スポーツマンシップ
敵に塩を送る。戦国武将の上杉謙信が、領内に塩がなくなって困っていたライバルの武田信玄に塩を送ったという故事から、敵対関係にあっても、相手が苦しい立場にある時は助けてあげることを言うのだそうだ。
18日の日本海マラソンでも、そんなシーンがあった。36キロ地点の給水で、川上大輔選手が自分のスペシャルドリンクを、競り合っていた村戸雄輝選手に手渡した。その後、37キロで村戸選手がリードを奪い、川上選手は38キロ付近でストップ。結局、村戸選手が初優勝したが、もしあの場面で川上選手がドリンクを渡していなかったら、結果はどうなっていただろう。
勝負以前に、相手を思いやる。村戸選手が26キロ地点の給水に失敗してズルズルと後退したシーンを見ていただけに、川上選手の行為がよけいにさわやかに映った。 (吉)