謎の万代寺遺跡6
誰でも知ってる神話「因幡の白兎」。大国主命が八上姫と結婚するために、わざわざ出雲から因幡にやって来るというお話です。写真は、河原城(鳥取市河原町)に最近新設された大国主命と八上姫の出会いの場面です。神話ですから歴史的な事実そのままでないことはもちろんですが、何らかの事実を反映しているとみて間違いありません。
八上姫とは、八上郡で最も有力な豪族の娘のことです。因幡国庁が置かれたのは法美郡(現在の鳥取市国府町一帯)ですが、大国主命が求めたのが「法美姫」ではなく八上姫だったことは、古代の八上郡が因幡の中心地だったからでしょう。中央とも深い関係を持ち、大きな勢力を振るっていたのではないでしょうか。
八上郡衙跡とされる万代寺遺跡がずば抜けて大規模な理由は、ここらあたりにあったと考えています。(学)