁)

2007年01月23日

心病む先生

 鳥取県教委の調査で、精神性疾患による休職の教師が増えていることがあらためて分かりました。本紙23日付23面を参照ください。
 最も多いのが働き盛りの40歳代。うつ病対策は学校だけに限らず、社会全体の大きな課題となっています。何が原因なのか、個人的な問題か、学校内のストレスか。保護者や地域社会も一緒になって考えなければならない重要な問題です。特に子どもを預ける保護者は先生の資質も合わせて、学校、教育委員会に物申すべきでしょう。
 一方で、給食費を滞納している保護者が増えていることも問題です。全国的な傾向ですが、鳥取県内でも「払えない」ではなく「払わない」あきれた親がいる実態が明らかになりました。担任など学校側が負担している実態は正常ではありません。社会常識に欠けた親の再教育がまず、必要でしょう。
 学校・教育問題を今後も積極的に報道していく方針です。(M)

2007年01月22日

都道府県駅伝

 田子らしいレースだった。21日にあった都道府県男子駅伝で、広島の3区を任された由良育英高出身の田子康宏が大失速。まさかの区間39位で、チームも5位から17位に沈んだ。
 もともと、いい時と悪い時がはっきりしている選手。高校時代にも日本海駅伝で1区を走り、脱水症状でよれよれになった。
 21日も、予想以上にいい位置でたすきをもらったため、前半からオーバーペースでつっこみ、中盤以降スタミナ切れした感じだ。無謀といえば無謀だが、あの場面で無難に走っても上位争いから脱落しただろうし、無茶を承知で勝負するくらいでないと強くならない。失敗し、悔しい思いをする。その繰り返しが、選手を成長させるのだと思う。
 むしろ、テレビを見て気になったのは、その体。全体に筋肉がつき、一回り大きくなった印象だ。肉体改造の成果ならいいが、体が大きくなった分だけ、動きに切れがないようにも見えた。
 さて、次はどんな走りを見せてくれるか。良くも悪くも、いろいろと楽しませてくれる選手だ。 (吉)

2007年01月19日

チャンバラ黄金伝説

 18日の芸能・娯楽面で「チャンバラ黄金伝説」の連載が始まりました。チャンバラトリオの山根伸介さんが、かつての時代劇スターのエピソードを紹介します。
 戦前から昭和30年代ごろまでの時代劇スターは、撮影所では「御大(おんたい)」と呼ばれ、監督よりも威張っていました。「おアップ頂戴いたします」と監督が大スターに頭を下げて撮影した、という実話があるぐらいです。御大の片岡千恵蔵と市川右太衛門が共演したら、カット数まで同じにしたといいます。
 こんな具合ですから伝説も豊富で、「阪東妻三郎は小用をたすとき、芸者が筒もたせした」とか。実際に見たわけではないので、真偽のほどは分かりませんが…。(学)

2007年01月18日

阪神大震災に思う

 昨日は阪神大震災から12年という節目の日でした。
 当時、私は米子のアパートに住んでいたのですが、遠い米子でもかなり揺れたのを覚えています。慌てて飛び起きてテレビを付けました。まさか、神戸があれほどの惨状になっているとは。それまで阪神地区は比較的地震は起きないといわれていたはずなのに。 
 しばらくして、ボランティアで炊き出しに行く機会がありました。壊滅的な被害を受けた長田区でイワシのつみれ汁を振る舞ったのですが、現地は高速道路の橋げたが倒壊したり、線路がめくれ上がった、ビルが横向けに倒れたりと、今思い起こしても信じられないほどの被害でした。
 出張で関西に向かう「スーパーはくと」の車窓から見る神戸は、いまでもところどころで空き地が見受けられます。あれから12年。東海、東南海、南海地震も予測される中、忘れてはいけない悲劇です。(仁)

2007年01月16日

田舎暮らし

 都会では年配者の田舎暮らしがブームとなっているようです。鳥取県内にもUターン、Iターンで田舎暮らしを実践する人が増えてきました。きょう付23面の鳥取市の人口増の取り組みを参照ください。
 課題は空き家と受け入れへの地元の理解です。住みたくても、地元が紹介できる物件が少なければ、Iターンは促進されません。仮に空き家があっても、地元から「よそ者」と見られては、生活しにくいのは自明です。
 鳥取県に移り住む、鳥取県の豊かな自然の中で余生を過ごしたいという方々を温かく迎える。制度面の整備と地元の理解、協力がなければ、鳥取県の人口は減る一方でしょう。
 団塊世代の呼び込みという新たな動きとその課題を今後も追っていきます。(M)

2007年01月15日

芦田選手

 都道府県女子駅伝に出場した山根朝美選手のことをコラムに書いたら、読者の方から「芦田(陽子)選手は、どうしているでしょう」との問い合わせをいただいた。
 芦田選手といえば、由良育英高が2002年に全国高校駅伝で6位入賞を果たした時の主力メンバー。同駅伝では1区を走り、区間3位と快走した。豊田自動織機に入社してすぐ、ジョギング中に交通事故に遭ったが、その後回復し、駅伝などに出場していた。
 そういえば、最近、名前を見ない。気になって豊田自動織機陸上部のホームページを開いた。ない。部員の紹介コーナーから、芦田選手が消えていた。
 才能というより、練習を積み重ねて力を付けたタイプの選手。小柄ながら、安定したピッチ走法で、最後までペースが落ちなかった。全国高校駅伝の後、競技場に戻ってきて、ニコニコ笑っていたのがきのうのようだ。
 大学に進んでいたら、今春が卒業。競技者としては、まだこれからの年齢でもあり、さびしい限りだ。(吉)

2007年01月12日

隙あり、一本!

 「ムムッ、隙(すき)がない。こやつ、出来る!(…冷や汗…)」
時代劇でよく聞くせりふですが、「隙がない」とは一体、どんな状態を指すのでしょう?
本日の文化面(9面)、中野不二男さんの隙についての論考を興味深く読みました。一瞬の思考の途切れが体の乱れとして現れる、ということでしょうか。その瞬間的な乱れを見逃さずに打ち込むのは、修行を積んだ達人の成せる業です。
 一つの疑問があります。よく時代劇で、寝ていたり道を歩いていたりする剣の達人が不意に刺客に襲われても素早く身をかわして撃退するシーンがあるのですが、あんなことは現実に可能なのでしょうか。いくら達人でも寝ていれば隙だらけだと思うのですが…。(学)

2007年01月11日

引き続き知事選

 注目の鳥取県知事選。候補者選びの過程を見ると、民間と自民党の主導権争いの様相が一段と濃くなってきました。経済界をはじめ各種団体からいろいろな声が出てくるのは望ましいと思うのですが、どうも自民党の幹部はそれが気に入らないようです。県連会長の石破衆院議員は「名前ありきではなく、どういう人が知事に望ましいか、白紙から議論すべき」と述べたらしいのですが、正論なのは認めますが、これもまあ本音を隠した建前の論議でしょう。
 片山知事本人も「政策、識見、能力などの評価のプロセスが必要」とおっしゃっていますが、8年前の知事候補選びの際に片山さんがそういうプロセスを経て知事候補になったとは言えないでしょう。当時の県議会でも自民党は二つに割れ、微妙な政治力学の中で浮上してきたのが片山さんでした。
 石破議員と片山知事の発言を聞いていると、単に民間の動きに水を差しているだけにしか見えないのです。確かに選挙でややこしい関係を作ってもらっては困るのですが、そういう弊害は県民がしっかりと監視して判断すればいいのです。(仁)

2007年01月10日

佳境の知事選候補者選び

 片山善博鳥取県知事の三選不出馬に伴う候補者選びが佳境に入っています。前副知事の平井伸治さんの名前が先行していますが、自民党内や経済界内部では異論も多く、自民党県連の石破茂会長は昨日、「白紙で議論する」と一部県議の動きをけん制しました。きょうの片山知事の会見でも知事は「名前だけ出ると、上滑りする」と石破会長をフォローする発言をしました。
 自民党はきょう午後から選挙対策委員会を開きます。知事選問題がどう論議されるのか。あすの朝刊を注目していただきたい。(M)

2007年01月04日

明けましておめでとうございます

 2007年が明けました。天気もまずまずで穏やかな正月でしたね。新聞社では元日が休刊日で2日から新聞作りが始まっています。正月の本紙紙面はいかがだったでしょうか。昨年末から苦労して制作した紙面です。あまりにページが多くて、という声もありますが、ぜひ今週末の連休にでも引っ張り出して読んでみてください。新しい発見があるはずです。
 2日からは1面で今年の年間企画「いのち見つめて―地域医療の未来」の掲載を始めました。過疎化、高齢化が進む中、山陰に生きる私たちの命を守る医療の最前線に迫ってみようと思っています。正月、会社の新年会、実家や親せき訪問などで、お酒やおせちざんまいの毎日となり、ややお疲れモードです。早く普段の生活に戻さなければと思っています。
 今日開かれた鳥取市の新年祝賀会では世相を反映してアルコールは一切なし。考えてみればお昼の会合ですので、酒がないのが当たり前なのですが、せっかくなので今日は休肝日として体調を戻したいものです。
 大勢の読者の皆さまから年賀状をいただきました。ご期待に沿えるように今年1年頑張っていく所存です。今年1年、よろしくお願いいたします。(仁)