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2007年10月30日

球春に夢ふくらむ

 秋季中国地区高校野球大会で八頭がベスト4入り。1996年春の米子東以来、県勢12年ぶりのセンバツ出場の夢が膨らんできました。1回戦では広島県大会2位の如水館に、九回二死から4連打で逆転サヨナラ勝ち。準々決勝では鳥取県大会優勝の米子松蔭を八回コールドで下しました。
 中国地区のセンバツ出場枠は3。ベスト4に残っているのは山口2校、鳥取と岡山が1校ずつで、山口の2校がそろって決勝に進まない限り、鳥取、岡山、山口で1校ずつが選ばれる可能性が高そうです。
 しかし、96年秋の中国大会では、現・阪神の能見投手を擁した鳥取城北がベスト4入り。97年春のセンバツ出場を期待されながら、涙をのんだ例もあります。まずは、あと1勝。3日にある華陵(山口)との準決勝に勝ち、同校初のセンバツ出場を自らの手で引き寄せてほしいものです。(吉)

2007年10月27日

謎の万代寺遺跡7

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 万代寺遺跡(八上郡衙跡)の北にそびえるのが霊石山(写真)です。中腹には巨石・御子石があり猿田彦命の霊がこもるとされて古くから信仰の対象となり、山名の由来になっています。
 霊石山のふもとで、千代川と八東川が合流しています。川の合流点にある山は古代、神聖な山とされたところが多く、その意味でも霊石山は、神の霊がこもる山としてふさわしい条件にあります。
 霊石山一帯の山を「中山」といいますが、これは因幡国の真ん中にあることから付いたとされます。中山は古墳の密集地で、線刻画を刻んだ石室を持つものもあります。古墳時代から栄えた地域であることは確実です。
 因幡国の中央に位置する「国中平野」にある「中山」。この一帯は地理的に中央にあるだけでなく、政治的にも中心だった時期があったのでしょう。こういう背景があって、大規模な八上郡衙ができたと考えられます。(学)


2007年10月23日

偽装列島と公務員不祥事

 三重の「赤福」に続いて、秋田の「比内鶏」の偽装が発覚しました。まさに「偽装列島」。中国の偽商品などを批判する前に、足元のメイドインジャパンも疑ってかからなければなりません。
 民間以上に情けないのが相次ぐ公務員の不祥事。C型肝炎問題の厚生労働省の対応は国民の命を守る省として「喝!」。かつてのHIV感染問題の反省もなしに、相変わらずの無能ぶりです。前防衛事務次官の接待は論外。鳥取市でも飲酒運転や病気療養中のスポーツ大会出場と不祥事続きです。
 本紙本日付19面をご覧ください。倉吉の仏師が「社会の木鐸たれ」と焼き杉の木鐸を本社に寄贈されました。新聞社社員として、あらためてこの言葉を肝に銘じました。(M)

2007年10月22日

目指せ、センバツ

 センバツの第一関門となる秋季中国地区高校野球大会が26日から広島で開かれます。鳥取からは米子松蔭、鳥取西、八頭が出場。初戦はいずれも広島勢との対戦です。
 県勢のセンバツ出場は1996年の米子東が最後。高校野球ファンならずとも、「もうそろそろ…」と言いたくなるところです。
 本紙の野球担当によると、近年、県勢と山陽勢との力の差が広がっているように感じる、といいます。今回も厳しい戦いになるでしょうが、そういう状況だからこそ、県勢が活躍すれば、野球界だけでなく県全体が活気づきます。
 12年ぶりのセンバツか―。そんな見出しが紙面を飾るのを期待しています。(吉)

2007年10月19日

謎の万代寺遺跡6

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 誰でも知ってる神話「因幡の白兎」。大国主命が八上姫と結婚するために、わざわざ出雲から因幡にやって来るというお話です。写真は、河原城(鳥取市河原町)に最近新設された大国主命と八上姫の出会いの場面です。神話ですから歴史的な事実そのままでないことはもちろんですが、何らかの事実を反映しているとみて間違いありません。
 八上姫とは、八上郡で最も有力な豪族の娘のことです。因幡国庁が置かれたのは法美郡(現在の鳥取市国府町一帯)ですが、大国主命が求めたのが「法美姫」ではなく八上姫だったことは、古代の八上郡が因幡の中心地だったからでしょう。中央とも深い関係を持ち、大きな勢力を振るっていたのではないでしょうか。
 八上郡衙跡とされる万代寺遺跡がずば抜けて大規模な理由は、ここらあたりにあったと考えています。(学)

2007年10月16日

県議報酬

 鳥取県議会議員の報酬をどうするか、県民の関心を集めています。県議会のプロジェクトチームがたたき台として示した引き上げ案に対して、県民の痛烈な批判が相次ぎ、きのうの議会改革推進会議では一気に慎重論が浮上しました(16日付本紙24面参照)。当然の対応でしょう。
 たたき台を細かく見ますと、疑問点だらけです。なぜ生活給を県部長級並みにするのか、土日祝日の各種イベント出席になぜ報酬を出すのか(政治活動の一部もあるはず)、返還する議員もいるのに政務調査費をなぜ上乗せするのか、なぜ退職金として先取りするのか。根拠があまりにもご都合主義です。
 さらに論議して有識者会議などに諮るということですが、県民がしっかりチェックする必要があります。(M)

2007年10月09日

集客力

 鳥取市にオープンした山陰最大のショッピングセンターにこの連休、出かけてみました。1、2階吹き抜けの開放的なモールは山陰にはないしゃれた造りで、大阪など都会のモールに入った錯覚を覚えました。
 驚いたのは県外ナンバーの車が多かったこと。岡山ナンバーは津山など岡山県北部、姫路ナンバーは兵庫県但馬地方の買い物客が中心とみられますが、予想を超えた集客力といえましょう。この県外客が観光地にも訪れ、お金を落とせば、経済効果は相当なものでしょう。
 1企業の出店ということで、行政や団体は表向き静観していますが、鳥取自動車道の2009年度開通を控えて、都市間競争を勝ち抜く核の一つとして、このSCの存在は大きいと思います。地域内でパイを奪い合うのではなく、地域外から客を呼び寄せる方策を官民一体となって取り組むことが重要だと思います。(M)

秋田わか杉国体

 9月29日に開幕した「秋田わか杉国体」もいよいよ最終日を迎えました。22年ぶりに優勝した軟式野球一般Aの鳥取三洋電機をはじめ、今国体では鳥取県勢が大活躍。連日、活気のある紙面を読者の皆さんに届けることができました。
 まさに選手の頑張りによるものですが、本紙取材班も選手たちに負けないくらい頑張りました。特に若手の女性記者2人は、開会式から閉会式まで11日間にわたって県選手団に密着。レンタカーで秋田県内を走り回り、勝って笑い、負けて涙する選手たちの姿を紹介してきました。
 早朝から深夜まで、体力的には本当にきつい11日間だったでしょうが、2人には貴重な経験になったはず。スポーツ記者として一回り成長し、たくましくなって帰ってくるのを、楽しみに待ちたいと思います。 (吉)

2007年10月05日

謎の万代寺遺跡5

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 写真は、河原城(鳥取市河原町)の天守閣から見た国中平野です。左端に部分的に見える山が、ハンググライダーのメッカ・霊石山。中央奥に見えるのが猫山(因幡富士)で、それを望む場所に万代寺遺跡があります。
 万代寺遺跡で見つかった古代の八上郡衙(八上郡の郡役所)跡は、執政の中心施設・正殿や後殿などがあった郡庁の規模が、東西、南北とも約98メートルの正方形の範囲であることが確認されています。
 全国的に見ても、当時の郡庁の平均的な規模は東西、南北とも50メートル前後であり、これに比べて約2倍の大きさというのは異例中の異例です。国の出先機関である国庁と同規模か、それ以上の規模なのです。
 なぜ、こんなに大きいのか。謎です。

2007年10月04日

分権と文化芸術

 3年前から充て職のような形で鳥取県総合芸術文化祭の実行委員を務めています。主催者として文化祭で実施する事業について協議するのですが、この文化祭も今年で5回目を迎え、もう一度その意義やあり方を考えてみることも大切かなと感じています。
 県民が芸術文化に触れ、地域の文化資源に親しむことが、住民の自身と誇りにつながり、地域の分権・自立につながってくると思うのですが、自らを振り返っても芸術文化と触れる時間も余裕もないよ、という人が大半なのが現状です。そういう人たちにも気軽に立ち寄ってもらえる仕掛けができないだろうか、文化関係者だけでなく経済界や農業団体、市民団体など各界各層の人たちを巻き込んで、新しい文化祭が実現できないだろうか、県外にもアピールできる事業はできないだろうか、などもう一度初心に帰って考えてみたいと思います。いつまでも行政に頼って、行政にお任せの文化祭ではなく、県民一人一人の力で、子どもからあんちゃん、ねえちゃん、おっちゃん、おばちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんまで楽しめる取り組みを期待したいと感じています。(仁)

2007年10月02日

ごみ減量化

 鳥取市でごみの有料化が始まりました(2日付本紙25面参照)。筆者も今朝、町内会指定の収集所に新しいごみ袋を出してきました。一見したところ、古い袋はなく、警告シールも張られていませんでした。しかし、集合住宅を中心に新袋について周知が徹底していないようです。
 今回の有料化は市民がごみを減らすきっかけになるのでは、と見ています。ただ、プラスチックごみについてはいやおうなしに出さざるを得ません。この欄で以前にも指摘しましたが、あらゆる商品のプラスチックの過剰包装を何とかしてもらいたいものです。市民に負担を強いるだけでなく、業者への指導がごみ減量化には不可欠です。(M)