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2008年09月30日

秋本番

 暑い、暑いと言っていたら、9月も終わり。先週の日曜日には、鳥取市の最高気温が20度を下回ったそうです。朝晩など、むしろ肌寒いくらい。小2の末っ子も、何かというとぺったりと体を寄せてくるようになりました。
 夏から秋へ。これまでは少々雨に打たれても、むしろ気持ちいいくらいでしたが、これからはそうもいきません。中学生の長男は片道5㌔の自転車通学。朝夕の空模様が、これまで以上に気になる季節になりました。(吉)

世界遺産登録は、手段

 内容の厳選で世界遺産ブームに急ブレーキがかかっています。そのあおりで三徳山の登録も難しい状況になりました。ただ、三徳山の価値見直し運動は、これからが正念場ではないでしょうか。
 今後の展開は①目標喪失で熱意が薄れて調査が先細りになる②目標喪失で世論の反発が高まりこれまで同様の予算拠出が難しくなる③歯を食いしばって世界遺産を目指して調査研究を続ける④世界遺産にこだわらず地域の資源として調査研究を続けていく―などが想像されますが、あらためて「なぜ、三徳山の世界遺産登録を目指すのか」が問われるのではないでしょうか。つまり、世界遺産への登録はあくまで手段に過ぎず、三徳山の価値を人々に理解してもらい後世に大切に伝えていくのが目標のはずです。石見銀山は世界遺産の「せ」の字もないころから、地元が盛り上がり、研究を深めていました。神社仏閣城郭遺構の学術研究はまちづくりの方向性と一致しない限り放置されることが多いもの。せっかく盛り上がった運動をしぼませてほしくないのです。(閑)

2008年09月29日

県西部の大競争時代

 日吉津村のイオンSCが一部オープンしました。完全オープンすると、イオン鳥取北よりも大きく、山陰最大となります。
 県西部の商業界は大型店によって節目がつくられてきました。昭和では米子高島屋、米子ストア(のちの米子大丸、米子天満屋)の進出、地元の商業者が集まってできたやよい、初の郊外型大型店として名をはせたホープタウンのオープンなどが節目です。平成に入っては米子ビブレ(現駅前サティ)の開店、米子天満屋の郊外移転、日吉津のジャスコ、境港のプラント開店などが節目として列挙できるでしょう。ただ、今回は過去の節目と違うような気がするのです。かつては大型店が開店すると「大型店VS中心市街地」の図式が強調されましたが、今回は本格的な「大型店VS大型店」の構図となりました。以前は一つの大型店が増床に踏み切ると各大型店が続くなど派手な増床合戦が繰り広げられましたが、今回の大増床は施設競争を封じ込めるほどの大きさです。つまり、これまでは大型店=強者でしたが、今回の競争に敗れれば大型店の中にも弱者が生じるような気がするのです。県西部に大型店再編の荒波が押し寄せています。(理)

失言、迷言、名言

 急に涼しくなり、長袖に衣替えしました。ここ数年暑い秋が続き、10月も半袖が多かったのですが、通常の秋に戻った感じがします。
 しかし、政界は熱く燃えています。早ければ3日にも衆議院を解散し、11月2日の投票が有力視されています。そんな中での、国土交通大臣の引責辞任にはまったくもってあきれました。確信犯であることは明らかで、3つの失言がありましたが、日教組批判がしたかったのでしょう。主義主張は勝手ですが、大臣になってしかも文部科学大臣ではなく、国土交通大臣なのに、なぜこの時期にこんな発言をしたのか。全く理解できません。駄々っ子のような行為です。
 政治家の失言、迷言がいかに多いことか。人の心を打つ名言を語ることが政治家の重要な仕事ではないでしょうか。(M)

2008年09月24日

輝門

 「鬼門」といわれる農相ポストにきょう、鳥取1区選出の石破茂衆院議員が就任しました。安倍政権以降、不祥事やスキャンダルで大臣が4人も代わったポストです。防衛通で知られる石破さんですが、かつては農水政務次官などの経験もあり、以前取材した折には将来の農相への意欲ありありでした。ご本人にとっては〝輝門〟ともいえるポストだと推察します。
 お手並み拝見。あっという間に解散・総選挙の流れではありますが…。(圭)


リハーサル

 鳥取県など北東アジア5地域の北東アジア地方政府サミットが、ロシア沿海地方のウラジオストクで開かれました。週5日発行する現地の新聞社の記事をインターネットで見ましたが、見出しは「2012年APECのリハーサル」。つまり小さいながらも今回の国際会議が、2012年にウラジオストクでの開催が決まっているAPEC(アジア太平洋経済協力)会議の格好の試金石だったととらえているのです。ウラジオストクでは、インフラ整備が急ピッチで進められているそうです。APECが開催された地域には集中的に国際資本が投下されるというだけに、受け皿づくりに懸命なのですね。境港とウラジオストクを結ぶ航路の準備が進んでいますが、現地の新聞社はサミットで航路への支援を訴えた平井知事の提案を「最も注目される」と扱っていました。ウラジオストクは経済振興に向けた雰囲気が盛り上がっているだけに、新航路の経済効果に期待が膨らみます。(閑)

2008年09月22日

ニュース脳

 休日の昨日はあいにくの雨で、アウトドアは休み。自宅でインターネットも開かず、テレビもほとんど見ず、久しぶりの読書三昧でした。ニュースに余り接しなかったため、今朝の新聞、テレビニュースが実に新鮮。注目の阪神―巨人戦の結果を知りたくて、新聞を開くトキメキは何とも言えません。
 新聞人としては常にニュースに敏感にならなくてはいけませんが、この情報過多であくせくした時代はストレスが多く、自分を見失ってしまいそうです。たまには情報の受信を必要最小限にして、脳を休ませることも必要です。
 デジタル全盛時代ですが、やはりアナログも人間には必要です。文学作品で頭脳に刺激を与え、ニュースばかり追いかけている「ニュース脳」をリフレッシュさせることも大切ですね。(M)

2008年09月19日

稲刈り

 敬老の日の15日、家族で稲刈りをしました。機械で刈って天日に干す。少し手間のかかる作業ですが、家で食べるだけのわずかな量でもあり、1日あればできるだろう、と簡単に考えていました。
 ところが、作業を始めるとトラブル続出。刈り取り機のひもがつまって、刈った稲束が結べなくなったり、稲を掛ける「はで」が稲の重さに耐えかねて何度も壊れたり―。
 古くなった竹や木のくいを、ちゃんと調べないで「はで」の材料に使ったのがいけないのですが、経験不足も失敗の大きな要因でした。
 結局、暗くなっても刈った稲すべてを「はで」に掛けることができず、仕上げを76歳の老母に託すはめに。どんな仕事も、はたで見るほど簡単ではない。そんなことをあらためて感じた1日でした。(吉)

2008年09月18日

打撃

 体が出来上がっていない子どもに「ボールを呼び込んで打て」と指導しても、バットの根っこに当たったり、打球が詰まってしまって、なかなかうまく打てない。結局「ボールを前でたたけ」と教える傾向が強くなる。
 これがあまりよろしくない結果を招いているとの指摘がある。
 鳥取の高校野球の最大の弱点は打撃。強打を誇った今夏の鳥取西も、甲子園ではボールになるスライダーの見極めに苦しんだ。あとひと呼吸、ボールを長く見られるかでどうかで勝負は分かれる。専門家は「鳥取からは好投手がよく出ると言われるが、打撃の質が違うから。いいボールは打てない打ち方になっている」と分析する。
 ミートポイントが前さばきになり過ぎると、ボールの見切りが早くなって球の変化に対応できず、しかも強い打球が打ち返せなくなるとの指摘だ。これは他県の選手とのパワーの差とかいう問題ではなく、小さいころから染みついた打撃感覚が影響しているのかもしれない。
 子どものうちは、たとえ出合い頭でもボールをかっ飛ばす喜びを味わうことは大切だと思う。でも、体力がついてきた段階で、選手も指導者も考え方をスパッと切り替えて打ち方を改める必要がありそう。打てないという明らかな結果が出ている以上、早急に手を打たないと。(ほ)

2008年09月17日

近づく総選挙

 自民党総裁選の投開票日(22日)が近づいてきました。政治・選挙担当記者は東京在勤も含め、総裁選の後に控える解散総選挙を視野に取材に駆け回っています。福田首相の辞任表明の夜、締め切りまでの短い時間に記者が手分けをして国会議員や県議の声を集めたのですが、あの喧騒(突発ニュースが入った仕事場は騒然とします)の残響の中にいまもいるような気がします。このまま一気に総選挙になだれ込んでいくのでしょう。
 東京に勤務していた一年半ほど前、国会の中にある図書館で元首相の小泉純一郎さんとすれ違いました。すでにSPは伴わず、一人で本を探しに(来ておられたのでしょう)。小泉さんはその時、一議員でしかなく、今もそうなのですが、総理・総裁として先導した構造改革の陰を、その時も今も思います。安倍さんも福田さんも、構造改革の負の遺産に押しつぶされるように政権を途中で投げ出しました。負の遺産とはひと言でいえば、社会格差に象徴される、弱い立場の人への配慮を欠いた行政だと考えます。
 総選挙では、小泉改革のマイナス面をいかに解消するかについて、与野党双方の候補の主張にじっくり耳を傾けたいものです。(圭)

衆院選はいつ

 自民党総裁選は22日に投票が行われ、実質次の首相が決まります。次は衆院解散総選挙ですが、10月26日、11月2日、11月9日いずれかの投票が予想されています。要は首相の政治日程と新内閣の支持率次第でしょう。
 総選挙の日程が確定しないため、10月と11月の各種会議の日程が流動的となっています。外部からの会合参加の呼びかけにも「選挙期日が確定しないと、出席できるかどうか」とあいまいな返事。すでに12月ごろに延期になった会合もあります。
 福田首相の退陣表明から総選挙まで約2カ月間の政治空白は国民生活にどのような影響が出るのでしょうか。汚染米、リーマン破綻など課題は山積しています。政局に明け暮れ、国民生活を顧みない政治家には「レッドカード」を出さなくてはなりません。(M)

2008年09月08日

7117人

 J2入りに向け正念場を迎えているガイナーレ鳥取のホーム戦が昨日(7日)、米子市の東山陸上競技場で行われ、チーム創設以来最多の観客数7117人を記録しました。県西部のガイナーレに寄せる思いが数字に表れています。最も試合の多い鳥取市のとりぎんバードスタジアムでも、ぜひ西部に負けない観客数を記録したいですね。
 それにしても残念な試合となりました。ガイナーレのJ2昇格の条件は3つ。JFL4位以内、ホームゲームの観客動員平均3千人以上、経営基盤がしっかりしていること。観客動員と経営は地元の支援次第でクリアできると思いますが、肝心の成績は相手のあること。相当厳しくなりましたが、試合はまだ8試合あります。次のホームゲームは10月19日のバード。逆転4位以内をあきらめてはいけません。県民全員で夢を追いかけましょう。(M)

2008年09月06日

自民党総裁選

 自民党総裁選に衆院鳥取1区選出の前防衛相、石破茂氏が立候補の意向を表明し、鳥取県政界はにぎやかになっています。鳥取県選出の国会議員では初めてのチャレンジ。きょう(6日)は智頭町などで自民党の演説会が開かれ、地元に入った石破議員が熱弁を振るっています。
 5人以上が乱立の模様で、国民の注目を集める自民党に対して、民主党など野党側は埋没を懸念。石破議員の行動には「総選挙に向け名を売る行為」と冷ややかな反応です。鳥取1区は石破議員と元秘書の奥田保明元鳥取県議、共産党の岩永尚之氏の三つどもえ。石破、奥田両氏の師弟対決は全国的にも注目されそうです。
 選挙ムードが一気に高まってきました。選挙報道にご期待ください。(M)

2008年09月02日

政変は9月に起きる

 福田首相の辞任表明。びっくり仰天でした。急いで記者を呼び出し、地元の「衝撃」をまとめました。考えてみれば不思議なものです。2005年の9・11郵政選挙での自民大勝、06年の安倍首相誕生、07年の安倍首相辞任、福田首相誕生、そして08年は福田首相辞任、新首相誕生。ここしばらくの政局の変化はいずれも9月に起きているのです。3選が確実視されている民主党の小沢氏、そして自民党の新総裁・新首相が選ばれれば、総選挙という舞台の役者はそろいます。焦点は舞台の幕開け、総選挙がいつになるか、です。早ければ総合経済対策を決めて年内にも解散があるのでしょう。あるいは新年度予算を可決した後か。不気味なのは9月に政変が起きるというジンクスです。現衆院議員の任期は9月まで。任期いっぱいの総選挙であれば、再び9月に政変が…。(理)

2008年09月01日

親鸞

 人気作家、五木寛之さんの長編小説「親鸞」が1日付の日本海新聞と大阪日日新聞でスタートしました。親鸞といえば、浄土真宗の開祖、「歎異抄」、「善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」ぐらいしか連想しません。五木さんがどんな親鸞像を描くのか、非常に楽しみです。
 新聞小説の愛読者は多く、新聞社にも連載期間や次の小説などの問い合わせが相次いでいます。「親鸞」は1年間の長期連載を予定しています。ご期待ください。(M)