NOMOとテレビ
野茂英雄投手が引退しました。彼が変えたものは多いのですが、そのひとつに野球放送があります。それまで米大リーグの放送はあまり注目されませんでしたが、野茂投手が登板するようになって一躍脚光を浴びるようになりました。そして後続の日本選手が増えるたびコンテンツとしての「大リーグ」は充実していきます。「米大リーグの試合」という新しいテレビのコンテンツは、野茂投手が育てたといっても過言ではありません。そしてその画面で繰り広げられる大リーグの素晴らしさは人々に感銘を与え、日本の野球ファンを高度化させたともいえます。ニュースも妙な昼夜逆転が起きました。野球の速報は深夜のニュースがすべて担っていましたが、米大リーグの速報は朝か午前中のニュースが主役です。深夜の野球ニュースは、米大リーグに限って速報ではなく「遅報」になったのです。また、サラリーマンの勤務態度も変えました。午前中に流される大リーグの試合に社員が見入ってしまう、という経営者の悩みを聞いたことがあります。(閑)