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2007年05月31日

夏来たり

 きょうで5月も終わり。もうすぐ梅雨の季節ですが、紙面ではいち早く夏の雰囲気をお届けしました。1面には毎年おなじみですが、南部町の「とっとり花回廊」で6月2日から始まる「ムーンライトフラワーガーデン」の様子を幻想的な写真で紹介しました。もう5年ほど前のことですが、土砂降りの雨の中で開かれていたことを思い出します。いろいろな課題があると思うのですが、来場者に飽きられることのないように、毎年毎年工夫を凝らして魅力アップに努める花回廊の努力に頭が下がります。
 地域面には湯梨浜町の「あやめ池公園」のタイワンギクの写真を掲載しました。濃紅色の鮮やかな花はパッと紙面が引き立つ感じです。ホームセンターなどでは「松葉ギク」としておなじみです。鳥取市でも夏になると中国電力鳥取支社というか鳥取城北高付近でも見ることができます。葉がサボテンのようで乾燥に強く日照りが続いたときでも見事な花を咲かせ、ひまわりと並んで夏の定番の花ですね。ぜひ一度、ご覧ください。(仁)

2007年05月28日

集大成

 高校生アスリートの大きな目標、インターハイ出場を懸けた鳥取県高校総体が今週末に県内各地で開かれる。ここで負ければ引退、という3年生も多く、スポーツに関して言えば、高校3年間の集大成とも言える大会だ。
 中学でも、6月に入ると県総体の地区予選が始まる。後になって、「ああすればよかった」「こうしておけばよかった」と悔いを残さないよう、しっかりと体調を整え、本番に備えてほしい。 (吉)

2007年05月25日

「作者の家」

 本日の文化面(9面)に、河竹登志夫さんの「近代の原点振り返る意義―120年ぶりの天覧歌舞伎」が掲載されています。史上初めての天覧歌舞伎における歌舞伎役者や皇族たちの反応を面白く紹介しています。
 河竹さんは、血のつながりこそありませんが、江戸時代を代表する歌舞伎作者・河竹黙阿弥のひ孫です。関東大震災など時代の波に揺れる歌舞伎作者の家の歴史を克明に書き留めた「作者の家」(1980年)や、明治時代以降、日本人が西洋演劇を受容していく過程を描いた「日本のハムレット」(1972年)などの著作がある比較演劇学の大家です。
 「作者の家」は岩波現代文庫に収録されているので気軽に読めます。「日本のハムレット」は横尾忠則のユニークな装丁が目を引く好著なのですが、絶版状態のようです。復刊すれば現在でも喜ばれるのに、惜しい気がします。(学)

2007年05月24日

赤ちゃん2題

 初夏というよりも本格的な夏到来を思わせる天気ですね。汗っかきの私は夏が苦手なのです。出勤前に鉢植えに水遣りをするだけで一仕事終えたような気にもなります。1面の「砂丘らっきょう」の写真は一粒一粒が大きなラッキョウがおいしそうです。きょうはこの写真の次に、ローカル面の赤ちゃんの写真をぜひ見てきただきたいのです。
 赤ちゃんといっても2題あり、1つはかわいらしい赤ちゃんを抱っこし、恥ずかしそうな、でもうれしそうな笑顔を見せている東郷小の児童の写真です。子供たちは小さな赤ちゃんを抱いて、どんな感想を持ったのでしょうか。命の大切さでしょうか、人のぬくもりでしょうか。それとも両親への感謝でしょうか。
 もう1つの赤ちゃんは米子市の湊山公園の赤ちゃんザルです。この写真が人間の親子以上に人間らしさを感じさせる秀逸の写真です。「決して離そうとしない」母ザルの力強さと赤ちゃんザルの無垢な姿をぜひご覧ください。(仁)

2007年05月21日

社会人野球リーグ

 鳥取キタロウズを含む全国の社会人チームで、リーグ戦を行う計画が進められているという。中心になっているのは、茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督。鳥取、茨城のほか岩手、福井、滋賀、鹿児島のクラブチームが参加し、ホームアンドアウエー方式で年間10試合を行う計画だそうだ。
 練習試合も思うようにできない地方のチームには願ってもない話。切磋琢磨(せっさたくま)をする中で、それぞれがレベルアップを図れるほか、入場料はチームの活動費に充てることができる。経済的な基盤がしっかりしているとは言えない地方の社会人チームには、その点もプラスだろうし、野球ファンには観戦の楽しみが増える。
 仕事をこなしながらの活動で、選手個々にはスケジュール調整などの難しい問題もあるだろう。が、困難な局面こそ飛躍のチャンスだ。ぜひリーグ戦を実現させ、選手もチームも次のステップを目指してほしい。 (吉)

2007年05月18日

麦秋

 昨日の本紙1面に「麦秋 おじぎ一色」の見出しで麦の刈り入れ作業の写真が掲載されたのを見て、小津安二郎監督の映画「麦秋」(1951年)を思い出しました。婚期の遅れた娘(原節子)がようやく結婚した後、一人家に残された父親(笠智衆)は喜びとともに一抹の孤独を感じます。ラスト近く、風になびく麦畑のシーンが印象的でした。
 「麦秋」というタイトルは、戦前のアメリカ映画の巨匠、キング・ビダー監督の「麦秋」(1934年)に感動した小津監督が付けたようです。ビダー監督の「麦秋」は、農民が荒れ地の開拓に成功して麦の栽培に成功するまでを描いた作品です。原題の「アワ・デイリー・ブレッド」に「麦秋」という邦題を付けたセンスの良さが光ります。今なら、原題をカタカナ表記でそのまま使って公開するところでしょう。原題通りにしてしまえば、季節感や余韻などあったものではありません。
 小津作品は「ばくしゅう」、ビダー作品は「むぎのあき」と読みます。一つの漢字でもいろんな意味や読み方があります。漢字は奥が深いですね。
 本日の文化面「映画のチカラ」では、映画による文化交流の問題を扱っています。ただ見て楽しむだけではない映画の可能性。映画も奥が深いんです。(学)

2007年05月17日

平井県政の羅針盤

 平井知事誕生から1カ月が過ぎました。公約の次世代改革推進本部も発足し、産業振興や雇用確保に向けた取り組みも始まっています。5回連載で「平井県政の羅針盤」企画を掲載しました。県民所得も伸び悩み、有効求人倍率も低迷したままで、何となく閉そく感の漂う鳥取県ですが、官民挙げて何とか現状を乗り越えたいものです。
 新たな企業誘致も大きな目標かもしれませんが、既存の企業の技術力アップ、業績向上を支えることも重要な課題です。これまでは「地域の自立」のために文化立県や観光振興にスポットが当たっていましたが、それに加えて産業振興という最も肝心な幹となるテーマが加わったともいえそうです。確かに、行政のできる範囲は限られているかもしれませんが、経済界が脆弱な鳥取県では民間に呼び掛けたり、民間をサポートするという意識がもっと必要なのかもしれません。
 企画では県内企業の現場の取り組みや悩みも紹介しています。手前みそですが読みごたえのある連載でした。ぜひご一読ください。(仁)

2007年05月15日

日本一を誇ろう

 本紙「もっとはっとほっと」面に連載中の「わがまちなんでも日本一」が好評です。少しこじつけもあるかもしれませんが、「わが町にもこんな日本一があったんだ」と知っていただくことが、企画の趣旨です。
  「日本一危険な国宝・三徳山投入堂」「日本一大きい鬼太郎石像」…。楽しいではないですか。この企画に限らず、わが町わが地区の日本一があれば、ぜひ情報をお寄せください。取材して、紙面で紹介したいと思います。
 鳥取県人はとかく、PRべた、アピールが足りないと指摘されます。日本一、世界一を掘り起こして、積極的にアピールしていけば、観光振興にも役立つのではないでしょうか。(M)

2007年05月14日

着衣泳講習会

 26日に鳥取市の県営屋内プールで開かれる着衣泳講習会の案内記事を書いたところ、掲載から数日たって、「連絡先の電話番号が違っていました」と電話があった。本来なら、「今さら、そんなことを言われても」と苦情の一つも言うところだが、具合の悪いことに、電話の主がよく知った人物。中学時代から注目していた陸上の元短距離選手で、高校時代に何度か記事に取り上げたことがあった。
 大きな試合、大事な場面になるほど力んでしまい、本来の力が出せないタイプ。真面目で無器用、性格がそのまま走りに表れたような選手で、「なんとかしてやりたい」とずっと気に掛かっていた。
 講習会の記事を早々に書いたのも、担当者がその選手だったから。まさか、こんな形でなんとかしてあげることになるとは―。運命の不思議を思いつつ、「頑張って」と一声添えて、電話を切った。 (吉)

2007年05月10日

日韓交流の行方

 昨日付で掲載した琴浦町の「風の丘」の記念碑から「東海」も文字を削除した件で、韓国のメディアからの問い合わせが本社報道部にも相次ぎ、韓国の有力紙に加え、本紙と姉妹提携している江原日報も報じています。
 日韓交流に積極的に取り組んできた鳥取県の地方紙としてはとても残念で遺憾な話題です。弊紙の思いは本日付「海潮音」で掲載したとおりです。「日本海」の呼称が国際的に定着しているからこそ、削ったからといって何が変わることでもなく、削る手間と時間だけが無駄なのではないでしょうか。国際交流は、まず相手の立場を思いやることこそがスタートです。「東海」の文字の有無の是非よりも、その背景にある韓国側の気持ちを思いやる配慮が大切だと感じます。読者の皆さんはどう感じますか?(仁)

2007年05月08日

観光地人気様変わり

 ゴールデンウイークが終わりました。皆さんの休暇はいかがでしたか。鳥取県内の観光地では、境港市の水木しげるロードが期間中、全国から22万人を集め、一躍県内最大の観光地に成長しました。テレビや映画の効果もありますが、一から創り上げた観光地がこれほどの人気スポットになるとは。関係者のアイデアと努力、そして何よりも地元を愛する水木しげるさんに脱帽です。
 鳥取県の観光地といえば、砂丘と大山が定番。いずれも素晴らしい自然美が魅力ですが、自然だけでは人は来ないことは、水木ロードの成功で明らかです。観光客のニーズをとらえた仕掛け、アピール、熱意が必要でしょう。
 筆者は日本三景の一つ、京都府宮津市の天橋立を初めて訪れました。鳥取からは遠いイメージですが、実際は車で3時間半程度と手軽なドライブです。砂丘などと同じ自然美が売りですが、街の雰囲気、みやげ物、宿泊施設、仕掛けいずれも県内観光地よりレベルが上でした。一番はごみが見事にないこと。海も山も街もよく管理され、観光への意識が相当高いという感じでした。
 自然美は全国どこにもあります。鳥取ならではのもの、ユニークな仕掛け、そして熱意。自然美にあぐらをかいていたら、この観光大競争時代には勝てないでしょう。(M)

2007年05月01日

鳥取県議会スタート

 山陰地方はきのうまでの好天とは打って変わって、朝方まで雨、その後強風が吹き荒れています。
 先月の選挙で当選した鳥取県議がきょう初登庁し、平井知事とともに鳥取県政の両輪として議員活動をスタートしました。きょう付の1面で企画「分権時代の県議会」を始めましたので、ぜひお読みください。
 鳥取県議会では会派構成をめぐって荒れ模様です。自民党系の2つの会派が大同団結するのか、しこりが解消されず分裂するのか、注目されます。ただ、県民にはとても分かりにくい行動です。県民の信託を受けた県議は有権者にきちんと説明すべきでしょう。(M)