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2007年03月30日

日展鳥取展

 第38回日展鳥取展が31日から4月15日まで、鳥取県立博物館で開かれます。本紙では連日、日展の魅力や見どころを紹介します。
 本日の文化面(9面)に、境港市出身の日展評議員・小灘一紀さんの寄稿文「見失ってきた伝統文化想起」を掲載しました。
 全国最大級の総合美術展である日展。その魅力を小灘さんは「西洋と東洋の伝統のそれぞれの良い面を大切に取り入れてきた」と書いています。
 日本の伝統的な感性や技法を基本にしつつ、西洋的な技法や新しい感覚を生かした作品づくりが、日展の大きな特徴です。鳥取では見る機会の少ないハイレベルの作品を、ぜひ鑑賞してほしいと思います。(学)

2007年03月29日

いよいよ県議選

 統一地方選では知事選ばかりが注目されていますが、実はもっと面白い(候補者には申し訳ありませんが…)のが県議選なのです。市町村合併を経て選挙区が変わった所も多く、一部を除いて中選挙区で実施されるので、各候補者の実力が得票となって一目りょう然で分かるのです。これからの県政を占う意味でも県議選の行方にもぜひ注目してください。
 告示は明日30日です。編集制作局では投票日深夜まで続く開票作業に備え、紙面づくりのスケジュールを詰めています。当落をどこよりも早く判定し、最新の情報をいかに早く読者に届けるか。この一点を考えた取材を続け、事前の準備も進めています。局内では今インフルエンザが大流行で数人の記者がダウンしてしまいました。これ以上広がらないように祈るだけですが、ホントは危機的な状況なんです。何とか残ったメンバーで頑張らねば。(仁)

2007年03月27日

投票できない

 鳥取県知事選に続いて、鳥取県議選が30日告示され、街はにぎやかになります。告示日直前のきのう、無投票とみられていた東伯郡選挙区に共産党が候補を擁立する方針を決め、一転選挙戦になることが確実となりました。
 市町村合併後初となる鳥取県議選は9つの選挙区がありますが、今のところ東伯郡を含めて6の選挙区が選挙戦となります。無投票の見通しが岩美郡、西伯郡、日野郡の3選挙区です。有権者にとっては選択の余地がなく、候補者も自身の政策を訴える機会がなくなり、民主主義の根幹にかかわる問題です。
 なぜ、対抗馬が出ないのか、出馬できない理由は何なのか、政党をはじめ政治にかかわりを持つ人たち、そして地域住民は真剣に考えなければならないと思います。(M)

2007年03月23日

新しい連載始まる

 もうすぐ4月―。新しい息吹を感じる季節です。学芸関連では、文化面で21日から「鳥取近代化の歩み―仁風閣建設から100年」、23日から「遺跡を守る―移築と解体」、家庭面では22日から「夜ふかしはとんでもない―ねむりの誤解をとく」と、それぞれ新しい連載が始まりました。
 「鳥取近代化の歩み」は、鳥取市の仁風閣が1907年に建設されたのを鳥取の近代化が本格的に始まった象徴ととらえ、いろんな分野で近代化に取り組んだ先人たちの熱意やアイデアを知り、現代に生かそうという狙いです。「遺跡を守る」は、最近とみに注目を集める遺跡保存問題を扱っています。
 「夜ふかしはとんでもない」は、完全な夜型人間の私にはちょっと気になる連載です。体には良くないと知りながら、ついつい夜遅くまで起きてしまう。そんな脆弱(ぜいじゃく)な精神に「喝!」を入れるような連載、というべきでしょうか。(学)

2007年03月22日

すっかり春に

 3月になってから寒波に見舞われて、今週明けは鳥取でも積雪を記録するなど、暖冬から一変して真冬に戻ったような天気が続きました。それでも昨日の春分の日は穏やかな天気となり、わが家でも無事にタイヤの交換を済ませました。何となく、気分も春めいてきます。
 紙面でも、統一地方選が幕を開け、選挙の話題が紙面を飾っていますが、各地で繰り広げられるさまざまなイベントを紹介する記事も増えています。卒業式もその一つです。昨日は鳥取環境大学、きょうは鳥取大学の卒業式でした。新たに社会に巣立つ若い世代の活躍に期待します。
 これからの時代は、ますます個性が大切になるでしょう。一人一人の個性が生かされ、それが地域の個性になるような、そんな社会を目指したいものです。(仁)
 

2007年03月20日

片山ミッション

 今期限りで勇退する片山善博鳥取県知事の2期8年を検証した企画「片山ミッション」計5回が終わりました。片山県政のキャッチフレーズ「情報公開」「地方の自立」などが鳥取県をどう変えたのか、関係者の声を交えながら検証しました。時代の一歩先を行く片山知事の手法に、市町村長をはじめ県民の戸惑いが浮き彫りになったのではないでしょうか。
 いよいよ22日に新しいリーダーを決める鳥取県知事選が告示されます。本格的なマニフェスト選挙となり、各候補とも政権公約を前面に立てて、有権者に訴えることでしょう。片山知事が繰り返し強調した「住民自治」と「地方の自立」。選挙を通じて、私たち有権者一人一人が真剣に考えなければならないキーワードだと思います。(M)

2007年03月19日

スポーツマンシップ

 敵に塩を送る。戦国武将の上杉謙信が、領内に塩がなくなって困っていたライバルの武田信玄に塩を送ったという故事から、敵対関係にあっても、相手が苦しい立場にある時は助けてあげることを言うのだそうだ。
 18日の日本海マラソンでも、そんなシーンがあった。36キロ地点の給水で、川上大輔選手が自分のスペシャルドリンクを、競り合っていた村戸雄輝選手に手渡した。その後、37キロで村戸選手がリードを奪い、川上選手は38キロ付近でストップ。結局、村戸選手が初優勝したが、もしあの場面で川上選手がドリンクを渡していなかったら、結果はどうなっていただろう。
 勝負以前に、相手を思いやる。村戸選手が26キロ地点の給水に失敗してズルズルと後退したシーンを見ていただけに、川上選手の行為がよけいにさわやかに映った。 (吉)

2007年03月15日

東京出張でした

 東京出張から帰ってきました。議員会館で岩国哲人議員に面談、さらに、金融庁に出向き田村耕太郎政務官と意見交換してきました。統一地方選、参院選を控え、有意義なひと時でした。東京ですべてが決まるような世の中は困るのですが、鳥取だけで井の中の蛙になってしまうことも気を付けなければなりません。出張のおりには、いろいろなところに顔を出して、自分の頭をリフレッシュすることを心掛けています。
 今回の出張は共同通信の会議に出席することが主目的だったのですが、会議に向かう途中の出来事です。共同通信が入居している汐留のメディアタワーの隣に日テレがあるのですが、ちょうどオープンスタジオで今をときめくお笑いタレントが司会をする番組を収録していたのです。警備員に囲まれて移動するところを偶然に通りがかり、わずか10メートルほどでしたが、ファンの高校生が握手を求める中、まるでマネジャーのように一緒に歩いてしまいました。いやー、東京はやはり刺激的です。(仁)

2007年03月13日

看護職はいま

 本紙の今年の目玉企画「いのち見つめて―地域医療の未来」第2部を掲載中です。今回は看護師不足をテーマに、県内の看護職の奮闘、苦闘ぶりをルポしています。病気やけがなどでお世話になる看護師。いま看護職の現場で何が起きているのか、地域医療の将来はどうなるのかを浮き彫りにした企画です。
 読者からの反響は大きく、元看護師の方などからの声が寄せられています。少子高齢化が進み、医療への県民の関心は一層高くなっており、本紙では引き続き医療問題に切り込んでいこうと考えています。ご期待ください。(M)

2007年03月09日

小早川秋聲に注目

 顔を日の丸の旗で覆われ、横たわる兵士の死体―。小早川秋聲の代表作「國之楯(くにのたて)」を初めて見たときの異様な感覚は、いまだに忘れられません。
 小早川の特集が米子市美術館で開かれています。戦前、京都画壇の中堅として特異な画風で前途を期待されましたが、戦時中は戦争画を手がけるようになりました。戦後は宗教画などを描きましたが、戦前ほどの高い評価は得られませんでした。長らく幻の画家でしたが、日南町美術館が作品の収集、再評価に取り組んだおかげで、その名を知る人も多くなってきました。
 本日の文化面(11面)に小早川の「祖国の俤(おもかげ)」が掲載されています。「國之楯」とは一味違った作品で目を引きます。こんな作品があったとは知りませんでした。関係者の地道な努力で、未解明の部分が少しずつ明かされているようです。今後もっと注目されていい画家でしょう。(学)

2007年03月08日

見出しの大切さ

 新聞は記事を書くだけでは終わりません。記事にふさわしい見出しを考え、レイアウトや編集作業を終えて、初めて新聞ができ上がります。記者にとっては記事の内容が大切なのですが、読者にとっては記事の大きさや見出しが新聞を読む際にとても大切だ、ということをあらためて認識しました。
 先日の新聞で、誤りとまで言えないけど、この見出し(正確には目次のようなものですが)は問題があると指摘をいただき、鳥取県庁商工労働部に出向きました。確かに指摘の通りで、読者に謝った印象を与えてしまったようです。地域を元気にしたい、豊かにしたい、その取り組みを応援したいという新聞の使命からずれた表現になってしまったことは、残念でなりません。
 新聞社側が意図して付けた表現ではないということは、幹部の皆さんにもご理解いただきましたが、互いの思いを率直に意見交換できたことで、実り多い訪問でした。今後も読者の立場に立った新聞づくりを心掛けていきます。(仁)

2007年03月06日

三寒四温

 初夏の陽気から一転、真冬の寒さに戻りました。まさに三寒四温。しかも、今年は極端な暑さ寒さとなっています。風邪を引かないよう着るものをこまめに調整しなければなりませんね。
 ところで、注目の鳥取県知事選は候補者が確定し、今月22日に告示となります。きょう付から候補者選びの裏側を探った知事選企画を始めました。県議選の候補者もほぼ出そろい、9日の2月定例県議会閉会後から、前哨戦が本格化します。いよいよ4年に1度の統一地方選。そして7月には「天下分け目」の参院選が待ち構えています。日本海新聞の選挙報道にご期待ください。(M)

2007年03月05日

初体験

 少年野球リーグの審判講習会に初めて参加した。試合が始まれば選手の保護者が交代で塁審を務めるため、事前に勉強をしておこうというのだ。
 3時間半の講習で分かったのは、選手の邪魔をしない、良く見える位置で判定する―。言葉にすれば簡単だが、やってみると意外に難しい。イメージ通りに体が動いてくれないし、次のプレーを予測して準備をしておかないと、ちゃんとした判定ができないのだ。
 グラウンドにいるので、ゲームを見る目線、臨場感は選手と同じ。ボールこそ扱わないが、試合の流れを読み、自分でプレーしているような感覚を味わえる。野球の取材をしていて、審判のどこが面白いのだろうと思っていたが、謎が解けた気がした。 (吉)

2007年03月02日

城の話題相次ぐ

 安土城の屏風(びょうぶ)探し、鳥取城の石垣研究、鳥取市の天神山に大規模な城跡発見―と、城の話題が続きました。城には白亜の天守閣、壮大な石垣などのイメージがありますが、戦国時代の城は土造りで天守閣も石垣もないものがほとんどです。秀吉の因幡攻めのときの鳥取城にも石垣はありませんでした。
 歴史の話で困るのは、決定的な物的証拠がないことです。安土城にしてもいくつかの復元案はありますが定説はありません。発掘すれば分かるというものでもなく、蘇我氏の屋敷跡が見つかったという記事も最近掲載されましたが、「その可能性が高い」というだけで確実ではありません。
 「白か黒か」をはっきりさせないと駄目という立場からすれば、何とあいまいなことをやっているのだろうと思われるかもしれませんが、さまざまな説を出すことで歴史の面白さが広がります。研究や議論を重ねているうちに真実の姿が見えてきます。そのまま放置していたら、永久に分かりません。(学)

2007年03月01日

きょうから3月

 暖冬のまま春を迎え、早春にふさわしいうららかな天気となりましたね。県内の高校では卒業式が行われているようです。日本の春は、別れの季節、出発(これを「たびだち」と読める人は既に中高年)の季節、節目の季節でもあります。そんな、雰囲気を紙面に出したいものです。
 本日の紙面では、「鳥取砂丘イリュージョン」の存続に暗雲という記事に注目したいですね。せっかくボランティアで始まったイベントを、行政や経済界も受け止めることができないという現状。寂しいというか、情けないというべきでしょうか。行政の役割も大切ですが、最もかかわりの深い砂丘の観光業者の意欲が欠けていることが気になります。
 この地域の魅力を、それぞれの立場で高めて、この地域の発展を考えないと、本当に沈下してしまうだけだと思うのですが。(仁)