着衣泳講習会
26日に鳥取市の県営屋内プールで開かれる着衣泳講習会の案内記事を書いたところ、掲載から数日たって、「連絡先の電話番号が違っていました」と電話があった。本来なら、「今さら、そんなことを言われても」と苦情の一つも言うところだが、具合の悪いことに、電話の主がよく知った人物。中学時代から注目していた陸上の元短距離選手で、高校時代に何度か記事に取り上げたことがあった。
大きな試合、大事な場面になるほど力んでしまい、本来の力が出せないタイプ。真面目で無器用、性格がそのまま走りに表れたような選手で、「なんとかしてやりたい」とずっと気に掛かっていた。
講習会の記事を早々に書いたのも、担当者がその選手だったから。まさか、こんな形でなんとかしてあげることになるとは―。運命の不思議を思いつつ、「頑張って」と一声添えて、電話を切った。 (吉)