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2008年07月30日

スポーツの力

 新聞は面によって締め切り時間が設けられています。その日の試合や大会の結果をできる限り掲載しようと、スポーツ面の締め切りは遅めの設定です。
 今、午後10時が近づいていますが、隣にいる運動デスクが血相を変えて埼玉インターハイのプレスセンターから続々入稿される原稿に手を入れています。男子ハンマー投げの長石匡君(倉吉北)が3位入賞―。記者が選手の歩みや喜びを生き生きと表現した「読み物」が間もなく整理部に渡るところです。
 かつて私もスポーツ記者を経験しましたが、インターハイから夏の甲子園、夏季国体、秋季国体と大きな大会が続く「繁忙期」は別名「死のロード」と表現されたものです。遠征続きで体力的、精神的にも相当過酷な環境の中で、記者に元気を与えてくれるのは選手の活躍、胸打つドラマ。そして、日付が変わるころの、同僚との一杯でしょうか。
 アメリカのスポーツコラムに、読者の声を紹介したこんな一節があったのを思い出します。
 「私は朝起きて新聞を手にすると、真っ先にスポーツ面を開く。なぜなら、人間が成し遂げたことであふれているからだ」
 スポーツはさまざまな場面で人生と重ねて語られます。プロでもアマチュアでも、選手たちの「為し遂げたこと」から普遍の勇気をもらえることがあります。
 読者の皆さん。朝の一読、時にはスポーツ面からどうぞ。(圭)

2008年07月28日

ゲリラ豪雨

 昨日の金沢豪雨に続いて、きょうは神戸で子どもたちが鉄砲水に流される悲惨な事故が発生しました。異常気象の中でも近年顕著なのが、狭い地域の短時間の「ゲリラ豪雨」です。昨年秋には鳥取県の若桜町と琴浦町などで「ゲリラ豪雨」に見舞われました。本社がある鳥取市では晴れているのに、若桜町や八頭町では1時間100ミリの豪雨。いつどこで水害に遭うかわからないので、「ゲリラ豪雨」と呼んでいます。
 昨夜は地区の納涼祭の最中に雷雨となり、一時テントに避難しました。他県では突風でイベント会場のテントが倒れて犠牲者も出ています。台風時期以外でも、豪雨、竜巻、突風などには気をつけなければいけません。(M)

2008年07月26日

30年前の夏

 1978(昭和53)年ですから、もう30年もたつのですね。夏の甲子園のテレビ中継に家族で食い入るように見入った記憶があります。鳥取県代表の倉吉北は強豪で鳴らした東東京代表の早稲田実業と初戦で激突しました。試合前は相手が相手だけにあきらめムードでしたが、違いました。初回に2点、2回に1点を入れ、3-0とリードしたのです。その後、早実が2点を返し、3-2に。エースの松本投手が苦しそうに口をあけながら、セットポジションで投げ続けます。「もうだめだ、追いつかれる」。そんな思いで画面を見つめていましたので、勝った瞬間は信じられませんでした。確か、テレビのアナウンサーが「人口が最も少ない鳥取の代表が東京の高校を破りました」とコメントしていたのを覚えています。今夏の甲子園に出場する鳥取西の相手が前評判の高い木更津総合(東千葉代表)に決まった時、なぜか30年前の「奇跡の勝利」を連想してしまいました。相手が優勝候補とされる強豪だからでしょうか。前回が60回大会で、今大会が同じく節目の90回大会だからでしょうか。むちゃくちゃな根拠ですが、奇妙な符合があるので「あの時の再現」を期待してしまうのです。(理)                                                                                                                                                   

2008年07月23日

「監督賛歌」

 きょう23日付の紙面から、甲子園に出場する鳥取西ナインへの激励の言葉を紹介する「久松賛歌」を連載しています。ナインにはまず1勝を挙げてもらいたいと期待していますが、彼らを甲子園に導いた西村寿之監督にもエールを送ります。
 運動記者だった10年と少し前、当時米子高校硬式野球部でコーチだった西村さんと話をしたことがあります。いわば指導者としての修行時代。監督のもとで選手たちをしきりに鼓舞していた姿を覚えています。
 当時の地道な経験もきっとどこかに生きているのでしょう。今大会での落ち着いた采配ぶりを見ていて、そう感じました。県大会決勝でナインが見せた粘り強さを大舞台でも引き出してほしいものです。(圭)
 

2008年07月22日

大暑

 きょうは二十四節気の一つ「大暑」です。すでに数日前から〝大暑〟が続いており、出勤前にすでに汗だくだくの毎日です。熱中症で倒れる人が相次いでおり、室内でも適度な水分を取るように心がけたいものです。
 暑い夏と言えば、14年前、1994年の夏を思い出します。松江勤務でしたが、連日、37度、38度。鳥取市では39.1度を記録した日もありました。その前年が冷夏、コメ不足だっただけに暑さは倍加。昼間、外を歩く人はほとんどなく、松江では水制限で庭木の水やりもできない状況でした。
 当時は家も事業所も喫茶店もエアコンをガンガン効かせていましたが、今は環境意識の高まりと原油高騰などで、エアコン温度も高め設定。家では昔ながらの扇風機とうちわで何とか過ごしています。蚊帳でも吊れば、昭和30年代の雰囲気が出るのですが、売っているところを知りません。需要がないから、売っていてもたぶん高いでしょう。そういえば、近年蚊があまり出ませんね。セミも鳴かない。ただ暑いだけの夏は本当につまらない。でも、先日、ウマオイが「スイーチョン」と鳴いていました。盛夏の中でも、季節は少しずつ秋に向かっているのですね。(M)

2008年07月19日

NOMOとテレビ

 野茂英雄投手が引退しました。彼が変えたものは多いのですが、そのひとつに野球放送があります。それまで米大リーグの放送はあまり注目されませんでしたが、野茂投手が登板するようになって一躍脚光を浴びるようになりました。そして後続の日本選手が増えるたびコンテンツとしての「大リーグ」は充実していきます。「米大リーグの試合」という新しいテレビのコンテンツは、野茂投手が育てたといっても過言ではありません。そしてその画面で繰り広げられる大リーグの素晴らしさは人々に感銘を与え、日本の野球ファンを高度化させたともいえます。ニュースも妙な昼夜逆転が起きました。野球の速報は深夜のニュースがすべて担っていましたが、米大リーグの速報は朝か午前中のニュースが主役です。深夜の野球ニュースは、米大リーグに限って速報ではなく「遅報」になったのです。また、サラリーマンの勤務態度も変えました。午前中に流される大リーグの試合に社員が見入ってしまう、という経営者の悩みを聞いたことがあります。(閑)

2008年07月18日

毎年の悲劇

 梅雨が明け、夏休みを迎えて、初の休日。何やら開放感あふれる時季ですが、毎年、悲劇が繰り返される季節でもあります。水難事故です。梅雨が明けて海で泳げるようになっただけで多くの人々が落命するのですから、ある意味、台風と同じぐらいの警戒が必要です。学生時代、夏休み前に先輩と山陽を旅行し、休み明けの再会を約して別れましたが、彼と再び会うことはできませんでした。休み中に琵琶湖で溺死したのです。あの時の衝撃は今でも胸に悲しい染みを広げます。19日からの三連休。どうか、注意に注意を重ねて、楽しい夏にしてください。(理)

2008年07月14日

熱球

 高校野球鳥取県大会は連日、熱戦が続いています。日本海新聞ホームページでは、今大会1回戦からイニングごとの速報を行っています。また、「熱球ブログ」と題して、担当のデスクが球場からイニングごとに戦いぶりをリポートしています。アクセス数は日に日に増えています。新聞とともに、高校野球の速報にも注目ください。
 また、携帯電話でも応援メッセージなどを書き込めるコーナーをつくり、好評を博しています。
 このまま試合が順調に消化すれば、20日が決勝戦。どこが甲子園切符を手にするのか。記者たちの奮闘も続きます。(M)

2008年07月09日

「先進県」なのに

 「鳥取県はDV(施策)先進県と大きな顔をしながら実態は違う」。きょう9日の25面に、鳥取県婦人相談所の職員の冷ややかな対応に精神的な苦痛を受けた女性の訴えが載りました。
 鳥取県は家庭内暴力に関する施策に積極的で、そのメニューは都道府県の中で最も充実していると言っていいでしょう。でも、被害者に対応する「人」が親身になって相談に乗ってあげられないようなら、施策も台無しです。
 以前、暴力を振るう夫から逃げ、シェルターに保護されていたDV被害者を取材したことがありますが、肉体・精神的に追い詰められながら、かすかな将来への希望を語っていたのを覚えています。
 そうし希望を踏みにじるような対応。猛省してもらわねばなりません。(圭)

2008年07月08日

梅雨明け?

  好天が続いていますが、山口県を除いて中国地方は梅雨のまま。10日ごろに高気圧の勢力が弱まるという予報があり、すんなりとは梅雨明けを宣言できないようです。
 ただ、今後雨が降ったとしても、「もう梅雨明けでいいんじゃないの」というのが、市民の率直な感想では。気象学などは分かりませんが、新聞記事には、こうした市民感覚が大事です。
  夏物商戦や暑さ対策―。実際の梅雨明けはまだでも、紙面はすでに夏モードです。(吉)

2008年07月07日

すだれ

 地球温暖化や原油・食料高騰をテーマとした洞爺湖サミットが開幕しました。国レベルの対策とともに、家庭のレベルで温暖化対策が急がれています。わが家も昨日、各部屋の窓にすだれを取り付け、夏モードに。電気代も上がっており、極力エアコンに頼らず、打ち水や風鈴など日本伝統の涼しくする工夫を取り入れたいものです。
 きょうは七夕。鳥取県庁をはじめ役所や企業で午後8時から電灯を消す「県内一斉ライトダウン」が繰り広げられます。一過性の取り組みに終わらず、無駄な残業は減らし、夜は早く家に帰って、早く寝る。早寝早起きの習慣がつけば、温暖化防止にも健康対策にもなります。ライフスタイルを抜本的に変えないといけませんね。(M)

2008年07月03日

「嵐の抽選会?」

 鳥取県内に3日午後2時ごろ、初の竜巻注意報が出ました。ちょうどその時間、倉吉で夏の高校野球鳥取大会の組み合わせ抽選会が行われていました。外は雷、スコール、強風。嵐の大会の予兆か? 倉吉北と米子東は初戦でよく当たる印象があります。八頭の相手の岩美はなかなかのくせ者。巧者・倉吉東と好投手のいる鳥取工との開幕試合も見もの。荒れるかどうかは別として、ことしは1回戦からかなり面白そう。
 個人的には、自分の担当校の鳥取湖陵と青谷と鳥取城北がなぜか全部同じゾーンに入ってしまって、勝手に盛り上がっています。特に鳥取湖陵VS青谷。なぜか燃えるカードです。(ほ)

2008年07月02日

「アタック」求めた貴重な提言

 1、2の両日鳥取、倉吉両市で開かれた「日本海政経懇話会」で「食のみやこ鳥取」の発信策を提言した外食チェーン、リンガーハット会長の米浜和英さん(鳥取市出身)。東京勤務時代に何度かインタビューしたことがあるのですが、今回も農業者と販売者との契約栽培の推奨など「攻めの姿勢」を求めた発言が印象に残りました。「少しおとなしすぎるかもしれない」。米浜さんは以前、鳥取県の県民性と照らして生産者のアピール不足を指摘していました。「外食、中食産業にアタックを」と積極的な売り込みに期待した米浜さん。しっかりと受け止め、生かしていきたいものです。(圭)

2008年07月01日

ジャマイカ旋風

 北京五輪が近づいてきました。五輪の花といえば、陸上男子百メートル。大阪陸上の際、鳥取市で事前キャンプをしたジャマイカのウサイン・ボルト選手が同国のアサファ・パウエル選手の記録を破って世界新を出したのは記憶に新しいところ。ジャマイカ選手権でもボルト選手が優勝した。大阪で優勝したタイソン・ゲイ選手は先日、追い風参照ながら9秒68の驚異的な記録を出し、本番ではボルト、ゲイ両選手の一騎打ちとなりそうです。パウエル選手にも頑張ってほしいですね。
 女子は同じくジャマイカのベロニカ・キャンベル選手。鳥取でファンの心をつかみました。百メートルでは惜しくも4位で五輪の出場権はありませんが、二百メートルは見事に優勝。北京での活躍を期待したい思います。
 鳥取県出身者では自転車の和田見選手に続いて、男子バレーボールの山本選手の出場が正式に決まりました。鳥取県民を感動させるパフォーマンスを披露してほしいと願っています。(M)