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2008年01月31日

名言

「眼(め)に元気を出せ 相手がよく観(み)える 奇跡を信じれば 奇跡が奇跡を呼ぶ」―。八頭ナインをピンチから救い、初の選抜へと導いた言葉が、スポーツ面で紹介されました。中尾コーチが大学時代に教わり、ナインにアドバイスしたもの。八頭の子たちは、いい指導者に巡り合えました。
 米子西高野球部の井畑監督はかつて、チームの主砲の目の前に白球を差し出して「ボールの中の芯(しん)の、そのまた芯を打て」と極限の集中力を呼び起こしました。頑張る選手と、その眠れる力を引き出す指導者。目いっぱいの闘いの中から、名言は生まれます。(ほ)

2008年01月30日

12年前の彼

 八頭高の硬式野球部が鳥取県勢として12年ぶりの「センバツ」出場を決めたことに、読者から温かいメッセージが続々と寄せられています。12年前の春に甲子園の土を踏み、釜石南高(岩手)を9-7で下して1勝を挙げた米子東高OBからも「最高の校歌を歌ってください」と激励の言葉が届きました。先制し、逆転され、再逆転した12年前の大接戦。現地で取材をしたのですが、今回メッセージを寄せていただいた彼はチームに尽くそうと懸命でした。そのひたむきな姿勢にこちらも胸が熱くなったものです。そろそろ30歳になる彼が、ちょうどひと回り若い八頭高ナインに、心からのエールを送る…。選ばれた人のみが知る夢のような体験を通じてバトンは渡されていくようです。(圭)

2008年01月29日

競争原理

 全日空が4月から燃料価格高騰を理由に航空運賃の値上げを予定しています。他空港よりも高い運賃を強いられている鳥取、米子空港の東京便も全国一律の値上げに組み込まれ、割高感がさらに強まります。(29日付23面参照)
 鳥取県内の行政や経済界は一斉に反発し、値下げ運動を展開する予定ですが、見通しは厳しいと言わざるをえません。高い運賃の原因は鳥取、米子とも競合する会社がなく、全日空単独路線のためでしょう。競争原理が働かず、供給側の言い値で決まってしまいます。高くなれば、利用者が減る悪循環も心配されます。行政、経済界の知恵と熱意、県民の下支えで運賃値下げを実現しなければなりません。(M)

2008年01月25日

たらい回し?

 最近、病院が受け入れを拒否して患者が死亡したというニュースをよく目にします。「たらい回し」などと批判されたりしています。自分や家族が同じ目にあったら、と思うとぞっとします。でも、これってどうなんでしょう。受け入れない病院だけが悪いのでしょうか。「医師を配置しない職務怠慢な病院のせい」なのでしょうか。中にはそんな病院もあるのかもしれませんが…。
 患者受け入れ拒否の根本的な原因は、深刻化する医師不足や二次救急病院の減少などだと思います。医療機関のモラルなんていう次元を超えています。問題の解決を個々の病院や医師の努力に求めることは意味のないことでしょう。
 産科・小児科・救急医療を中心に「医療崩壊」が各地で社会問題化しています。一方で、病院側には「経営の効率化」が求められていると聞きます。医療の分野に「効率」や「利益」を持ち込む考え方には賛同できません。
 病院や医師は理念と現実のはざまで苦しんでいるのではないでしょうか。決して病院側の味方をしているのではありません。社会全体で考えなければならない問題なのです。
 「暫定税率」が関心を集めています。もちろん道路整備は必要でしょう。でも、少子・高齢化が進む社会では、命や健康にかかわる医療・福祉や、人間形成にかかわる教育のインフラも、それ以上に充実させてほしいのです。悲しいニュースを繰り返さないために、国、自治体、関係機関、市民が知恵を出し合うときです。(周)

2008年01月24日

〝休春〟にピリオド

 11年続いた〝休春〟にピリオドが打たれ、鳥取に久々の〝球春〟が訪れそうです。センバツ出場校の発表は25日。秋の中国大会で準優勝した八頭の初出場が確実視されています。米東黄金時代、山陰の暴れん坊倉北、倉東さわやか旋風…。県勢はセンバツで数々の名勝負、ドラマを刻んできました。長いトンネルを抜け春をつかんだふるさとチームに、大舞台でのびのびとプレーしてほしいと願っています。
 内輪話で恐縮ですが、マニアックな野球取材で関係者の皆さんにお世話になった三野記者が担当を離れることになりました。念願のセンバツ出場正式決定を前にした異動で寂しさも感じているようですが、温め続けてきた高校野球への思いを最後の執筆に注入してくれています。近くお披露目できそうです。(ほ)

2008年01月23日

お金の話

 お金の話といっても、家計や個人のさいふの中身の話ではなく、自治体の財政運営を支える地方交付税の話です。
 本日(23日)付の本紙2面、24面に、来年度の地方交付税の中の「地方再生対策費」の自治体への配分額が掲載されています。この地方再生対策費は、政府が新たに創設した交付税の特別枠。昨年の参院選での惨敗を踏まえた地方対策ともいえます。鳥取県のように税収が乏しい県に手厚く配分されているのが特徴です。
 ただ、これは交付税全体の一部にすぎません。小泉政権時代から、政府は交付税総額をばっさりと削ってきました。来年度は全国ベースの総枠が増えますが、微増にすぎません。鳥取県や県内の市町村に地方再生対策費という特別枠が潤沢に入ってきても、肝心の総額が定まらなければ安心できないのです。
 「地域再生の名の通り、疲弊した地域を元気にする事業に充ててほしい」。政府はそんなメッセージを発したいのでしょうが、当たり前の事業を行うお金さえ十分でない自治体には難しいことです。
 地方が自立するためには、最低限の条件を整えてもらわなければなりません。交付税もその一つ。中央政府のご都合主義は枚挙にいとまがありませんから、よくよく監視していきましょう(圭)
 


2008年01月22日

男子駅伝

 12年ぶりに運動担当を外れ、都道府県男子駅伝を初めて自宅のテレビで見た。鳥取は序盤で出遅れて37位に終わったが、広島で出場した中国電力の岡本直己選手が3区で区間2位、16人抜きを演じた。
 岡本選手が初めて同駅伝に出場したのは、東伯中3年だった第5回大会。「高校でも(陸上競技を)続けるかどうか…」。競技への迷いを口にしていたが、その大会で区間13位と好走、結局、陸上競技が盛んな由良育英高に進んだ。
 選手には飛躍のきっかけになるレースがある。岡本選手にとっては、中学3年だった第5回大会と今回が、それだったのかも。近い将来、もっと大きな舞台で快走する姿を見られるかもしれない。(吉)

2008年01月21日

暫定税率

 今年3月で期限が切れる道路特定財源の暫定税率をめぐって、国会が揺れています。暫定税率維持によって道路予算を確保したい政府与党や地方に対し、民主党は廃止を主張しています。鳥取県は「廃止されれば、姫鳥線や山陰道の開通が絶望的になる」とホームページなどで県民に訴えています(21日付本紙24面参照)。これに対して、民主党は「廃止でガソリン代が1リットル当たり25円値下げになる」と強調しています。
 遅れている高速道路の早期整備か、ガソリン代の値下げか。自家用車が不可欠の地方に住むわれわれにとって、大きな岐路に立っています。住民一人一人がじっくりと考えなければならない課題だと思います。(M)

2008年01月18日

謎の万代寺遺跡16

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 「風水」という言葉が使用されたのは12世紀ごろだそうですが、それ以前にも風水と同じ考えは日本に伝わっていました。それを証明するのが、高松塚古墳やキトラ古墳(7世紀末―8世紀初め)に描かれた四神図(北に玄武、南に朱雀、東に青竜、西に白虎)です。
 風水では、天地のエネルギーは北から起こって南に流れるとされ、北にある玄武の山は、大きければ大きいほど強いエネルギーがわくといいます。このエネルギーが風などで散らないようにするために、東西(左右)が山で囲まれた土地を選び、都や古墳などが建設されます。
 写真は、万代寺遺跡(八上郡衙跡。8世紀前半から9世紀前半)付近から北方の山を撮ったものです。霊石山にまでつながる山並みは、玄武の山とするにふさわしい大きさです。この付近の山は古墳の密集地でもあり、古くから信仰の対象になっていたことをうかがわせます。北と東西に山がそびえ、南に平野が開ける場所に八上郡衙が建設されたのは、北から起こったエネルギーを平野部に流し込み、八上郡の繁栄を願ったためではないでしょうか。
 万代寺遺跡を研究するには、その周囲の地理的条件を考慮することも必要です。その上で、なぜ、ここに、こんな大規模な郡衙が置かれたのかを考えることは、因幡の古代史を解明する重要なポイントになると考えています。(学)

2008年01月17日

読書のきっかけに

 忙しさにかまけて、最近、読書することが少なくなったと自戒しています。子どもに「本を読めよ」と言う前に、まずは大人がテレビを消して、読書する姿を見せなければなりません。
 米子市出身の作家、桜庭一樹さんの作品が直木賞を受賞しました。県内の書店も「桜庭コーナー」を設けて、アピールすることでしょう。平井伸治鳥取県知事が「県民の自信と誇りにつながる快挙」とコメントしている通り、ビッグニュースとなりました。
 読書を復活するいいきっかけになりそうです。(M)

2008年01月08日

スタート

 小学校の冬休みが終わりました。休み中、「宿題は?」と聞くと、「あと少し…」と余裕ありげに答えていたわが家の小5の二男は、2日前からハチマキ姿で机の前。直前になって課題集を丸々1冊やっていないことに気付いた小1の三男もショックを乗り越えて、なんとか最後までやり終えたようです。
 さて、昨年末以降、交代で休みをもらっていたわが運動班もようやく勢ぞろい。本格的に2008年がスタートしました。今週末には都道府県対抗女子駅伝があり、25日のセンバツ高校野球の選考会では八頭高が選出される見通しです。
 今年も、忙しい1年になりそうですが、わが家のわんぱく達のように、その時になって慌てないよう、しっかりと準備をして臨みたいと思っています。(吉)