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2007年08月31日

謎の万代寺遺跡

 28日の家庭面「地域の住まいと文化」で、渡辺一正鳥取環境大教授が「古代の大都市、郡家」と題し、鳥取県八頭町の八頭高校近くにある万代寺遺跡についてふれています。
この遺跡は古代の八上郡(現在の鳥取市河原町、八頭町、若桜町辺り)の郡衙(ぐんが。郡の役所)跡とされ、渡辺教授の指摘どおり、古代の郡衙の中では群を抜いた大きさを誇ります。つまり日本一大きな古代の郡役所なのです。
 現在は埋め戻され、地上から遺構は確認できません。遺構の一部は、八頭高校の敷地の下にあると思われるので、遺跡の全体像を把握するのは困難です。
 なぜ、こんな大規模な役所がこの地に造られたのか。これを考えることは、古代因幡の謎を解き明かすことにつながると、私は考えています。(学)

2007年08月30日

速報ニュース

 当社をはじめほとんどの新聞社では、独自にホームページを持ち、新聞以外のメディアに多くのニュースを提供しています。わが日本海新聞のHPでは、朝の新聞記事をアップするだけではなく、事件事故をはじめ記者会見など、その日の出来事を「速報ニュース」として,随時更新しています。この速報ニュースがよく見られており、アクセス数も急増、多くの読者からも「ニュースが一番早く分かる」という声をいただいています。
 まだまだ、即時性や内容に課題はありますが、翌日の新聞をみるまでに、その日のうちに第一報だけを読者に届けたい、そして、詳しい記事を翌日の紙面で読んでいただきたい、という思いで速報ニュースに力を入れていきます。そうそう、最近は写真だけでなく、ビデオによる動画撮影にも挑戦しているんですよ。インターネットがここまで普及している時代、これからの新聞と読者のかかわりは、ネットとの連携がテーマになるのではとも感じています。(仁)

2007年08月28日

雄たけび

 大阪で開かれている世界陸上。日本勢が不調なのが気がかりですが、純粋に陸上競技の素晴らしさを満喫しています。男子百メートルのパウエルとゲイの激突、ハンマー投げや砲丸投げの雄たけび、イシンバエワの華麗な棒高跳び、メダル候補のまさかの予選敗退。スポーツ競技ですが、人間ドラマが詰まっているのではないでしょうか。
 鳥取でキャンプしたジャマイカ選手はおおむね好調のようです。パウエルが残念でしたが、もう一人のスター、ベロニカ・キャンベルは昨夜、見事に女子百メートルでジャマイカ初の金メダルを獲得しました。同タイムの微妙な判定。素人のテレビ司会者がキャンベルの優勝にいちゃもんをつけていたのにはあきれましたが、鳥取で素敵な笑顔を振りまいたキャンベルの優勝には胸がすく思いでした。
 それにしても、日本勢はどうしたのでしょうか。地元開催で期待が大きすぎたのかもしれません。自己ベストを目指し、実力通りの成績を収めてほしいものです。(M)

2007年08月27日

パウエル

 さすがは男子100メートルの世界記録保持者。今回はタイソン・ゲイに敗れたが、アサファ・パウエルのスプリンターとしての大器ぶりが強く印象に残った。
 身長190センチ、体重88キロ。183センチ、73キロのゲイより一回り大きな体で、60メートル付近までリードした。同じスピードで動けるなら、体の大きな選手が有利。スタートの反応で遅れながら、パウエルが前半リードしたのは、ゲイと同じスピードで動いていたからだろう。
 あとはトップスピードをいかに維持するか。今回は、ゲイに追い上げられて終盤力み、スピードを殺してしまったが、本来の力はあんなものではないはず。五輪や世界選手権で勝てず、「速いが、強くない」との風評もあると聞くが、あれだけの能力があれば、「速くて強い」選手になる日も、そう遠くない気がする。(吉)

2007年08月23日

ソウル便休止について

 米子―ソウル便が存亡の危機に直面しています。今朝の本紙によると、10月末に休止することをアシアナ航空が既に鳥取県に伝えていたとのことです。採算ベースには程遠い搭乗率を考えれば複雑な心境ですが、何とか存続を図りたいものです。
 米子空港のソウル便の開設は2001年のことですが、6年前の1995年ごろから開設に向けた誘致活動が始まったのを思い出します。当時は西尾邑次知事時代、前知事の片山善博氏が総務部長だったころです。何度も何度も県の使節団がソウルに出向き、片山氏が知事就任後になって、さまざまな人脈を生かしてアシアナ航空トップの心を動かし、やっとの思いで実現したのがこのソウル便でした。
 地域が個性を発揮して自立を目指さなければならない時代、県は韓国・江原道や中国・吉林省、モンゴル・中央県、ロシア・沿海地方などとの交流を進める一方、境港では国際港湾を目指す取り組みも始まりました。鳥取県が目指す環日本海交流がこれから実を結ぼうとする中、ソウル便の行方は行政だけでなく、経済界や一般県民にとっても大きな関心を集めそうです。(仁)

2007年08月21日

ジャマイカ旋風

 鳥取市で合宿していた世界陸上ジャマイカチームがきょう21日、決戦の地、大阪に向け出発しました。アサファ・パウエル、ベロニカ・キャンベル…。 世界記録保持者や五輪金メダリストを多く輩出している陸上王国ながら、日本ではなじみが薄かったのですが、今回の合宿でジャマイカファンになった県民は多いのではないでしょうか。
 陽気なお国柄で、キャンベル選手らの素敵な笑顔を連日、新聞に掲載しました。陸上教室などを通じて、鳥取県陸上界に刺激を与えたことは間違いなく、カリブ海の国との国際交流も一気に進んだのではないでしょうか。何よりも鳥取市民の温かいもてなしで、選手たちが気持ちよく練習できたことが最大の収穫です。来年の北京五輪でもぜひ、事前キャンプに鳥取市を選んでほしいですね。
 世界陸上は25日に開幕し、注目の男子百メートル決勝は26日午後10時20分。パウエル選手と米国のゲイ選手の一騎打ちが楽しみです。わずか10秒弱の戦い。生中継を見逃さないように。(M)

ブレークタイム

 インターハイがようやく終わりました。7月28日の開幕から24日間。その間には中国中学や境高の甲子園出場、国体中国ブロック予選(ミニ国体)などがあり、相撲個人で準優勝した山口雅弘選手らの活躍は、はるか昔のことのようです。陸上担当のY記者も佐賀、広島に連続出張。楽しみにしていたジャマイカ選手団の取材は、ほとんどできませんでした。
 ようやくひと段落、といきたいところですが、今週末にかけては全国中学やミニ国体の一部競技が残っています。日曜日にはバレーボールの日本海リーグが開幕。熱戦が続く高校野球の秋季地区リーグが終われば、秋の県大会に向けたチーム取材も始まります。スポーツ記者がひと息つけるのは、まだまだ先のようです。(吉)

2007年08月10日

クマのつぶやき

 家庭面の小説『ゆうとりあ』が佳境に入りました。クマの出現にあたふたする主人公の姿が、ユーモラスかつ真実味豊かに描き出されています。
 鳥取市でも、国府町広西でクマが目撃されたと報道されました。地図で見ると国府町の平野部はすぐそこにあり、鳥取環境大も近いような場所です。こんなところにクマが出るのかと、ヒヤリとしました。
 本来なら出ない場所でクマが確認されることが最近よくあります。餌不足や里山の崩壊など、原因はいろいろでしょうが、根本的には山を荒れ放題にしている人間に責任があるのではないでしょうか。
 「お前らがちゃんとしないから、こんなことになるんだ」というクマのつぶやきが聞こえてきそうです。(学)

2007年08月07日

平和を考える夏

 きのうは「広島原爆の日」でした。テレビで「8月6日は何の日?」と東京の繁華街で若者たちにインタビューしていました。ほとんどが「知らない」。大きなショックです。学校や親は何を教えてきたのでしょうか。
 鳥取市でも死没者追悼式が営まれ、被爆者や関係者に安倍首相の原爆症認定基準見直しについて聞いてみました(7日付20面参照)。評価はさまざまでしたが、「裁判で控訴していながら… 政治的パフォーマンスだ」との言葉が印象的でした。
 あすは夏の甲子園開幕、あさって9日は「長崎原爆の日」、12日は1985年の日航ジャンボ機墜落の日、そして15日は終戦記念日。鳥取では11日に鳥取しゃんしゃん祭、12日に市民納涼花火大会が開かれます。あすは早くも立秋で、夏はあっという間に過ぎ去ろうとしています。平和についてじっくりと考える1週間にしたいと思います。(M)

2007年08月03日

原爆の記憶

 「私は、ヒロシマを見た」 「いや、君は何も見ていない」―。
アラン・レネ監督の映画「二十四時間の情事」(1959年、日仏合作)での、フランス人女性と日本人男性との会話です。
 一見、意味不明の禅問答のような会話なのですが、人間の記憶や存在のはかなさ、あいまいさを象徴させた台詞です。原爆による広島の惨状は、第三者に本当に理解されるのか。理解したと思い込んでいるだけなのではないか。「見た」という記憶さえも、時がたてば薄れ、失われるのではないか―。
 本日の文化面「場に息づく思想―被爆者固有の記憶を未来に」を読んで、「二十四時間の情事」を思い出しました。さまざまな解釈が可能な深みのある、みずみずしい映像に魅了されます。ビデオかDVDを見つけたら、ぜひ見てほしい作品です。
 ちなみに原題は「ヒロシマ、わが愛」というロマンチックなものでした。(学)

2007年08月02日

いま何度?

 それにしても暑い日ですね。所要で外出し、鳥取市の若桜街道を歩いていたのですが、じっとしているだけで汗が体からにじみ出てくるような、汗でシャツがべとつくような、空気がまとわりつくような感覚。気が滅入るような暑さです。
 社内にいても、席が窓際のせいか、涼しさを感じることもなく、うちわばかりを扇いで仕事になりません。こんな日は早めに仕事を切り上げて、冷たいビールをキューッといきたいですね。ということで、本日は早めに仕事を切り上げてビアガーデンに行こうかとみんなで話し合っています。とはいうものの、明日未明くらいには台風がやって来そうなので、そちらのほうも気掛かりで…飲むのも早めに切り上げなければなりません。週末のイベントも中止になったものもあるそうです。直撃しなければいいのですが、ちょっと心配です。(仁)