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パウエル

 さすがは男子100メートルの世界記録保持者。今回はタイソン・ゲイに敗れたが、アサファ・パウエルのスプリンターとしての大器ぶりが強く印象に残った。
 身長190センチ、体重88キロ。183センチ、73キロのゲイより一回り大きな体で、60メートル付近までリードした。同じスピードで動けるなら、体の大きな選手が有利。スタートの反応で遅れながら、パウエルが前半リードしたのは、ゲイと同じスピードで動いていたからだろう。
 あとはトップスピードをいかに維持するか。今回は、ゲイに追い上げられて終盤力み、スピードを殺してしまったが、本来の力はあんなものではないはず。五輪や世界選手権で勝てず、「速いが、強くない」との風評もあると聞くが、あれだけの能力があれば、「速くて強い」選手になる日も、そう遠くない気がする。(吉)

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